2024 ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージ　おおっ～、ついにきた!

第7ステージは、Red Bull-BORA-hansgroheの攻撃で、スプリンターステージとなるところが壮絶な生き残りレースとなってしまった。

少なくなった集団の頭を取ったのはワウト・ファンアールト。UAE Team Emiratesのマルク・ソレルに続いて、パヴェル・シヴァコのゴール前の逃げも捕まえている。

ただ、マルク・ソレルはセップ・クスが捕まえたけど、パヴェル・シヴァコフはRed Bull-BORA-hansgroheのアレクサンドル・ウラソフが捕まえた。

ワウトは、アレクサンドル・ウラソフにお礼を言わないといけないのでは。それにしてもアレクサンドル・ウラソフは強い。山岳であれだけ引いて、最後も一人で追い詰めていくのだから頼れるアシストだ。

アレクサンドル・ウラソフは、「UAE Team Emiratesライダーは我々のライバルであり、彼らに勝ってほしくない。」とのこと。

 

第8ステージ    ウベダ 〜 カソルラ  159km

 

ウベタをスタートして前半100kmは優しい。決戦は2級山岳シエラ デ カソルラとなる。2015年には、エスデバン・チャベスが抜け出して単独勝利。マイヨロホを獲得している。

ここでも、昨日のようにRed Bull-BORA-hansgroheが総攻撃を仕掛けてきそうだ。

 

 

1. 2級山岳　 プエルト ミラドール デ ラス パロマス  (7.3 km・5.6%)
2. スプリントポイント　Peal de Becerro
3. 3級山岳　シエラ デ カソルラ (4.8 km・7.2%)

 

スタート

最後の登りをベン・オコナーはうまく切れ抜けられるか。

 

第8ステージのスタート時の4賞ジャージ着用者は

• 総合　ベン・オコナー　Decathlon AG2R La Mondiale Team
• ポイント賞　ワウト・ファンアールト　Team Visma | Lease a Bike
• 山岳賞　シルヴァン・モニケ　Lotto Dstny
  
• 新人賞　アントニオ・ティベッリ　Bahrain Victorious

 

DNSは

• エリー・ジェスベール　Arkéa – B&B Hotels　病気

 

オフィシャルスタート。

 

3人の逃げ

38人の巨大な逃げが出来たりしていたが、現在は3人。どこまで持つか。

1. アロルド・テハダ　Astana Qazaqstan Team
2. マウロ・シュミット　Team Jayco AlUla
3. ハイス・レームライズ　Team dsm-firmenich PostNL

 

Lidl – Trekのサム・オーメンとArkéa – B&B Hotelsのミヘル・リースが追走に。

 

さらに後ろに3人。

1. ルカ・ヴェルガリート　Alpecin-Deceuninck
2. ヨン・イサギレ　Cofidis
3. ハイス・レームライズ　Team dsm-firmenich PostNL

 

先頭が合体。

1. アロルド・テハダ　Astana Qazaqstan Team
2. マウロ・シュミット　Team Jayco AlUla
3. ハイス・レームライズ　Team dsm-firmenich PostNL
4. オイエル・ラスカノ　Movistar Team
5. サム・オーメン　Lidl – Trek
6. ミヘル・リース　Arkéa – B&B Hotels

 

残り85.2km。Decathlon AG2R La Mondiale Teamが引いてタイム差は4分4秒。

 

さらに3人が先頭にジョイン。

1. アロルド・テハダ　Astana Qazaqstan Team
2. ヨン・イサギレ　Cofidis
3. ハイス・レームライズ　Team dsm-firmenich PostNL
4. マウロ・シュミット　Team Jayco AlUla
5. オイエル・ラスカノ　Movistar Team
6. サム・オーメン　Lidl – Trek
7. ミヘル・リース　Arkéa – B&B Hotels
8. ルカ・ヴェルガリート　Alpecin-Deceuninck

 

残り71.6kmで5分18秒差と拡大。逃げ切りが見えてくるか。

 

Israel – Premier Techが集団けん引に加わる。Decathlon AG2R La Mondiale Teamは、レッドジャージを守るだけなので追いつかないと判断。だが、誰のための引きなのか。マイケル・ウッズなのか、ジョージ・ベネットなのか。

 

2級山岳　 プエルト ミラドール デ ラス パロマス  (7.3 km・5.6%)

登り始めたらハイス・レームライズが切れた。

 

残り60.5kmで4分33秒差。

 

ベン・オコナーは、チームに守られている。最後の登りで何人アシストが残るだろうか。

 

Israel – Premier Techの引きで、タイム差は3分58秒差に。

 

先頭が山岳ポイントを越えた。

1. マウロ・シュミット　Team Jayco AlUla　5ポイント
2. ミヘル・リース　Arkéa – B&B Hotels　3ポイント

 

集団は3分17秒差で通過。

 

先頭ではマウロ・シュミットが単独で下っている。

 

マウロ・シュミットは、カーブで落車ギリギリ。危ない。

 

あっと、ワウト・ファンアールトが止まっている。

 

落車したのか。すぐに飛び乗って前を追っている。ケガはないのか。ボトルが道路外に落ちていた。

 

ワウト・ファンアールトは、集団復帰を試みている。

 

先頭は二人に。

1. マウロ・シュミット　Team Jayco AlUla
2. アロルド・テハダ　Astana Qazaqstan Team

 

ワウト・ファンアールトは、シューズのダイヤルを締めている?

 

ワウト・ファンアールトは、集団の最後尾に追い付く。

 

下りで遅れていたオイエル・ラスカノがアタック。

 

先頭は元に戻る。

 

ベン・オコナーは氷を背中に。集団は3分37秒差。

 

あれ、ワウト・ファンアールトは、まだ集団に追い付いていない。

 

残り30.4kmでワウト・ファンアールトが集団に追い付いた。

 

マイケル・ウッズは、チームの期待に応えられるのか。あまり、調子が良いとは思えない。

 

残り20.5km。タイム差は2分38秒。

 

スプリントポイント　Peal de Becerro

アロルド・テハダ先頭でスプリントポイントを通過。

1. アロルド・テハダ　Astana Qazaqstan Team　20ポイント・6秒
2. ヨン・イサギレ　Cofidis　17ポイント・4秒
3. ミヘル・リース　Arkéa – B&B Hotels　15ポイント・2秒
4. マウロ・シュミット　Team Jayco AlUla　13ポイント
5. ルカ・ヴェルガリート　Alpecin-Deceuninck　10ポイント

 

残り18km。集団は2分6秒差。

 

UAE Team Emiratesのジェイ・ヴァインは切れていく。

 

昨日、日射病となったテイメン・アレンスマンは、またも遅れる。

 

あ～、なんとLidl – Trekのジュリオ・チッコーネが落車。

 

残り13.5km。アロルド・テハダが先頭。

 

残り9.8km。先頭は3人に。

1. アロルド・テハダ　Astana Qazaqstan Team
2. オイエル・ラスカノ　Movistar Team
3. ルカ・ヴェルガリート　Alpecin-Deceuninck

 

残り7.8km。1分41秒差。

 

残り7.1kmに。

 

残り5.7km。まだDecathlon AG2R La Mondiale Teamが引いている。

 

3級山岳　シエラ デ カソルラ (4.8 km・7.2%)

アロルド・テハダがアタック。

 

残り4.7kmで1分7秒差。逃げ切れるか。

 

アロルド・テハダが二人を引き離す。

 

ここでプリモッシュ・ログリッチがアタック!

後方では落車しているぞ。

 

あ～、なんとRed Bull-BORA-hansgroheのアレクサンドル・ウラソフが落車だ。これはプリモッシュ・ログリッチは痛い。

 

プリモッシュ・ログリッチが集団をリード。ここは勝負だ。

 

残り4km。アロルド・テハダに二人が追いつく。

 

リーダーのベン・オコナーはプリモッシュ・ログリッチを逃がさない。

 

ベン・オコナーは前に出ようとする。

 

ベン・オコナーの後ろはリチャル・カラパスだ。

 

プリモッシュ・ログリッチは引き続ける。

 

ここで一旦プリモッシュ・ログリッチが引くのをやめる。

 

ベン・オコナーが少し前に出た。ここは後ろについて温存しておくべき。

 

先頭は3人に戻っている。タイム差は37秒。

 

牽制からプリモッシュ・ログリッチが、またもアタック。

 

これはプリモッシュ・ログリッチが引き離した。

 

プリモッシュ・ログリッチのアタックに反応できたのはエンリク・マスだ。

 

プリモッシュ・ログリッチが、ベン・オコナーの位置を確認。また、スピードを緩めて先頭を譲る。

 

プリモッシュ・ログリッチが、牽制からまたもアタック!

 

これは飛んでしまうか。

 

先頭はアロルド・テハダ単独に。

 

プリモッシュ・ログリッチが先頭まで10秒と迫る。後ろはエンリク・マスだけだ。

 

残り1.2km。プリモッシュ・ログリッチが見えてきたか。

 

ベン・オコナーはフェリックス・ガルにひかれている。

 

残り1km。アロルド・テハダが粘るが。

 

ベン・オコナーは先頭から20秒遅れ。

 

プリモッシュ・ログリッチが、エンリク・マスと共にアロルド・テハダを抜いて先頭に。

 

ベン・オコナーは23秒離された。

 

残り800m。さあ、プリモッシュ・ログリッチはどこまでタイム差を縮めてくるのか。

 

26秒と開く。

 

残り500m。

 

残り300mでエンリク・マスが前に。

 

エンリク・マスが踏み込むが、このパターンは。

 

エンリク・マスが勝利を目指してスパート。

 

しかし、プリモッシュ・ログリッチが並んでくる。

 

さあ、ログリッチが前にでた。

 

プリモッシュ・ログリッチが、勝利に向けてスパート。

 

エンリク・マスを引き離した。

 

プリモッシュ・ログリッチがゴールを越えて、ついにブエルタのステージ優勝に。

 

ゴール後に、小さく指を天に。

 

 

これでステージ2勝目だ。ブエルタ前の不調説はこれで払拭された。チャレンジャーとして、どこまでもハンティングを続けていく。

 

マイヨロホのベン・オコナーはステージ17位。プリモッシュ・ログリッチに46秒を奪われた。これで総合のタイム差は3分49秒となった。

明日の山岳ステージで、この差はどうなるだろうか。

 

リザルト

ステージ優勝したプリモッシュ・ログリッチ

今日はタフだったけど、最後にステージ優勝のチャンスがあった。僕にとっては良かったよ。決勝は上がったり下がったりで、とても暑かったけど、今日は勝てる脚があったことに満足している。

ベン・オコナーとの差を46秒縮めましたね。

間違いなく満足しているよ。明日はタイムが落ちるかもしれない。

明日はブエルタの厳しい山岳ステージが待ってますが。

明日はベストを尽くすけれど、毎日そうしている。

 

2位　Movistar Teamのエンリク・マス

逃げが成功すると思っていたけど、戦術的にうまくいった。ラスト200メートルで自分のカードを切ろうとしたけど、プリモシュが強すぎた。自分のフォームには満足している。

2021年ブエルタでは互いに総合優勝争いを繰り広げ、最終的にログリッチが勝利してますが。

あの時よりも、今の方が調子がいい。まだ山岳ステージが続くから、それを楽しみたい。今日のようなフィニッシュでは、プリモシュに勝つのは難しい。

暑さはどう思う？

楽しいよ。暑さのトレーニングは自宅のマヨルカで十分やったからね。

 

3位　Soudal – Quick Stepのミケル・ランダ

とても満足しているよ。今日は暑かったので少しナーバスになっていたのですが、あと少しでゴールできてうれしい。

ベン・オコナーが何秒遅れたのか、あるいは大きな差があったのかはわからないが、今日は満足している。最後は爆発的だった。

あるジャーナリストは、スペイン人と1人のスロベニア人の戦いのように見えたと指摘してますが。

でも、オコナーのことは絶対に忘れてはいけないよ。

 

 

8位　Lidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセン

 

第8ステージ　リザルト

総合

リーダーのベン・オコナー

 

ポイント賞

山岳賞

新人賞

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