Canyon Grizlは、グラベルロードとマウンテンバイクのギャップを埋めるために2021年に登場。
今回のバージョンアップでは、グラベルだけでなくアドベンチャーライドも可能なバイクに仕上がっている。
なんといっても特徴は奇妙な形をしたFull Mountyコクピットハンドルバーだ。もう一つは、Grizlの発表に合わせて、ハブダイナモ、内蔵バッテリー、ライト、USB-C出力を組み合わせた新しいECLIPSシステムだ。
新しいフルマウントのハンドルバーに装着可能で、走行中はもちろん、停車中でも電気が切れることない。
Grizlは2種類のシリーズを展開。
- Grizl OG 万能グラベルバイク(Original Gravellerの略)
- Grizl Escape アドベンチャーライド
Grizl OGは従来の発展形。Grizl Escapeは、より冒険に特化したバイクとしてFull Mountyコクピットを搭載している。
Canyon Grizl Adventureグラベルバイク
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Full Mountyコクピット
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Canyonは二階建てのハンドルバーとか出していたけれど、今回のFull Mountyはより実用的。コクピットは31.8mmのアルミバーとマウントスペース用のクラスバーで構成されている。
これだけのスペースがあると、ライト、メーター、フロントバックなどの取り付けも容易となる。トライアスロンのようにバーをもって走ることも出来るだろう。
サイズは4種類。
- 幅420mm、リーチ50mm
- 幅420mm、リーチ60mm
- 幅440mm、リーチ60mm
- 幅440mm、リーチ70mm
このコクピットはGrizl Escapeのみに標準装備。Grizl OGにはHB0067バーが装備されている。
ECLIPSパワーシステム
ECLIPSはEndless Charge & Lighting Integrated Power System(エンドレスチャージ&ライトニング統合パワーシステム)の略称。
時速 15km以上で走行しているときにフロントライトとリアライトの両方に電力を供給し、時速 20km以上で12%以上のバッテリー充電率を実現する。つまり、この速度を維持すれば、約8時間でバッテリーを完全に充電できる。
走りながら充電できるので、冒険の最中に暗闇に置き去りにされることはない。停止中も使えるので夜間にはとても便利なシステムとなる。たんなるハブダイナモだけではないのだ。
ECLIPSは、移動によって生み出されるエネルギーを、常に、効率的かつスマートに、必要な場所へ導く複合システムとなっている。
詳しい説明は公式サイトでご覧ください。
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