UAEツアー第5ステージがまさか最終ステージとなるとは~。残念。
このステージの見どころは、最後の
誰が制するのかに絞られていた。確かに、最後の争いは素晴らしいドンパチ合戦で見ごたえがあった。それについて最後にラスト10kmからのフル動画を参考にして貰ったほうが良いだろう。
今回は逃げに参加したジェームス・ノックスについて見てみよう。
逃げに乗ったジェームス・ノックス
Making his comeback after 8 months of absence, @ChrisFroome shows he can still go hard. Here’s his data from the crosswind earlier:
⏱️Duration: 5’23
🚴♂️Avg Speed: 58.0 km/h
💨Max Speed: 67.8 km/h
⚡️Avg Power: 360W
💥Max Power: 860W
🌪️Avg Cadence: 99 rpm
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🇦🇪 #UAETour pic.twitter.com/mdZVjp5mEh— Velon CC (@VelonCC) February 27, 2020
平地でのパワーは凄く戻っているように思える。5分間の記録だけど、平均360Wで最大出力860W av58.0km/hとは~。
今日は5分遅れでゴールしたフルーム。チームメイトと一緒に上がったようだ。登りについてはパワーが戻るには時間かかりそうですね。
最初にジェームス・ノックスが逃げに乗った時に、なんで乗ったんだろうかと思っていた。かならず捕まるとわかっていながらなんでと?
ジェームス・ノックスは、昨年のブエルタ・ア・エスバーニャでは総合11位。同じくUAEツアーでも総合8位に入っている山岳クライマー。
今回のUAEツアーでは第3ステージの
では11分と大きく遅れてしまっていた。そのために逃げに入っても容認されたのだろうけれども、彼の目的は逃げるだけではなかったようだ。ジェームス・ノックスの目的は、あくまでもステージ優勝にあったのだ。
あらためて、
にいたるコースを見てみると。結構きつい勾配の所もあり、逃げるには道路幅も広くカーブによっては前が見えるので追う側には有利なコースだ。
だが、ジェームス・ノックスは一人となってもペースを維持。
1分ほどのタイム差を保ちながら逃げ続ける。だが、タデイ・ポガチャルがアタックをかけて集団を崩壊させた頃から一気にタイム差が縮まり始める。
結局152キロ逃げて、あとゴールまで3.5キロの地点まで逃げ続けた。最後は14位の1分4秒遅れ。
集団も計算して追いかけているのだから、捕まるのは当たり前なんだけれど惜しかった。熱くなる走りを見せてくれた。
ジェームス・ノックスは今後、オールラウンダーの選手としてチームを支えるライダーになることは間違いないだろう。
また、こんな素晴らしい走りを見せて貰いたいと思う。
tiz-cyclingのサイトではラスト10kmから見れます。
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