2027年ツール・ド・フランスのコースが発表された。イギリス・スコットランドのエディンバラで開幕し、全21ステージ、総距離約3,479kmを走る大会となる。
今回のコースで注目したいのは、総合争いにも大きな影響を与えそうな個人タイムトライアルだ。Netcompany INEOSのオスカー・オンリーも、発表されたコースの中でこの種目に強い関心を示している。
果たして、2027年のツールは総合優勝争いにどのような変化をもたらすのだろうか。
オスカー・オンリー「タイムトライアルが大きな要因になる」
ツール・ド・フランスコース発表の場に呼ばれたNetcompany INEOSのオスカー・オンリーはインタビューに答えている。
Cycling Weeklyの取材に対し、オスカー・オンリーは、今回のコースではタイムトライアルが総合争いを決める「大きな要因」になるとの見方を示した。
毎年ツールには個人タイムトライアルがあるものの、今回は長く、比較的平坦なコースが2つ用意されている。そのため、選手によって異なるチャンスが生まれ、レース展開にも変化が出てくると考えている。
オスカー・オンリー自身も、チームがタイムトライアルに力を入れていることや、今年の機材セッティングに向けた取り組みを理由に、自分の走りにも自信を持っているという。
すでにチームでは、タイムトライアル用のセッティングをさらに検討する計画があることも明かした。
レムコは本当に喜ぶはず
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オスカー・オンリーが特に注目したのが、レムコ・エヴェネプールへの影響だ。
2027年のコースについて、オスカー・オンリーは「レムコは本当に喜ぶはず」とコメント。とりわけ、タイムトライアルが平坦なコースで行われることが、レムコ・エヴェネプールにとって大きな利点になると見ている。
レムコ・エヴェネプールは、個人タイムトライアルでは世界一だ。2026年のツールでも、第16ステージの個人タイムトライアルを制し、総合2位で大会を終えている。
長い平坦なTTが2つ設定された2027年のコースは、彼の持ち味を生かす機会になりそうだ。山岳でライバルにタイムを失ったとしても、タイムトライアルで差を縮める、あるいは先行する展開が考えられる。
ただし、レムコ・エヴェネプール本人が今回のコースについてどのような評価をしているのか、現時点では本人のコメントは確認できていない。今回紹介しているのは、あくまでオスカー・オンリーによる見方だ。
タイムトライアルの増加は総合争いを面白くする?

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2027年のツールは、山岳ステージだけで総合優勝が決まるとは限らないコースになってくれると面白い。
もちろん、タデイ・ポガチャルやヨナス・ヴィンゲゴーのように山岳で強さを発揮する選手にとっても、厳しい登坂ステージは重要になる。実際、最終週にはピレネーの山岳決戦が待ち受けている。
一方で、71kmに及ぶ個人タイムトライアルは、山岳でのタイム差を補う機会にもなり得る。
タイムトライアルで優位に立つ選手が、山岳でどこまでリードを守れるか。逆に、登坂力に優れた選手が平坦なTTでのタイム差をどこまで取り戻せるか。
こうした駆け引きが、2027年の総合争いを左右することになるかもしれない。
レムコ・エヴェネプールにとっては、持ち味を発揮できる舞台が整ったようにも見える。ただし、ツールの総合優勝を狙うには、タイムトライアルだけでなく、山岳での対応力や3週間を通じた安定感も欠かせない。
オスカー・オンリーの指摘どおり、タイムトライアルが総合争いの大きな要因になるのか。2027年のツール・ド・フランスは、コースの特徴を踏まえた選手同士の相性にも注目したい。
ちなみにオスカー・オンリーは、2025 ツール・ド・フランス第5ステージで23位。2分2秒もレムコ・エヴェネプールに引き離されている。
33kmでこれでは、71kmではどうなることやら。2年でレムコ・エヴェネプールはさらに進化している。TTが不得意なクライマーは、強化しないと上位には入れない。




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