UAEツアー2日目はハッタダムへの登りで勝負の決まるコース。
ハッタダムへの登りで最初にスプリントを開始したのは、サム・ベネット。1車身ほど離されてカレブ・ユアンが追走。
すぐにサム・ベネットの真後ろに位置して抜くタイミングを伺っていた。サム・ベネットのスピードが衰えかけたところで、カレブ・ユアンは渾身の力で抜き去る。
この時のサム・ベネットの記録が上がってきたので紹介。実に1400Wで上がっていたというから驚きだ。
5秒間1400ワット
Second consecutive win @CalebEwan on Hatta Dam. #UAETour Congrats Caleb! pic.twitter.com/LxCQE3jaxd
— Lotto Soudal (@Lotto_Soudal) February 24, 2020
サム・ベネットはカレブ・ユアンに並ばれた時に少し足を緩めている。そして、最後は蛇行気味にゴール。
最後まで足が持たなかったことがわかるが、この時にサム・ベネットが出した記録は凄まじい。
Thanks to @VelonCC, we give you @Sammmy_Be’s impressive numbers on the explosive climb to Hatta Dam, at the end of #UAETour stage 2. pic.twitter.com/9Vb5bmxHpv
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) February 24, 2020
サム・ベネットは、実に14倍という最大出力で上がっていても勝てなかった。
サム・ベネットは178cmで73kg。カレブ・ユアンは165cmで65kg。
体重の軽いカレブ・ユアンのほうがパワーウェイトレシオは高かったと想像できる。一体どんなパワーを出しているのか!
最大勾配は20%以上あるのでは
最大勾配は17%となっているが実際はもっとあるかもしれない。下の記録はTeam Jumbo-Vismaのクーン・ボウマンのSTRAVA記録。
32位のクーン・ボウマンでも平均604Wで登っている。
STRAVAでは、勾配表の所にマウスを当てると距離、標高、勾配が出るのだがダムの頂上付近では勾配が20%を軽く超えていることがわかる。
来年以降、カレブ・ユアンに勝つには最大14倍以上のパワーで登らないと勝てないということがわかった。
ちょっとこんな出力で上がるライダーはいないかもしれないな。
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