来年のサントス・ツアー・ダウンアンダーとグレートオーシャンロードレースは早々に中止と宣言されている。
これは海外からの渡航の場合、検疫期間が必要になることから開催が難しいと判断されたからだ。
だが、オーストラリア国内だけならばコロナの発生はかなり抑えられているようで、オーストラリア国内のNational Road Series 2020は開催されている。
この、ステージレースの最終日に大規模なクラッシュが発生している。その原因となったのは何だったのだろうか?
National Road Series 2020
National Road Series 2020は11月28日より開催されており、12月6日の第9ステージが最終日だった。
1周14kmのクリテリウムで行われた最終ステージは、かなり横風が強かった。
クラッシュが起こったのは、完全ではないがブランイドコーナーになっている部分で、白バイが停車していたのに、ライダーが気付かなったため。
写真では木が邪魔をして見えなかったと思われる。
最初のライダーは無事に回避したが、その後ろのCameron Scott (ARA-Pro Racing Sunshine Coast)は推定60km/hで激突。
次々とライダーが折り重なるようにクラッシュしてしまった。
キャメロン・スコットは骨盤骨折。だが、ベン・カーマン(Nero Continental)が最も重傷を負い、コースから空輸する必要があった。
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ベン・カーマンは、脛骨、腓骨、膝蓋骨を骨折し、手術を受ける前に一時的に医学的に誘発された昏睡状態に陥った。
写真では、手術が終わって目を覚ました状態。
皆さんの愛とサポートに感謝します。
今は目を覚まして手術から退院していますが、自分自身の損傷の程度については、まだ情報がありません。今のところ、少しの間入院することになりそうですが、元気に過ごしています。
まだ、自分のケガの状態について聞いていないようだ。
結局、男子レースは中止。女子レースはそのまま続行された。
繰り返される同じ事故
止まっているバイクにぶつかったといえば、ロンド・ファン・フラーンデレンでジュリアン・アラフィリップがバイクに衝突した事故が思い出される。
このときも、3番手につけていたジュリアンは、前が見えていなかった。
同じような事故は、何度も起きておりレムコも止まったバイクに衝突したことがある。
今回の場合には、警察官の白バイにぶつかっている。横風が吹いている場合には、道路の一方に集団が寄って進むので、60km/hも出ていたら縦一列で走っているはず。
バイクの止まる位置も考えて欲しかった。警察官だから、反対車線に止まることは心理的にも出来なかったのかもしれないけど。
これがバイクレースに精通しているサポートバイクならば集団が来る側に止まっていなかったかもしれない。
まあ、タラレバだけど。事故が起こらないに越したことはない。
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