2019世界選手権優勝のアネミエク・ファンフルーテンが2020年シーズンに向けて、2年連続で男性のミッチェルトンスコットトレーニングキャンプに招待された。
そこでのトレーニングの様子をSTRAVAやブログにアップしているので、女性世界チャンピオンの練習量を見てみよう。
ただ、一緒に走っているのは、アダム・イェーツ、ジャック・ヘイグ、アンドレイ・ゼイツなどの錚々たるメンバーであることに注意しておかなければならない。
毎日200kmオーバー
この時期、女性のチームメイトはオーストラリア人で、国内選手権ライドに行っているために一緒に練習出来ない。
2020オーストラリア選手権を制したアマンダ・スプラットも彼女のチームメイトだ。
チームメイトとグループライド出来ないニュージーランド出身のアアネミエク・ファンフルーテンは男性チームのキャンプに参加しているのだ。
キャンプは10日間。ここでは彼女の望む自分よりも速いペースで登りを走ることが出来る。ちぎれても、サポートカーがあるので安心だ。
ここで10日間の練習量を見てみよう。
ちょっとスマホでは見えないので、簡単に距離と獲得標高だけ記述してみると
- 1月5日 203.4km 3,661m
- 1月6日 221.6km 4,338m
- 1月7日 190.1km 3,725m
- 1月8日 114.3km 3,192m
- 1月9日 208.9km 3,248m
- 1月10日 休養
- 1月11日 237.1km 4,256m
- 1月12日 209.4km 3,900m
- 1月13日 200.1km 3,240m
- 1月14日 239.7km 2,960m
なんと9日間で、1,824.6kmと1日平均200kmオーバー!
男性チームはわかるけど、女性で毎日200k以上走るというのは凄過ぎる。しかも、平坦ではなく山岳コースを走っての距離なのでいかにスゴイかがわかる。
さすが世界チャンピオンだ!
男の子の一人
200キロのライドでは、昼食も取るのだがちゃんと準備されており快適なようだ。ただ、会話は車の話とか政治の話とかで、女性同士の会話とは違うことは当たり前。
女性だからといって彼女を登りで待つことはない。特別扱いはなく、全く一人の男性と同じ扱いをしている。
それも彼女にとっては心地よい。全力で彼らの後ろを追うだけだ。
イタリアでキャンプする前には、コロンビアで1か月トレーニング。男性エリートのミヒァエル・アルバジーニとジャック・ヘイグも一緒に行っていた。
イタリアでのキャンプが終わると、アネミエク・ファンフルーテンは4日ほど休養。
2020年のオムループヘットニースブラッドとストラーデビアンケでのキャンペーンを開始する前に、もう1つのトレーニングキャンプを行う。
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