2024 ベットシティ・エルフシュテデンレース　ついに!

2023年から1クラスに昇格したベットシティ・エルフシュテデンレース。Betcity Elfstedenrace(1.1)

昨年まで、フリースラント・エルフシュテデンレースだったけれど、レース名がかわっている。

名前の通り、オランダのフリースラント州を訪問しようというレースだ。

 

過去の優勝者

• 2023　ジャスパー・フィリップセン
• 2022　 エルマー・ラインダース

 

レーワルデン～レーワンデン　199.9km

 

オランダなので、まったくの平坦路。途中海岸線も通るので、風が凄いことになりそう。オランダ向かい風選手権みたいな風が吹いたらレースにならないだろうけど。

 

注目のライダーは

• Team Jayco AlUla　ディラン・フルーネウェーヘン、エルマー・ラインダー
• Jumbo-Visma　クリストフ・ラポルト、ミック・ファンダイク、エドアルド・アッフィニ
• Alpecin-Deceuninck　ティモ・キーリッヒ
• Intermarché – Circus – Wanty　ヘルベン・タイッセン、タコ・ファンデルホールン
• Team dsm – firmenich　ファビオ・ヤコブセン
• Lotto Dstny　アレック・セガート、ミラン・メンテン
• Q36.5 Pro Cycling Team　

Team Visma | Lease a Bikeのオラフ・コーイは、膝の故障のためにシーズン終了している。

ディフェンディングチャンピオンのジャスパー・フィリップセンは、明日のドイツのシュパルカセン・ミュンスターラント・ジロのために欠場。

 

23人の逃げ

主要なメンバーがはいった先頭集団。Team Jayco AlUlaからは

1. ディラン・フルーネウェーヘン　Team Jayco AlUla
2. エルマー・ラインダー　Team Jayco AlUla
3. ケランド・オブライエン　Team Jayco AlUla

 

Intermarché – Wantyからは4人。タコ・ファンデルホールンも乗っている。ただ、スプリンターのヘルベン・タイッセンがいないのだけどいいのかな。

1. タコ・ファンデルホールン　Intermarché – Wanty
2. ルーン・ヘレゴッツ　Intermarché – Wanty
3. ハーブ・アーツ　Intermarché – Wanty
4. ロエル・ファン・シントマーテンスダイク　Intermarché – Wanty

 

Team Visma | Lease a Bikeからは

1. クリストフ・ラポルト　Team Visma | Lease a Bike
2. ミック・ファンダイク　Team Visma | Lease a Bike
3. トッシュ・ファンデルサンド　Team Visma | Lease a Bike

 

Lotto Dstnyからは、ライオネル・タミニオー。

 

残り50km。タイム差2分1秒。

 

残り46.1km。こちらはメイン集団。10人程度が追走に出ている。

 

Alpecin-Deceuninckからは二人。

1. ティモ・キーリッヒ　Alpecin-Deceuninck
2. サイモン・デヘアーズ　Alpecin-Deceuninck

 

残り36.2kmで1分44秒。ディラン・フルーネウェーヘンも先頭交代に加わる。逃げ切れば、クリストフ・ラポルトと勝負だ。

 

先頭から4人が切れた。

 

残り29.6km。先頭は17人になっている。

 

タコ・ファンデルホールンがアタック。クリストフ・ラポルトが後ろに。

 

残り23.6km。4人が抜け出した。かなり風がありそう。

1. タコ・ファンデルホールン　Intermarché – Wanty
2. クリストフ・ラポルト　Team Visma | Lease a Bike
3. ライオネル・タミニオー　Lotto Dstny
4. エルマー・ラインダー　Team Jayco AlUla

 

単独で来年からTeam Jayco AlUla入りのイェルテ・クライネンセンが追いついてきた。

 

残り17.6km。追走と23秒差。

 

追走は58km/hで追っているのに追いつかない。

 

残り9.9kmで追走と19秒差。

 

このままいくと、クリストフ・ラポルトだよね～。

 

追走で落車。

 

これは痛い。

•  Ottema Rick (Diftar Continental Cyclingteam)
•  De Vylder Lindsay (Team Flanders – Baloise)
•  トッシュ・ファンデルサンド (Team Visma | Lease a Bike)
•  Parisini Nicolò (Q36.5 Pro Cycling Team)

 

残り5km。19秒差で変わらず。

 

タコ・ファンデルホールンがアタック。

 

誰も追わない。

 

追走に入った。

 

残り2.2km。牽制だ。

 

クリストフ・ラポルトが単独で追うか。

 

タコ・ファンデルホールンがゴールエリアに。

 

勝利を確信だ。

 

タコ・ファンデルホールンは、ゴール前からバンザイ。

 

見事だ。実に2年ぶりの勝利は得意の逃げ切りだった。

 

脳震盪で1年半レースから離れていたが、ついに勝利に手が届くまでに。これで来シーズンの契約も取れるはず。キャリア8勝目だ。

 

2位はプロ入り前から2勝しているイェルテ・クライネンセン。クリストフ・ラポルトは3位に終わる。

 

リザルト

優勝したIntermarché – Wantyのタコ・ファンデルホールン

本当に、それは私を感動させる。ここで勝つのはとても特別なことだ。非常に長い間、非常に困難な状況だった。真っ黒で、はっきりとは見えず、再び健康になれるかどうか疑問だった。

ある時点から物事は再びうまくいき、再びトレーニングし、再びサイクリストのような気分になれるた。それ自体がとても特別なことだった。

2021年のジロ・デ・イタリアでステージ優勝を果たしている時のように、非常に高いレベルに達してますか?

復帰するために一生懸命練習した。ツアー・オブ・ドイツとベメル・サイクラシックスでは、すぐに調子が戻ったことに気づいた。

とても簡単なレースばかりだったので、あまり力を発揮できなかった。私はそのことに腹を立てていた。今回は、厳しいレースになったが、目標を達成することができた。

パワーやレベルの点では、自分が以前のレベルにあることは分かっていたが、それを発揮できなかったことが悔しかった。

ハイライトを一つ作りたかった、目標は完全に戻ったことを示すことだった。それはどのレースでも可能なことではなく、多少の幸運も必要だ。

パリ・トゥールも私に合わせたもので、その後中国に行く。そして2025年までの契約を獲得できればと思っている。

過去に自分にはできる、今もできるということを示してきたので、おそらく来年も成功するだろう。私が戻ってきたことは自分自身ではすでに明らかだったが、今では誰もがそれを目にした。