2026 世界選手権男子エリート・ロードレースで、フランスはポール・セイシャスをエースに据え、序盤から集団を厳しい展開へと持ち込んだ。
ブルーノ・アルミライルが長時間にわたって強力に牽引し、最大8分まで開いた逃げとの差を徐々に縮めていった。
アルミライルが集団を破壊するほどの牽引
フランス代表は、ポール・セイシャスのために徹底したレースを組み立てていた。
序盤には逃げ集団が形成され、最大で8分ほどのタイム差が開いた。しかしモントリオールのサーキットに入ると、フランスが集団の前方に出てペースを引き上げる。
その中心となったのがブルーノ・アルミライルだった。
アルミライルは最終12周のサーキットで長時間にわたって集団を牽引。フランスは逃げを一人ずつ捕まえながら集団を削り、セイシャスが勝負できる状況を作り出していった。
その結果、セイシャスは終盤まで優勝争いに残った。しかし、レースはフランスの計画通りには終わらなかった。
残り約3.7km。最後の勝負が始まろうとしたところで、セイシャスの左脚を痙攣が襲った。ペースを維持できなくなり、先頭グループから徐々に遅れていく。
セイシャスは最終的に15位でフィニッシュした。
人生で初めて足がつった
レース後のセイシャスは、チームメートがすべてを出し切って自分を支えてくれたことを強調しながら、自身の結果を悔やんだ。
そして原因について、自分自身の判断に責任があると認めた。
「ああ、あまり話したくない気分だ。今日自分がやってしまったことは本当に恥ずかしい。あんな風に足をつるなんて、子供みたいなミスだ。
自転車に乗っていて足をつったことなんて、今までの人生で一度もなかった。今日こんなミスをしてしまい、ものすごく失望している。
自分自身に対してもそうだし、信じられないほど素晴らしい仕事をしてくれたフランス代表チーム全体に対しても申し訳ない。彼らはもっと良いリーダーにふさわしい」と表現した。
フランス代表のトマ・ヴォクレール監督も、アルミライルを使った作戦そのものについては「やるべきことをやった」と説明。
一方で、レースが想定以上の激しさとなり、セイシャスが早い段階で孤立してしまったことを認めている。
8分の逃げを追い、アルミライルが集団を削り、セイシャスを最後まで勝負できる位置に残した。
フランスの作戦は、少なくとも終盤まで機能していた。しかし、最後の3kmでエースを襲った痙攣によって、セイシャスは世界王者の座を争うことができなくなった。
チームが完璧に準備した舞台で、最後に勝敗を分けたのは、わずかな身体の限界だった。
個人タイムトライヤルでは、銅メダル。しかし、ロードでは洗礼を受けた。だが、まだ20歳だ。このミスを再びおかさないようすれば勝利に近づくのは間違いない。



コメント
残り2周の登坂のあたりで既に脚が攣りかけていたように見受けられました。(日本の実況でも言及されていた)
やはり250kmを超えるような長距離レースはまた別物ですねぇ。これも勉強か。