ティム・ウェレンスに何が起こっているのか?
昨年のツールもティム・ウェレンスはトレーニングのケガで逃がしている。
2019ツール・ド・フランスでは、第3ステージから第17ステージまで山岳賞ジャージをキープしていたティム・ウェレンスだが、今年もツールに出れない。
その理由なのだが、実は誰にも明確な理由が説明できない困った状態になっている。
必要ワット数
🎙️“At the moment, my body isn’t reacting to the training stimulus the way I want it to.”
Unfortunately, @Tim_Wellens won’t be at the start of the #TDF2021 and the Nationals on Sunday.
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— Lotto Soudal (@Lotto_Soudal) June 17, 2021
ティム・ウェレンスは、エトワール・ド・ベセージュで総合優勝。最終TTでも良い走りを見せた。
今年のティム・ウェレンスは、調子が良いなと思っていたのだけど。その後ティレーノ〜アドリアティコ で総合7位に入ったが、 クリテリウム・デュ・ドーフィネでは総合92位と一気に調子を崩してしまう。
その理由なのだが、チームドクターのスティーブン・ベックスもわかっていない。
この不確実性が、より一層の悩みの種になっている。ツールで活躍するために必要なワットは、今のところペダリングできない。また、その理由はわからない。
そして、不足しているものを探すために、非常に広範な血液分析を始めた。だが、血液検査では、特に大きな問題はない。
コロナテストも新たに行ったが、問題なし。今のところ、疲労の原因が何なのかは不明のままだ。
ウェレンス自身は、この失望をどう受け止めたのだろうか。
ティム・ウェレンスはすでに、秋のゴールに向けて精神的に準備している。ブエルタとビンクバンク・ツアーは、今考えている目標となる。
ただ、心拍数も正常ではなく、その結果、回復も芳しくない。
今、彼は理由も言えずにツールを見送らなければならない。その不確実性が、ティムにとってもチームにとっても余計に厄介なものとなっている。
何かの感染症なのか、食べ物によるものなのか。理由がわかるまで時間がかかりそうだ。
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