Alpecin-Fenixは、ジュリアン・ヴェルモートの契約をさらに1年間延長。
2020年シーズン一杯で、Cofidis, Solutions Créditsと契約の切れていたのを3月末にAlpecin-Fenixに拾って貰ったという経緯がある。
32歳となったヴェルモートは、3月末にチームに加わったが、コロナと感染症のトキソプラズマ症のためにデビューを延期しなければならない困難なシーズンだった。
1年契約
📢 @julienvermote has signed a 1-year contract extension, after what’s been the hardest year in his career.
Vermote had to postpone his debut a few times due to COVID-19 & toxoplasmosis. “I’m grateful to the team for believing in me.”
📲 Read his story: https://t.co/3Q541iyc8t pic.twitter.com/RbqBgkHCxO
— Alpecin-Fenix Cycling Team (@AlpecinFenix) December 7, 2021
ジュリアン・ヴェルモートは、2011年から2017年までクイックステップで走っていたスピードマン。
2018年から2年間Team Dimension Dataで走り、2020年はCofidis, Solutions Créditsで走っていた。だが、チームとの契約延長は得られず、どこからもオファーはない。
それでも、彼はあきらめず自費でスペインで個人合宿。引退という道を選ばなかった。そんな彼をAlpecin-Fenixは3月末に拾ってくれる。
この時の苦しかった時期をジュリアン・ヴェルモートは語っている。
5月に私はプライベートトレーニングキャンプのためにイタリアに行ったたが、数週間後に戻ったとき、基本的にはレースの準備ができていた。
だが、コロナに感染してしまう。それは打撃であり、血液検査でトキソプラズマ症であることが明らかになった後、さらに悪化した。
それは悪い組み合わせで、かなり長い間、身体的な影響を本当に感じた。しかし、精神的にも大変で、チームのない月よりもさらに大変だった。
せっかくチームに拾って貰ったのに、恩返し出来ないのではどうしようもない。
レースが出来ない
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ジュリアン・ヴェルモートは、感染症のために疲れ果ててしまい、トレーニングも出来ない状態。
8月に、チームは来年のために休養を取らせて感染から適切に回復させることに決める。結局、レースには出場していない。
全く走っていない選手を更に、1年契約してくれるというのは異例のことだろう。
ジュリアン・ヴェルモートは、ツール・ド・フランス4回、ジロ・デ・イタリアに3回出場している。キャリア3勝を上げており、2016世界選手権チームTTの優勝メンバーでもある。
これらの経験と実力を買ってのことだろう。来年こそ、実力を発揮する年となるはずだ。しっかりとチームに貢献することを期待しよう。
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