ツール・ド・フランスでポイント賞ジャージを獲得したペーター・サガンは2018ロード世界選手権のためにブエルタ・ア・エスパーニャに参戦することを表明しました。
最後まで走るということはなくて世界選のためのトレーニングレースとなりそうです。
さて、4回目の世界チャンピオンとなれるのでしょうか?
今年の世界選手権は
2018年のロード世界選手権はオーストリアのインスブルックで開催される。
インスブルック(Innsbruck)は、オーストリア共和国の都市で、チロル州の州都である。
風光明媚な観光地として、またウィンタースポーツの地として世界的に知られており、1964年と1976年にオリンピックを開催したことでも知られてます。
世界選手権のコース
獲得標高差4,670mというクライマー向きのコースが設定されている。
コースの高低差を見ると、ギザギサ^^;
エリート男子はまずは、「グナーデンヴァルト」を含む90.6kmを走行。
上の図のイエローの部分です。
上の図のイエローの部分です。
その後、「イグルス」を含む小周回(23.9km)を6周する。それが上のオレンジの部分。
そして、最後に「イグルス」と「グラマルトボデン(距離2.8km/平均勾配11.5%)」を含む大周回(31km)を1周してゴールとなる。
走行距離は265kmで、1日の獲得標高差は4,670mにもなる。
最後の最大勾配が25%に達する「グラマルトボデン」からゴールまでは8.1kmしかありません。
25%なんて、普通上がるの無理じゃないですか~??
しかも、何度も峠を上がるコースでは足が徐々になくなることはまちがいなし。
険しい山岳コースで絞られた集団の中から生き残った選手だけがアルカンシェルを獲得する可能性が高いです。
サガン大丈夫?? 体重減らさないと!
サガンはブエルタに参戦
サガンは、世界選手権のために、ブエルタに参戦すること表明。
Hola España! 🚴 pic.twitter.com/O4rYSBw81n
— Peter Sagan (@petosagan) 2018年8月7日
サガン自身は、2017年の世界選手権のあとに、翌年のコース設定をみて「不可能なことはなにもない」と語っている。
この山岳コースでも、ニーバリと争ったことありますしね。チャンスはあると思っているんでしょう。
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サガンは、2015年のブエルタに出場しています。
そこで、第8ステージで大変な事故にあうことに。
第8ステージ残り約8.2kmの地点で後方から無謀な追い抜きを行ったモトバイクと接触し落車。
アタックを折って2番手で追走していたのに~。
左側の腰から脚にかけては火傷、左前腕筋肉内血腫を伴う打撲傷を負ってしまいます。
その後何とか復帰しゴールをしたサガンでしたが、翌日リタイアとなりました。
写真はそのゴールシーン。
サガンと接触したモトバイクの運転手は大会追放。サガンもちょっとあばれてしまってます。
ホテルに戻ってから、「自転車競技のイメージを損なう脅しや侮辱」を行ったとして自分に300スイスフランの罰金が課せられていることを知ったよ。もちろん罰金は支払うけど、正当な判定だとは思えない。
まあ、怒りますよね。因縁のあるブエルタ。無事に落車なしでゴールして貰いたいです。
サガンのレース予定
サガンは、ツール・ド・フランスのあとにポーランドツアー・BinckBankツアー・カナダのワンデイレースを経て、ブエルタに参戦すると言われています。
ブエルタのオープニングウイークには、スプリントレースとなるステージが3回登場。
その他のステージではカテゴリー1のフィニッシュを含む2つの上り坂もあります。世界選に向けての調整レースですね。
その後第9ステージまで参戦。その後は世界選手権にむけてのヨーロッパ選手権などに出場するのでないかと言われています。
ブエルタに出場するエース級は
リッチー・ポート(BMC Racing)
バルデルべとキンタナ(Movistar)
ファビオ・アル―(UAE Team Emirates)
サイモン・イェーツ(Mitchelton-Scott)
バーレン・メリダのニーバリは骨折の回復具合によって出場が決まるようです。
ツール・ド・フランスには選出されなかった新城選手は出れるでしょうかねえ~。
是非とも、新城選手には出場して貰いたいですね!
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