2025年からLidl – Trek Future Racingに所属していた元MotoGPライダーのアレイシ・エスパルガロ。
アレイシ・エスパルガロ(36歳)は、Lidl-Trekとの関係を継続するが、2026年シーズンは自転車競技者としてレースには参戦しないことが明らかになった。
経緯と決断の背景
この投稿をInstagramで見る
アレイシ・エスパルガロは、2024年のMotoGPフルタイム引退後、同年末にLidl-Trekと契約し、2025年にプロサイクリストとしてのキャリアをスタートさせるという異例の転身を果たした。
2025年シーズンは、スペインのUCI Gravel World Series MEで7位。2025 ツアー・オブ・オーストリアに出場したけれど、第3ステージで落車しリタイヤしている。
アイザック・デルトロが勝利した2025 サーキット・デ・ゲッチョ・メモリアル・リカルドオチョアにも出場。57位でゴール。
アレイシ・エスパルガロはフルタイムのMotoGPライダーからは引退したものの、ホンダHRCのテストライダーとしての活動を続けている。
彼は、自転車競技のキャリアとホンダでのテストライダーの役割を両立させることが困難であると悟ったと述べている。
特に9月初旬、自転車での落車による椎骨骨折を負った状態でテストに現れた際、ホンダのチームマネージャーであるアルベルト・プーチ氏から「ホンダは特別な場所であり、もっと集中すべきだ」と指摘を受けている。
これが転機となった。アレイシ・エスパルガロは
「彼が完全に正しかった。私が間違っていたのだろう。私は2つの世界を両立できると考えていたが、それは不可能だ。」と語っている。
また、直近の2ヶ月間はテストのためにマレーシアに滞在しており、ほとんど自転車に乗れていない状況も続いていた。
アレイシ・エスパルガロは、Lidl – Trekのアンバサダーとしてチームに残るが、サイクリストとしてロードレースに出ることはない。
MotoGPへのレース参戦は、ホンダのテストライダーとしてのワイルドカード参戦という形で行われている。
やはり、両方の世界で活躍を続けるというのは物理的にも時間的にも難しい。Lidl – Trekでは時間のある時にトレーニングに参加、イベント参加などになりそうだ。




コメント