ジロ・デ・イタリアで失意のリタイヤをしてしまったエマヌエル・ブッフマン。
第15ステージのスタートしてすぐの大落車に巻き込まれてしまったのだ。
脳震盪の症状があるとレース続行は不可能。顔からも流血していたし。総合6位に位置していたのにジロを去らなけばならなかった。
そのエマヌエル・ブッフマンだが、予定になかったツール・ド・フランスへの出場が発表された。
プレッシャーは全くなし
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— BORA – hansgrohe (@BORAhansgrohe) June 10, 2021
この決定はイタリアのリヴィーニョでのトレーニングキャンプの後に下された。
エマヌエル・ブッフマンはチーム公式サイトで以下のように語っている。
ジロでの転倒は非常に悲惨だった。体調はとても良く、そこでは最前線に立つことができたと確信していた。
最初にこの後退に対処し、転倒による怪我を治さなければならなかった。モチベーションはそこにある。
先週、自分の立ち位置を確認するためにトレーニングキャンプに行った。膝は少し痛みがあったが、今はすべて大丈夫だ。
ツールで、トップの状態になれるかどうかだけを見ていく。特に、私のハイライトだったジロのように、何ヶ月も準備は出来ない。だから、全体の順位を目指しているわけではない。
プレッシャーをかけずに毎日ツールに参加したい。チャンスを生かして、可能な限りアグレッシブにドライブしたい。だからといって、最初から全体的な順位をあきらめる訳ではないが、準備ができたリーダーがいる。
ウィルコ・ケルデルマンは明らかにナンバーワンであり、必要に応じて全力でサポートする。
当初から、ツールは、2回の個人TT、そして3回の本格的山岳ステージでは実力が発揮できないのでジロに照準を合わせたという経緯がある。
だが、ジロで不本意なリタイヤとなってしまったこと。
更に、昨年も活躍したレナード・ケムナがツール・ド・フランスに出場出来ないのも大きな理由ではないだろうか?
ウィルコ・ケルデルマンの山岳アシストをレナード・ケムナに代わってりという理由も大きいはず。
ツールのメンバーは
BORA-hansgroheの場合、サガンのグリーンジャージを狙うという目標もある。そのため山岳でアシスト出来るライダーを連れて行くのにも人数の制限がある。
2019ツール総合4位のエマヌエル・ブッフマンは、今回のツールで総合が狙えなくても、ウィルコ・ケルデルマンのアシストとして山岳で活躍することは十分に可能だ。
現在のBORA-hansgroheのツールの暫定メンバーは
- エマヌエル・ブッフマン
- ニルス・ポリッツ
- マークス・ブルグハート
- サガン
- パトリック・コンラット
- パスカル・アッカーマン
- ウィルコ・ケルデルマン
パスカル・アッカーマンさサガンが入っているけど、どうするのかな?
まあ、エマヌエル・ブッフマンの、山岳での走りを期待しておこう。
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