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2027年ジロ・デ・イタリア全コース発表!個人TT56.9kmにモルティローロ2回、ガヴィア、ゾンコランが待つ山岳決戦

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2027年5月8日に開幕する第110回ジロ・デ・イタリアの全コースが発表された。

スタートはイタリア北東部のトリエステ。序盤にはスロベニアにも足を延ばし、イタリア各地を巡ってローマでフィナーレを迎える。

総距離3,418.9km、総獲得標高は約50,250m。2つの個人タイムトライアルと7つの山頂フィニッシュが設定された。なかでも注目されるのは、最終週に待ち受ける伝説的な山岳の数々だ。

 

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トリエステからスタート、スロベニアにも足を延ばす序盤

 

2027年大会は5月8日、トリエステで開幕する。

第1ステージはトリエステからスタートの172km。終盤40kmには3つの短い登坂が配置され、最初のマリア・ローザ争いはパンチャーや登坂力のあるスプリンターに向いた展開となりそうだ。

 

第1ステージ コースプロフィール photo giroditalia.it

初日からマリアローザの狙えるステージでは、パンチャーに勝機があるか。絶対に狙ってくるよね。

第2ステージはスロベニアの首都リュブリャナからコペルまでの166km。全区間がスロベニア国内で行われる。第1ステージも国境を越える区間を含み、グランデ・パルテンツァから隣国を走る構成となった。

第3ステージはイタリアに戻り、チェルヴィニャーノ・デル・フリウリからポッサーニョまでの163km。

序盤はパンチャー向けの展開が続くが、第4ステージではミサノ・アドリアティコのマルコ・シモンチェリ・サーキットにフィニッシュし、スプリンターにチャンスが訪れる。

最初の山頂フィニッシュは第5ステージ。フィラットラーノからサルナーノ・サッソテットまでの139kmで、獲得標高は約3,300m。13.1kmの登坂が総合争いの最初の試金石となる。

 

2つの個人タイムトライアルが総合争いを左右する

第7ステージ コースプロフィール photo giroditalia.it

 

2027年大会では、個人タイムトライアルが2回設定されたている。

第7ステージはスルモーナからカンポ・ディ・ジョーヴェまでの19.6km。後半は上り基調となり、平均勾配約5%の登坂を含む山岳タイムトライアルだ。単純な平坦TTとは異なり、登坂力とペース配分が問われる。

 

第15ステージ コースプロフィール photo giroditalia.it

 

もう一つは第15ステージのモンツァからミラノまでの37.3km。

こちらは平坦基調の長距離TTとなる。純粋なタイムトライアル能力に優れた選手にとって重要なステージであり、山岳を得意とする総合候補とのタイム差が広がる可能性もある。

山岳TTと平坦TTという性格の異なる2つの個人タイムトライアルが組み込まれたことで、総合優勝を狙う選手には登坂力だけでなく、時計との戦いにも対応できる総合力が求められる。

ツール・ド・フランスは71km。ジロも56.9km。これはレムコ・エヴェネプールやポール・セイシャスを呼び込むためかな。特にポール・セイシャスか。

 

第14ステージ、ピアーニ・ディ・ボッビオで山岳決戦

第14ステージ コースプロフィール photo giroditalia.it

 

第2週の終盤、第14ステージはカントゥ・アレーナからピアーニ・ディ・ボッビオ/ヴァルトルタまでの187km。獲得標高は約4,900mに達する厳しい山岳ステージだ。

ジロの名所として知られるジザッロ峠を通過し、その後も複数の登坂が続く。最後は平均勾配約9%、距離10.1kmのピアーニ・ディ・ボッビオへの上りでフィニッシュする。

翌日の第15ステージには37.3kmの個人タイムトライアルが待っている。山岳で消耗した選手にとっては、休む間もなく時計との戦いに臨むことになる。

この2ステージで総合争いのライダー上位が見えてくるはず。

 

第16ステージ、モルティローロ2回とガヴィア峠のクイーンステージ

第16ステージ コースプロフィール photo giroditalia.it

 

2027年ジロ最大の注目ステージは、第16ステージのソンドリオからアプリカまでの192kmだ。

このステージの獲得標高は約5,700m。全21ステージの中でも最も過酷な山岳ステージとして位置づけられている。

最大の特徴は、モルティローロを2回登り、さらにガヴィア峠を越える前例のない山岳構成だ。

モルティローロ峠は、マルコ・パンターニを称える「モンターニャ・パンターニ」に指定されている。山岳で数々の伝説を残したイタリアの英雄、マルコ・パンターニに敬意を表する、特別な登坂となる。

そして、ガヴィア峠が今年のチマコッピとなる。

チマコッピとは

ジロのコースの中で、その年に最も標高が高い峠に敬意を表す呼称で、1965年から制定されている。チマはイタリア語で峠を意味し、コッピは自転車史上最も偉大なチャンピオンであるイタリア人選手ファウスト・コッピからその名がとられている。

 

標高2,600mを超えるガヴィア峠は、2014年以来の登場となる。高標高の山岳を含むうえ、モルティローロを2度越えるため、選手の体力とチームの総合力が厳しく試される一日になる。

総合優勝争いにとって、このクイーンステージが最大の勝負どころとなる可能性が高い。

 

モンテ・ゾンコランが6年ぶりにジロへ帰還

第20ステージ コースプロフィール photo giroditalia.it

 

最終週のもう一つの大きな見どころは、第20ステージのポルデノーネからモンテ・ゾンコランまでの180kmだ。

ジロ屈指の難関として知られるモンテ・ゾンコランは、オヴァーロ側から登る。

登坂距離は10.1km、平均勾配は11.9%。最大勾配はさらに厳しく、選手を極限まで追い込む上りとなる。

ゾンコランがジロに登場するのは2021年以来6年ぶり。2018年にはクリス・フルームがオヴァーロ側からの頂上フィニッシュを制している。

このステージは最終週の土曜日に配置され、翌日の第21ステージはローマでの周回コースによる最終ステージとなる。つまり、ゾンコランでの戦いが終わった時点で、総合優勝争いの大勢が決まっている可能性がある。

2027年大会は、総獲得標高50,250m、7つの山頂フィニッシュ、2つの個人タイムトライアルという構成になった。

山岳でタイムを稼ぐクライマーと、タイムトライアルで差を縮める選手。どちらが優位に立つのか。ただ、第7ステージの個人タイムトライヤルは登りなので、やはりクライマーが有利となる。

2027年のジロは、最後まで総合力が問われる3週間になりそうだ。

 

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