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メタボ体型のお父さんが、数年でeスポーツ世界代表に ニール・フライエットが証明した「継続の力」

海外情報
Image credit: chan
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年齢的にもう速くなれない、仕事が忙しくて練習できない、最近お腹が出てきた……。

そんな言い訳を並べてしまっている全サイクリストに、ぜひ読んでほしい記事がCyclingWeeklyに掲載された。

主役はニール・フライエット(Neal Fryett)。かつてはどこにでもいる「ちょっと小太りなお父さん(Dad Bod)」だった彼が、40代にしてUCIサイクリングeスポーツ世界選手権の舞台で戦うトップアスリートへと変貌を遂げた物語だ。

 

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メタボおじさん

 
 
 
 
 
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高校と大学時代、フライエットは競技ランナーとして800m(自己ベスト1分51秒)を得意としていた。大学卒業後も数年間、クラブ・ノースウェストとニューヨーク・アスレティック・クラブで競技を続けたが、「それは現実的なキャリアパスではなかった」と語る。

そこでフライエットは陸上競技を諦め、情報技術と経済学の分野でのキャリアに専念するため、走ることから離れた。

その頃にコロナが蔓延。彼は特に健康的な生活を送っていなかった。ある日、パートナーが彼の「だんだん大きくなるお父さん体型」について一言言った。「パパ、ボディが成長してきた」

それだけで彼は運動好きだった頃の自分を取り戻すきっかけを得たのだ。

彼は自転車を購入し、シアトル周辺を走り始めた。特に計画はなく、コロナ禍で世界は停止状態だった。「外で自転車に乗ってもいいのかさえわからなかった」とフライエットは最初の外出を振り返る。

しかしある日、フライエットはシアトルの丘で同じサイクリストに出会った。二人はコミュニティやレース、パンデミックで止まってしまったあらゆるものについて語り合った。対面での集まりは禁止されていたが、人々はバーチャルワールドのZwiftに集まっていたのだ。

バーチャルサイクリングが、彼の人生を一変させる。 実走のレースとは異なり、落車のリスクがなく、短時間で高強度のトレーニングが可能なeスポーツの世界。

彼はそのゲーム性と、ワット数が向上していく喜びにのめり込み始めた。仮想アバターに完敗する日々だったが、新たに築いたコミュニティと共にZwiftすることは、健康と心の安定を見つける手段となっていた。

2021年末に初めてZwiftレースに参加する。間もなくZwift・プレミアディビジョンのチームにメールを送り、チームの一員になることを申し込んだのである。

だが、どのチームも断った。この判断は後になって多くの関係者に後悔を招くことになる。ただ一つ例外があった——Velocioチームだ。

フライエットはVelocioチームに加入し、間もなく初のトップレベルZwiftレースに出場した。いや、これは偶然勝ち始める超才能あるティーンエイジャーの話ではない。

フライエットは初出場のプレミアレースで完膚なきまでに叩きのめされたのだ。41歳で世界最高の室内サイクリストたちと競うのは気が遠くなるほどだったが、フライエットは挫けなかった。

「年間を通したトレーニングを始め、コーチを雇い、夏には大量のトレーニングを積み重ねた」と彼は語る。

冬には集中的なトレーニングブロックでこれを補強した。しかし同時に、第一子の誕生を控え、拡大する家族はアメリカで最も競争の激しい不動産市場の一つでの引っ越しを検討していた。

それでも、これらの要因は彼の進歩を止めることはなかった。

 

USAチャンピオン

 
 
 
 
 
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その後数年間、フライエットは公式認定のZwiftレースにおける頂点イベントであるZwift Gamesで複数回優勝し、UCI eスポーツ世界選手権に米国代表として2度出場した。

46歳のフライエットは、Alpecin-DeceuninckやBahrain Victoriousから出場した現役・元ワールドツアー選手を含む2025年世界選手権において、圧倒的な最年長選手として出場。7位でフィニッシュした。

40代の彼が「最も凶暴な(fiercest)競技者」として恐れられていること自体が、痛快な事実だ。

 

 

 

ただ、そのパワーと集中したトレーニングは少しStravaを覗いただけでわかる。すべてのインターバルは、特定のケイデンスに至るまで、綿密に計画されている。

セッションの中には、700ワットで1分間のインターバルを複数回行うものもある。それも複数回。しかも、これはワークアウトのほんの半分に過ぎない。

彼と同等の集中力と献身性を持つeスポーツ選手はごくわずかしかおらず、その一人が三度の世界王者ジェイソン・オズボーンだ。

フライエットもオズボーンも、比類なき苦痛耐性を備えている。彼らは最大心拍数を15分間も維持し続けられるように見える。

ただ世界選手権のアブダビは地球の裏側なので、時差ぼけの解消方法がわからず調子を崩すことが多いと。現在問題解決に苦心している。

 

フライエットのストーリーは、私たちに3つのことを教えてくれる。

  • 40代からでもフィジカルは劇的に向上する
  • eスポーツは平等のチャンスを与える
  • 「普通のお父さん」でもヒーローになれる

 

仕事や家庭があっても、情熱があれば頂点を目指せる。 もしあなたが今、自分の限界を感じているなら、フライエットのことを思い出そう。ただ、夜中におきてレースしたりする必要もあるので根性が必要。

 

必要なのは高価な機材ではなく、ローラー台に乗る「一歩」だけなのかもしれない。ただ、あとは続ける努力と気力だ。

 

 

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