コロナウイルスの影響で多くのレースがキャンセルや延期となっている。
このコロナウイルスの終息はいつになるのかわかっていない。この問題は、契約年に当たるライダーには大変困った問題となってくる。
来年の契約を勝ち取るにはしっかりと活躍してアピールしなければならないからだ。
コフィディスのクライマー、ジェスパー・ハンセンもその一人だ。
どれだけトレーニングすれば
ジェスパー・ハンセンは、デンマークの新聞に、次のレースに備えてトレーニングを続けているが、自分や他の多くのライダーは困難な状況にあると語った。
新しい契約を獲得するためにレースをしたいが、レースが止まってしまい本当に残念だ。どれだけトレーニングをしなければならないのか、本当に見当がつかない。
だから私はさまざまな距離を走っているだけで、次のレースの2〜3週間前に通知を受けることになっている。
その結果、ハードな間隔を空けることができることを期待している。
見通しがつかないので仕方ないが、ジェスパー・ハンセンのいるデンマークでも4月13日まで国境が封鎖される。
イタリアなどでは、プロは外で乗っても良いらしいけれど、デンマークはだめなのかな?
スポーツが出来る余地はないとニュースでは出ているので自転車も乗れないかもしれない。
デンマーク出身の世界チャンピオンマッズ・ピーダスンもパリ~ニースの最終ステージを走らずに急いで帰っているし。
3月19日現在で、デンマークでの発症は1,000人を越えている状態だ。
ジェスパー・ハンセン
29歳のジェスパー・ハンセンは、アスタナで2シーズン過ごした後、2019年にコフィディスに移籍。
2014年から2016年まで、彼はデンマークとロシアのワールドツアーチームであるTinkoff-Saxoに乗り、2015年のノルウェーツアーでステージ勝利と総合タイトルを獲得。
2019シーズンは病気で一時中断されたが、5月のツアー・オブ・カリフォルニアで総合7位とチームの期待に答えている。
今シーズン、彼は既にツール・ド・ラ・プロヴァンスに参戦しており、総合で30位。続いてUAEツアーに出場したが、コロナウイルスの関係で一週間以上ホテルに拘束された。
ジェスパー・ハンセンの春のプログラムは、ブエルタ・ア・カタルーニャ、ツール・ド・ロマンディ、ジロ・デ・イタリアが予定されていた。だが、レースはキャンセルまたは延期。
彼は、それらのレースで活躍してアピールする予定だったのだが。
チームの話では、早くても6月までレースを再開しないという話があった。
その場合には、延期されたレースの多くが クリテリウム・デュ・ドーフィネと並行して実施されることを期待する必要がある。
オリンピックのため、6月27日にスタートするツール・ド・フランスで、ヘンスンは7月にも多くの延期されたレースが開催されることを期待している。
彼はツール・ド・フランスのメンバーには入っていないからだ。
長い休憩の後、もちろん誰もがいくつかのレースを走ることに非常に熱心であり、ツールに私たち全員の余地がないため、それ以外のレースが必要になる。
ジェスパー・ハンセンの期待は6月からレースが再開されることだが、開催の3週間前には道路使用許可などを取っておかなければならない。
ツールの場合にも、6月の上旬には開催の目途が立っておかなければならないことになる。
契約年となっている選手には死活問題であり、早く終息の目途が立つことを願っておかないといけない。
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