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UCIが移籍に関するルールを変更 来シーズンから契約解除は難しくなる?

海外情報
UnsplashMarkus Winklerが撮影した写真
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8月1日が近づくと、移籍に関する噂情報が、色々と出てくる。

この際、まだ契約期間があるのにチームとの契約を破棄して、移籍する選手がいる。最近では、BORA-hansgroheからTeam Visma | Lease a Bikeに移籍したシアン・エイテブルックスがそうだ。

これが、来シーズンからは出来なくなりそうだ。高額な罰金が必要となるからだ。

 

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移籍期間の設定

UCIは2つの重要な点で移籍ルールを変更した。

UCIは現在、”移籍期間 “に取り組んでいる。これは、8月1日から15日までが第1登録期間となり、選手はシーズン中であってもチームを変更することができる。第2登録期間は10月15日から12月31日まで。

現在契約を結んでいないライダーは、年間を通じて他の日にチームに登録することもできる。これは、現在の雇用主と新しい雇用主の双方合意のもとで契約を解除したライダーも同様。

 

契約違反

おそらく最も重要な変更点は、現在のチームとの契約から抜け出したいにもかかわらず、その許可を得られなかった選手に対するものだろう。

例えば、ワウト・ファンアールトがVérandas Willems-CrelanからJumbo-Vismaに移籍した場合や、シアン・エイテブルックスの移籍もそうだ。

新ルールでは、ライダーが一方的に現在の契約を破棄し、その後に新しいチームと新たな契約を結んだ場合、UCIはライダー、チーム、ブローカーに罰金や出場停止処分を科すことができる。

 

高額な罰則

国際自転車競技連合は、『管轄当局』(裁判所)が一方的な契約解除は法的に無効であるとの判決を下した場合にのみ、これを行うことができる。

この場合、ライダーは現在所属しているチームに損害賠償を支払わなければならない。

その賠償額は、当該ライダーが現所属チームとの契約が切れるまで受け取ることができる給与と同額で、最低でも6カ月分の給与となる。また、ライダーには3カ月の出場停止処分のリスクもある。

新チームは罰金も支払わなければならず、その額は現チームでの給与の3カ月分に相当する可能性がある。

問題のライダーの新しい雇用主もまた、12カ月間の新規ライダー登録禁止のリスクを負う。問題のブローカーも罰金(ライダーの現所属チームでの給与1カ月分)を支払わなければならず、1カ月間UCIライセンスを失う可能性がある。

このようにして、国際自転車競技連合は、契約が尊重されない傾向に終止符を打つことを望んでいる。

ただし、重要な注意事項がある。選手が年俸を上げずにチームを移籍した場合、このような契約解除は濫用とみなされるべきではなく、したがって罰則の対象にはならない。

さて、これがチームとの長期契約を破ってまで、移籍する選手はなくなるだろうか。脅迫しているような感じだけど、3か月も出場出来なくなるのならば、考え直すかもしれない。

UCIのルール変更に関する全文は以下のアドレスを参考までに。

https://assets.ctfassets.net/761l7gh5x5an/4YV3VaSxvGqCH6Htc3rWZy/5ae85b477f629213de55df7138858eb0/2-ROA-14062024-E-amendments_on_17.06.24.pdf

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