UCIは6月12日に公式サイトで、レースカレンダーの承認、技術ルールの変更、そして前シーズンのUCIプロチームの上位3チームが、3つのグランツールを含むすべてのワールドツアーレースに自動的に招待されることを発表。
UCIは、プロサイクリング評議会(PCC)の勧告に基づき、運営委員会の会合後にこれを発表している。
UCIワールドツアーへのチーム参加
すでに2025年はグランツールで3つのワイルドカードが付与される。つまり23チームが出場することになる。
2026年からは少し状況が異なる。前シーズンのUCIプロチームの上位3チームが、3つのグランツールを含むすべてのワールドツアーレースに自動的に招待されるようになるのだ。
グランツールやその他のステージレースの主催者は、今年のように3チームではなく2チームのワイルドカード枠を付与することもある。
2025年のUCIランキングでは、Uno-X Mobility、Cofidis、Tudor Pro Cyclingの3チームが暫定的にプロチームのトップ3につけている。
現在の順位が維持されれば、各チームはワールドツアー全レースでワイルドカード出場権を獲得することになる。これまで、最終ランキング3位(2024年はUno-X Mobility)は、ワールドツアーのワンデーレースへの自動招待のみを受けていた。
これはプロチームにとってはグッドニュースだ。ワールドチームでは予算が沢山必要だけどプロチームのままでワールドツアーレースに出れるのならば、予算の少ないチームは非常に助かる。
さらにグランドツアーに出場できるならば、スポンサーも資金を出してくれる可能性は非常に高くなる。
また、UCI経営委員会は、ロードサイクリングが新たな投資家を引き付けていることを歓迎しつつも、話題となっているOneCyclingプロジェクトをUCIウィメンズワールドツアーおよびUCIワールドツアーカレンダーに含めるという要請には応じないことを全会一致で決定している。
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