来年もリッチー・ポートはウィランガヒルでの勝利を目指す。
リッチー・ポート(Trek – Segafredo)はここまで、ツアー・ダウンアンダーのクイーンステージであるウィランガヒルでは6連勝を飾っている。
2017年にはツアー・ダウンアンダーで総合優勝しており、来年で7回連続の出場となる。
世界チャンピオンとレース出場
リッチー・ポートは2008年にPratiesのコンチネンタルチームでツアー・ダウンアンダーに初出場。この時にはコンチネンタルチームながら総合9位となっている。
次に出場したのは2011年にSaxo Bank – Sungardからで、その時には総合33位と平凡な成績。
来年獲得すれば7連勝となり、これはもう驚異的な記録だ。
今回のツアー・ダウンアンダーでは2019世界チャンピオンを獲得したマッズ・ピーダスンも出場予定で、彼はリッチー・ポートのアシストと逃げでステージ勝利を狙う予定だ。
実に8倍と言われるパワーウエイトレシオを見せるリッチー・ポート。
残り3分は500Wで登り続ける!
62kgで172cmの彼の身体から信じられないほどのパワーをはじき出す。
2019年シーズンは、気管支炎で良いシーズンは送れなかった。
せっかく期待されて、TREKに移籍してきたのにチームも期待外れだっただろう。
TREKの残りの7人の出場メンバーはレースの開始近くに発表され、1月21日から26日までアデレードとその周辺で開催される。
ツール・ド・フランスのリーダーとして
Trek – Segafredoのジロ・デ・イタリアのリーダーはヴィンチェンツォ・ニバリ。彼はツール・ド・フランスをスキップして東京オリンピック金メダルを狙う。
そして、リッチー・ポートはバウケ・モレマと共にツール・ド・フランスでリーダーを務める。
だが、バウケ・モレマはあまりリーダー役を頑張ろうとは思っていない。どちらかというと彼はワンデイレースに焦点をあてているようだ。
そうなると、チームでツールの総合を狙うのはリッチー・ポートとなる。
だが、毎年ツアー・ダウンアンダーでは絶好調なのにその後が続かないのはどうしたものか。
世界チャンピオンである、マッズ・ピーダスンもツールに出場するが彼はアシストとなるだろう。彼の来年の目標は、ツアー・ダウンアンダーに続いて春のクラシックがターゲットとなる。
リッチー・ポートはツールではバウケ・モレマとマッズ・ピーダスンのアシストを受けるようになるだろうが、期待通りの走りが見せられるだろうか。
ウィランガヒルの登りでのパワーが見られれば間違いなく山岳でも活躍出来るはずなのだが。
リッチー・ポートも来シーズンは35歳となり、いつまでも若くない。来シーズンこそは、GCライダーとしての結果も残さないといけない正念場のシーズンとなるだろう。
コメント