ロット・スーダルのベテランライダー、フィリップ・ジルベールはしばらく休養する。
3月31日開催のロンド・ファン・フラーンデレンも出場しない。
ジルベールは、モニュメント完全制覇のために、ミラノ~サンレモに参加したが72位でゴール。このレースでは久しぶりに膝に痛みを感じることなく走れたレースだった。
フィリップ・ジルベールは、2020ツール・ド・フランス第1ステージで膝蓋骨骨折している。
フィリップ・ジルベールが欠場理由について語っているので聞いてみよう。
精神的にも肉体的にも疲労が蓄積
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フィリップ・ジルベールは2017年のロンド・ファン・フラーンデレンで優勝している。だが、ミラノ~サンレモの後、E3 Saxo Bank Classic にヘント~ウェヴェルヘムはゴールすることなくリタイヤしている。
フィリップ・ジルベールはチームのサイトで以下のようにコメント。
全然調子が良くないので、今は休もうとチームで決めた。時間をかけて分析した結果、精神的にも肉体的にも少し疲れているというのが一番の説明となる。
昨年のツール・ド・フランスでの転倒の後、頑張りすぎたからでしょう。私は人間のままだ。
サイクリングをしていない週は、理学療法士や専門家などと一緒に仕事をしていたので、本当に休むことなく、たくさんのことをした。
結局、同じ膝での2度目の転倒を甘く見ていた。思っていた以上に重傷だった。あの時、もっとうまく2020年のシーズンを終えるべきだったのかもしれない。それを後悔している。
ミラノ~サンレモの前日は、本当に初めて膝の痛みを感じずにサイクリングできた日だった。つまり、わずか11日前のことだ。
今になってすべてを分析してみると、1月のトレーニングキャンプの時点で、すでにグループ平均よりも20〜30%は遅れていたことがわかった。
特にミラノ~サンレモに向けて自分にプレッシャーをかけていたので、その時にはすでに疑心暗鬼になっていた。私はそれについていくために、より懸命に、いや、あまりにも懸命に働いた。その後、身体的にはかなり進歩したが、それは早すぎたのかもしれない。
今、その代償を払っている。オンループ・ヘットニュースブラッドでは5位になったが、これは脚力よりも経験によるものだった。
結局、今シーズンは一度もトップになれなかった。もう改善しないので、「ストップ」が急務だ。それは普通ではない。
体はもうその仕事量を受け入れたくない。解決策は明確で「休むこと」。
私の考えでは、4~5日は自転車に触れず、落ち着いてトレーニングを続ける。アルデンヌクラシックはまだ可能性があるが、決めるのはまだ早い。
自分の頭の中に100%入っていなければならないし、レースの決勝で自分が役割を果たせていることを実感したい。だからこそ、私はこのスポーツをやっている。
膝の骨折からの復帰は簡単なことではなく、精神的にも肉体的にも疲れてしまったのがフランダースツアー欠場の理由のようだ。
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フィリップ・ジルベールは2018年にもツール・ド・フランス第16ステージで崖下に落車して膝を負傷している。
今回は、膝の2回目の負傷であり時間もかかってしまった。ツール以降レースに出場していたのも、回復を遅らせる原因になっていたようだ。
まあ、無理をしてはいけないということですね。まずは、ゆっくりと休んでジルベール本来の走りを取り戻して貰いたい。
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