ブエルタは第9ステージに続いて、第10ステージでもゴール後に順位が変わった。
当初、ゴール後にはプリモシュ・ログリッチが1位通過で10秒のボーナスタイムを獲得。これでリチャル・カラパスに対して3秒差となったと誰もが思っていた。
だが、ゴール後20分間の審議の結果、何故かプリモシュ・ログリッチがリチャル・カラパスと同タイムでマイヨロホを取り返した。
これには、誰もが何故かと思ったはず。その理由とは?
ゴール順位
上の写真で確認すると、ギヨーム・マルタンと後ろのジャスパー・フィリップセンとの間が少しあいている。
スプリントといえ、登りゴールであり同一の集団とはみなされなかった。8位のギヨーム・マルタンまでがプリモシュ・ログリッチと同タイム。
ジャスパー・フィリップセン以下の19人が3秒プラスとなる。これはゴール後20分たってから言い渡された。
同タイムとなったが、プリモシュ・ログリッチはステージ3勝目だったのでマイヨロホの着用はログリッチとなる。
だが、タイムギャップがそれほど大きかったとは言い難いのだけど。
リチャル・カラパスはアンドレイ・アマドールの強烈な引きで、登り前には先頭付近に位置していた。実際、ゴール手前まではトップグループにいる。
最終的には、タイミングよくスパートをかけたプリモシュ・ログリッチに対してカラパスは大きく遅れてしまう。カラパスの順位は14位。あと少し頑張っていればリードを保てていたのだけど。
マイヨロホを失ってしまったカラパスは
実際には、とても静かなステージだったが、フィナーレはとても緊張していた。フロントにいることに興味のあるチームがたくさんいる。
チームはフィナーレで再び素晴らしい仕事をしたが、ログリッチは強すぎた。
素直にログリッチの強さに完敗したと認めている。
それにしてもプリモシュ・ログリッチは強い!
第11ステージか、第12ステージの山岳で動くと思われていたが、まさか平坦ステージで追いつくとは。
第2週の終わりで、更にタイム差がつきそうなことは容易に想像できる。ユンボ・ヴィズマはトム・デュムランがリタイヤしているが、イネオスは、ブランドン・リベラにミハウ・ゴワシュの2人がリタイヤ。
二人いないために、平坦でのアシストにフルームが回っている。この2日間の山岳で誰がカラパスの山岳アシストが出来るだろうか?
イバン・ソーサの調子が上がってくれば良いけれど、アンドレイ・アマドールだけではユンボ・ヴィズマに対抗できないだろう。
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