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パリ〜ルーベ制覇へ タデイ・ポガチャルが投入する極限のエアロバイクセッティング

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ミラノ~サンレモを落車しながらも制覇したタデイ・ポガチャル。

こうなると残る目標となるモニュメントはパリ~ルーベの制覇だけとなる。パリ〜ルーベでの勝利を目指すタデイ・ポガチャルが、北の地獄に向けた機材のセットアップを大幅に変更したことが明らかになった。

これまでの石畳レースで愛用してきたオールラウンドモデルではなく、最新のエアロロードバイクの限界を押し広げるような極端なセッティングを施し、空力と走破性の両立を図っている。

 

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Colnago Y1Rsをパリ~ルーベで使用か?

 
 
 
 
 
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ポガチャルの新しいパリ〜ルーベ用セットアップで最も注目すべき変更点は、フレームの選択だ。

これまでのロンド・ファン・フラーンデレンや過去のパリ〜ルーベでは、オールラウンドモデルである「V4Rs」や「V5Rs」を主に使用していたが、今回は最速を追求した最新エアロロードの「Colnago Y1Rs」を投入する。

山岳に続いて、石畳でも使うということだ。

 

 

Y1Rsは平坦や独走での圧倒的な空力性能を誇る一方で、メーカー公式のタイヤクリアランスは30mmとされており、近年のパリ〜ルーベで主流となっている32mm以上の太いタイヤを履かせるには物理的な限界があると考えられていた。

しかしチームメカニックの証言や最新のセットアップ状況から、ポガチャルはこのエアロフレームのクリアランスぎりぎりまで極限に太いチューブレスタイヤを押し込み、石畳での衝撃吸収性と平坦区間での空力アドバンテージの両方を妥協なく追求する構えだ。

ミラノ~サンレモでは30mmではなく28mmを使ったと言われているけれど、パリ~ルーベでは32mm以上。推測では35mmと考えられているけど入るんだろうか。

さらに駆動系においても大きな決断を下している。ポガチャルは今季のミラノ〜サンレモでも実戦投入したフロントシングル(1x)ドライブトレインをパリ〜ルーベでも採用する。

下記記事にはフレームのひび割れの画像を追記。

 

フロントディレイラーを完全に排除し、Carbon-Ti製の専用チェーンリングを組み合わせる。これにより、軽量化とさらなる空気抵抗の削減を実現しつつ、荒れた石畳の振動によるチェーントラブルのリスクを最小限に抑える狙いがある。

 

Image credit: chan

 

細かいパーツ類にも、過酷な石畳を見据えた堅実な変更が加えられている。普段使用している3Dプリント製のエアロコンピューターマウントは、激しい振動による破損リスクを軽減するため、ブロンズアルマイト処理が施された強固な合金製マウントに交換されている。

また、ブラケットのフード周りにはバーテープが二重に巻かれており、これはパリ〜ルーベでは一般的な対策だが、通常のクラシックレースではあまり見られない仕様だ。

2025 パリ~ルーベで、血が滲んでいたRichard Milleの時計も、スマートウォッチに変えるかもしれない。

そのため、レース当日は時計を着用しないか、2025年にブレーキレバーの裏側に緩衝材を追加した時のように、手首に保護パッドを当てて安全性を高める対策をとる可能性が高い。

 

今回準備されたこれらの極端な石畳専用セットアップは、パリ〜ルーベ本番だけでなく、事前のロンド・ファン・フラーンデレンでも実戦テストとして投入されるのではないかと考えられている。

ホイールはお馴染みのENVE SES 4.5を継続して使用するとみられるが、エアロフレームのY1Rs、限界まで太くしたタイヤ、フロントシングル、そして細部にわたる振動対策という組み合わせは、これまでの彼のクラシック向けバイクとは一線を画す、究極の高速巡航仕様となっている。

昨年も落車がなければゴールスプリントとなっていたはず。マチュー・ファンデルプールにアクシデントがないとは限らない。いつ、タデイ・ポガチャルが勝ってもおかしくないのだ。

グランツール総合優勝から、モニュメント完全制覇に向けてタデイ・ポガチャルは装備においても余念がない。

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