2025 ボルタNXTクラシック　オランダのワンデーレースを勝ち取ったのは?

2023年までボルタ・リンブルグ・クラシック、2024年からボルタNXTクラシックとレース名が変更。Volta NXT Classic(1.1)

1993年までヘル・ファン・ヘット・メルヘラントと呼ばれていた。マアチュアレースから始まったが、1993年からプロレースに。

リンブルフのエネルギー会社であるVoltaLimburgが10年間レーススポンサーとなっている。

 

過去の優勝者

• 2024   ティモ・キーリッヒ
• 2023   カーデン・グローブス
• 2022  アルノー・デリー
• 2019   パトリック・ミュラー
• 2018   ヤン・トラトニク
• 2017   マルコ・カノーラ
• 2016   フローリス・ヘルツ
• 2015　シュテファン・キュング
• 2014   モレノ・ホフラン
• 2013   リュディガー・ゼーリッヒ

 

アイスデン～アイスデン　192.2km

 

オランダのリンブルフ州アイスデンでスタートとゴールとなる。

途中で38か所以上の登りがあり、獲得標高は2,340mとなる。3つのループを走る。オランダだけど、坂のあるコースだ。

 

注目のライダーは

• Alpecin – Deceuninck  スタン・ファントリヒト
• Intermarché – Wanty　ヘルベン・タイッセン、アルネ・マリット
• Team Visma | Lease a Bike　ニクラス・ベーレンス、ヨルゲン・ノルドハーゲン
• Lotto　ミラン・メンテン
• Unibet Tietema Rockets　ルカーシュ・クビシュ
• Israel Premier Tech Academy　ユーゴ・オフステテール　

 

スタート

今回Team Picnic PostNLの開発チームから出ていフランク・ファン・デン・ブルックがレース前インタビューを受けていた。昨年はツアー・オブ・ターキー総合優勝を決めている。キャリア3勝。

 

3人の逃げ

3人が逃げている。

1.  Appel Stijn (BEAT Cycling Club)
2.  Vandenbulcke Alex (Tarteletto – Isorex)
3.  Hayma Karst (Metec – SOLARWATT p/b Mantel)

 

残り100kmで逃げは捕まっている。

 

残り92.6km。Soudal Quick-Step Devo Teamのフェデリコ・サヴィーノが単独アタック。

 

フェデリコ・サヴィーノは、20歳のイタリア人。192cmもあるので自転車が小さく見える。

 

4人が集団からわずかに出ている。これはすぐに捕まる。

 

残り82.2kmでフェデリコ・サヴィーノは捕まる。

 

Team Visma | Lease a Bikeのニクラス・ベーレンスは集団最後尾当たりにいる。

 

残り75.5kmで4人がスモールギャップ。

1. フランク・ファン・デン・ブルック　Team dsm-firmenich PostNL
2. ロベ・ドント　Team Picnic PostNL
3. アーロン・ドックス　Alpecin-Deceuninck developer Team
4. イェル・ヨハニンク Unibet Tietema Rockets

 

あら～、もう捕まってしまった。優勝候補の一人であるフランク・ファン・デン・ブルックが入っていたら許して貰えない。

 

Intermarché – Wantyのヘルベン・タイッセンは集団から切れそう。スプリントに参加できるのか。

 

残り2周

集団のままフニッシュライン通過。

 

こちらは女子レースの先頭集団。

 

集団が割れている。

 

Unibet Tietema Rocketsは回せ回せと。

 

長いCMがあけると二人が逃げている。

 

残り53.3km。

1. ミラン・ランホフ　Team Flanders – Baloise
2. ニクラス・ラーセン　BHS – PL Beton Bornholm

 

ニクラス・ラーセンは、昨年までUno-X Mobilityで走っていた。2019 ツアー・オブ・デンマーク総合優勝している。

 

Alpecin-Deceuninckのエースナンバーをつけているスタン・ファントリヒトは集団後方。

 

残り47.7km。タイム差は28秒と開く。

 

Soudal – Quick Stepの開発チームのマタイス・デ・クレルクが20秒差。後方から2人追走が追いつきそう。

 

追走はIntermarché – Wantyのライアン・カンプとUnibet Tietema Rocketsのイェル・ヨハニンク。

 

追走がまとまる。

1. ライアン・カンプ　Intermarché – Wanty
2. イェル・ヨハニンク　Unibet Tietema Rockets
3. マタイス・デ・クレルク　Soudal Quick-Step Devo Team

 

先頭にイェル・ヨハニンクが追いつく。

 

先頭は4人に。

1. ミラン・ランホフ　Team Flanders – Baloise
2. ニクラス・ラーセン　BHS – PL Beton Bornholm
3. イェル・ヨハニンク　Unibet Tietema Rockets
4. マタイス・デ・クレルク　Soudal Quick-Step Devo Team

 

残り24.6km。集団はAlpecin-Deceuninckが引いている。タイム差は30秒。

 

残り22.1km。先頭4人は登りに。

 

追走が2人。Team Picnic PostNLのフランク・ファン・デン・ブルックだ。

 

フランク・ファン・デン・ブルックが追いついた。

1. フランク・ファン・デン・ブルック　Team Picnic PostNL
2. ディオン・スミス　Intermarché – Wanty
3. ミラン・ランホフ　Team Flanders – Baloise
4. ニクラス・ラーセン　BHS – PL Beton Bornholm
5. イェル・ヨハニンク　Unibet Tietema Rockets
6. マタイス・デ・クレルク　Soudal Quick-Step Devo Team

 

残り16.4kmで20秒差。

 

集団も大人数が残っているわけではない。

 

先頭は登りに。

 

残り13.5km。Unibet Tietema Rocketsのイェル・ヨハニンクが抜け出しをはかる。

 

フランク・ファン・デン・ブルックか引き戻す。

 

残り9.4km。後ろにチラチラ集団が見えているのだけど、一気には近づいてこない。

 

残り1周

約10秒差で通過。

 

残り5.1km。Lottoの開発チームが集団を引く。これで追いつくのか。

 

残り4.6km。集団がまとまらなければ逃げ切れるかも。

 

残り3.1km。集団は見えているけど追いつかない。

 

残り2.3km。これはこの中から勝者がでそうだ。

 

残り900m。

 

Team Flanders – Baloiseのミラン・ランホフがアタック!

 

ミラン・ランホフが伸びる。

 

残り150m。

 

残り100mでミラン・ランホフが先頭。

 

Intermarché – Wantyのデオン・スミスが追い込む。

 

デオン・スミスの後ろからフランク・ファン・デン・ブルックが追い込む。

 

ゴールで並んだが～。

 

デオン・スミスが手をあげている。

 

デオン・スミスが勝利だ!

 

フランク・ファン・デン・ブルック届かず～。Intermarché – Wantyは今シーズンの1勝目となった。

 

デオン・スミスは2020 コッパ・サバティーニ以来、5年振りのキャリア2勝目となった。2位はフランク・ファン・デン・ブルック、3位に昨年までUno-X Mobilityのニクラス・ラーセンが入っている。

 

リザルト

優勝したIntermarché – Wantyのデオン・スミス(チーム公式サイトより)

このボルタNXTクラシックには強力なチームで臨み、レースの結果次第では自分も結果を残すためにレースをする機会を与えられた。

決勝では集団の人数に余裕があったので、迷わずフランク・ファン・デン・ブルックのアタックについて行った。 昨日のコース偵察で、追い風のおかげで逃げ切れるチャンスがあることを知った。

後ろの集団にはスプリンターのアルネ・マリットがいて、完璧な状況だった。 コッパ・サバティーニでの最後の勝利がもう5年も前のことなのに、どうして決勝で落ち着いていられたのかわからない。

ここ数年、私はサポート役として成長し、このような状況に対処する習慣を失っていた。 今日、それができたことは本当にうれしい。 また、インターマルチェ・ワンティにこの勝利を提供できたこともとても嬉しい。

シーズン序盤は病気や転倒が多く、荒れたスタートを切ったが、今は徐々に力をつけてきている。 ジロ・デ・イタリアへのステップアップを前に、シーズン序盤をこれ以上ない形で終えることができた。

 

2位　Team Picnic PostNLのフランク・ファン・デン・ブルック

スプリンターズレースになったと思う。 特にAlpecin-DeceuninckとLottoはスプリントを狙っていた。正しい方向に向かっている。 カタルーニャ・ツアーではとても良い1週間だった。 やっと少し調子が上がってきた感じだ。

最終的にスプリント勝負に持ち込まれた6人の逃げ集団で、実際にどれほどの強さを感じたのだろうか？

先頭集団でハイペースを保つことができたと思う。 それも、集団より前にいるためには本当に必要なことだった。 その差は10〜15秒くらいだった。

アタックするほどの力は感じられなかった。 痙攣が少し出てきていたけれど、スプリントには十分だった。 スプリントではそれほどチャンスを与えられなかった。

僕は1年間、イェル・ヨハニンクとチームメイトだったから、彼がタフなレースの後でもいいスプリントを見せることは知っている。 ただ、彼は少しスプリントでもたつき、コーナーからまた長いスプリントになった。 これが私たちが獲得できる最高点だった。

 

3位　ニクラス・ラーセン　BHS – PL Beton Bornholm