昨年のUAEツアーで、アダム・イエーツは驚異的な記録で、ジュベル・ハフィート登頂の過去最速タイムを塗り替えていた。
この記録は当分破られないと思っていたのだけど~。
だが、今年この記録はタデイ・ポガチャルによって、あっさりと破られてしまう。
だが、第3ステージのコースのほとんどでアダム・イエーツが前を走っていたことを考えると、二人のレベルは別次元のグレードに進化しているとも言える。
最速記録
二人の戦いは、アダム・イェーツの再三のアタックによっても崩れなかった。昨年のステージではアダム・イェーツに遅れを取ったタデイ・ポガチャルだが、1年前よりも更に進化していることは間違いない。
ジュベル・ハフィートは、10.6kmの登坂距離で、平均勾配6.9%。最大勾配は10%を越えている。
クライミングレコードによると、タデイ・ポガチャルは25分57秒のav25.2km/hで公式記録を破ったと言う。
これまでの記録は、昨年のアダム・イェーツが記録した26分10秒。これを13秒も更新しているのだから凄い。
実際のStravaのセクションとは少し距離が違うので注意が必要だけど。
Pogačar vs Yates on Jebel Hafeet Part III definitely didn’t disappoint 💥
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🇦🇪 #UAETour pic.twitter.com/cI5ocQ4DqN— Velon CC (@VelonCC) February 23, 2021
これだけ記録を更新したのには、最後にスパートをかけたタデイ・ポガチャルの走りも貢献しているはず。
昨年はアダム・イェーツ一人で走っていたので、ラストスパートは今回ほどではない。
これまでの過去の記録は以下の通り。
こうやって、過去の記録を見てみると現在のレースのレベルがどんどん高くなっているのがわかる。
3位となったセルジオ・イギータ(EF Education – Nippo)とは48秒もタイム差が開いているのだから、二人のタイムは突出している。
ちなみにタデイ・ポガチャルは176cmで66kg。アダム・イェーツは173cmで58kg。アダム・イェーツのほうが、パワーウェイトレシオは今回高かったと言っても良いかな。
この二人は、再びUAEの第5ステージのジュベルジャイスの山頂フニッシュで再び激突する。今度は、どちらが速くゴールするのか見ものだ。
特に、アダム・イェーツはタデイ・ポガチャルを振り切れるのかに注目が集まる。
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