男女のワールドツアーチームが参加するZwift Tour for All。5月4日から第1ステージが始まっている。
Zwift Tour for All第1ステージ
Zwift Tour for Allの最初のステージでは、9チームが参加。チームからは5人のライダーが出場し45名が53kmのフラットサーキットレースに挑戦。
メニューには6ラップがあり、各ラップの長さは8.8 km。途中でパンチのある上り坂、ライダーのホームトレーナーの抵抗を増やす石畳のセクション、中間のスプリントのあるコースだった。
15名の逃げからスプリント
今回の注目選手は、Alpecin-Fenixのマチュー・ファンデルプール。レース前半ではトップに立つ場面もあり、今回は最後までレース先頭付近で走っており、だいぶZwiftの走り方に慣れてきたようだ。
だが、今回優勝したのは意外な選手。
Israel Start-Up Nationからはダン・マーティンも出場していたが、勝ったのはIsrael Cycling Academyのコンチネンタルチームに所属するフリディ・オベット(Freddy Ovett) 26歳。
なんと、コンチネタルのライダーがワールドツアーライダーに勝ってしまった。
Freddy Ovett
フリディ・オベットはオーストラリア出身だが、ロックダウン中はジローナに残った。
彼が自転車を始めたのは4年半前の21歳の時。かなり遅咲きのライダー。父親は1980年のオリンピック800メートルチャンピオン。
当然、彼もランニングをしていた。
2018年にBMCにテスト生で入ったがチームは消滅。Australian Cycling Academy – Ride Sunshine Coastをへて2019年Israel Cycling Academyに8月1日よりテスト入団。
現在は、Israel Cycling Academyのコンチネンタルチームで走っている。
スプリントでマチューに勝っているが、それは少しタイミングの問題だ。数字を見ると、マチューはレース全体を通して私よりもずっとハードに走っていたと思う。おそらく彼はZwiftの経験が少ないからだ。
スプリントで勝てたのは父親譲りのランニングの素養もあったからに違いない。
自転車を初めてから4年半であり、これからワールドツアーへステップアップしていくことになるだろう。
フリディ・オベットは、ロックダウン中であっても自分達はスポンサーの広告塔でありアピールし続ける必要があると言う。
SNSで宣伝することも必要だと語っておりファンにもアピールすることを心掛けている。
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