2024 ツール・ド・ハンガリー第3ステージ　クイーンステージのゴールで～

第2ステージでは、ついにマーク・カヴェンディシュが体調不良から立ち直り、勝利を飾った。

ケース・ボル、ミケル・モルコフと続くトレインは、はまれば他のスプリンターの入り込む余地はない。

残るステージでも、勝利を期待したいが、第3ステージはスプリンターはお休みとなる。総合が決まるクイーンステージだ。

 

第3ステージ カジンバルチカ～ケケステトゥ   182.7km

 

クイーンステージは、2級山岳マトラハーザから、1級山岳ケケステツの山頂ゴールで決着となる。

1級山岳ケケステツは、最大勾配12.1%。ゴール手前3kmは8%勾配を下回らない。ここで総合優勝のライダーが決定する。

 

1. スプリントポイント　Szilvásvárad
2. スプリントポイント　Matrafured
3. 2級山岳　マトラハーザ (8.6 km・4.7%)
4. スプリントポイント　Matrafured
5. 1級山岳　ケケステツ (12.1km・5.6%)

 

スタート

マーク・カヴェンディシュが先頭に並ぶのは久しぶりだ。

 

リーダーとなったのは、サガンが参加しているPierre Baguette Cyclingのマーティン・ヴォルトル。マアチュア選手だ。

 

ニュートラルスタート。

 

6人の逃げ

残り180kmから6人の逃げ

1. ミケル・モルコフ (Astana Qazaqstan Team)
2. エフゲニー・ギディッチ (Astana Qazaqstan Team)
3. マヌエル・ペニャルベル(Team Polti Kometa)
4. シーブス・デヴェールト (Team Flanders – Baloise)
5.  RÓZSA Balázs (Epronex – Hungary Cycling Team)
6.  BAGATIN Christian (Team MBH Bank Colpack Ballan) 

 

スプリントポイント　Szilvásvárad

ポイント獲得順位は

1. マヌエル・ペニャルベル(Team Polti Kometa)　5ポイント・3秒
2. RÓZSA Balázs (Epronex – Hungary Cycling Team) 　3ポイント・2秒
3.  BAGATIN Christian (Team MBH Bank Colpack Ballan) 　1ポイント・1秒

 

サガンが集団の先頭付近にいる。

 

残り158.1kmで3分21秒差。

 

残り147km。UAE Team Emiratesが一人先頭に送る。

 

マーク・カヴェンディシュは、ポイント賞ジャージを着用。今日は出番がない。

 

なんと、3度の世界チャンピオンがボトル運びだ。

 

ああ、そうか第2ステージでリーダーとなったのは、サガンが参加しているPierre Baguette Cyclingのマーティン・ヴォルトルだ。だから、先頭を引いている。

 

サガンもチームの先頭を引く。

 

リーダーのマーティン・ヴォルトルは、カメラを向けられると笑顔に。

 

残り79.8kmで1分42秒差に。上りで捕まるか。

 

スプリントポイント　Matrafured

スプリントポイント獲得順位は

1. マヌエル・ペニャルベル(Team Polti Kometa)　5ポイント・3秒
2. シーブス・デヴェールト (Team Flanders – Baloise)　3ポイント・2秒
3. ミケル・モルコフ (Astana Qazaqstan Team)　1ポイント・1秒

 

2級山岳　マトラハーザ (8.6 km・4.7%)

まだ、1分48秒あるのでポイントまで逃げれそうだ。

 

ポイント獲得順位は

1. シーブス・デヴェールト (Team Flanders – Baloise)　10ポイント
2. BAGATIN Christian (Team MBH Bank Colpack Ballan) 　6ポイント
3. エフゲニー・ギディッチ (Astana Qazaqstan Team)　4ポイント
4. マヌエル・ペニャルベル(Team Polti Kometa)　2ポイント　
5. ミケル・モルコフ (Astana Qazaqstan Team) 　1ポイント

 

先頭は5人に。

 

集団はサガンが引いている。

 

ミケル・モルコフは、エフゲニー・ギディッチのために逃げに乗ったのだろうか。

 

Astana Qazaqstan Teamのエフゲニー・ギディッチは、ディレーラーがおかしい。

 

エフゲニー・ギディッチはバイク交換に。

 

サガンは少し後ろに下がり、先頭はUAE Team Emiratesが引く。

 

残り23.3kmで1分39秒差。全ては最後の登りで決まる。

 

リーダーがバイク交換だ。

 

残り15.5km。エフゲニー・ギディッチは追いついておらず先頭4人に。

 

先頭は二人に。クリスティアン・ズバラーリは後方から追いついている。

1. マヌエル・ペニャルベル(Team Polti Kometa)
2. クリスティアン・ズバラーリ　Team Corratec – Vini Fantini

 

ミケル・モルコフは、集団に吸収された。

 

スプリントポイント　Matrafured

二人がスプリントポイントを通過。Team Polti Kometaのマヌエル・ペニャルベルはここで離脱。

 

集団もスプリントポイントを通過。

1. マヌエル・ペニャルベル　Team Polti Kometa　5ポイント・3秒
2. クリスティアン・ズバラーリ　Team Corratec – Vini Fantini　3ポイント・2秒
3. ワウト・プールス　Bahrain Victorious　1ポイント・1秒

 

1級山岳　ケケステツ (12.1km・5.6%)

残り8.3km。逃げていたクリスティアン・ズバラーリは捕まっている。

 

残り6.5km。先頭はTudor Pro Cycling Teamが引いている。

 

残り4.3km。集団は崩れない。

 

残り3kmでBORA – hansgroheのエマヌエル・ブッフマンがアタック。

 

残り2km。まだBORA – hansgroheのベン・ツボィホフが先頭。

 

残り1.7km。エマヌエル・ブッフマンがアタック!

 

エマヌエル・ブッフマンが抜け出した。

 

これを誰が追うのか。

 

残り1.6km。後ろからは誰も来ない。

 

エマヌエル・ブッフマンがリードを奪う。

 

全く後ろが見えないほど。これは決まったか。ジロに合わせて調整していたので体調はばっちりだ。

 

エマヌエル・ブッフマンがゴールに突き進む。

 

えっ、後方が追いついてきたぞ。エマヌエル・ブッフマンの足が止まっているのか。

 

あら～、あっという間にLidl – Trekのティボー・ネイスが飛んできた。

 

のこり50mを切っている。

 

スプリントではティボー・ネイスも定評がある。

 

猛烈なスピードで上がってきたティボー・ネイスが勝利を確信。

 

 

かっこよく決めてゴール!

 

ゴールの前からすでにポーズを決めていた。

 

まさか、登りでティボー・ネイスが上がってくるとは～。ティボー・ネイスはツール・ド・ロマンディ第2ステージの逃げ切り勝利に続いて今シーズンの2勝目だ。

 

中級山岳ならば、ティボー・ネイスはこなせるようになっている。これでティボー・ネイスは総合でもトップにたった。残るステージで総合優勝を目指すことになる。

 

2位はUAE Team Emiratesのディエゴ・ウリッシ。3位にはBORA – hansgroheのエマヌエル・ブッフマンが入った。 

 

リザルト

ティボー・ネイスのコメント

素晴らしいよ。明日のライドと最終日のためにここに来たんだ。今日はただ脚を試して、どこでゴールできるかを見たかった。最初の静かな数日の後、どう反応していいのかわからなかった。

脚が少しだるかった。でも、チームはよくやってくれた。特にマティアス・ヴァチェクは素晴らしい仕事をしてくれた。最後は幸運にも素晴らしい脚を見つけることができた。

エマヌエル・ブッフマンが長い間優勝するように見えましたが、それを阻止しましたね。

最後の500メートルはとても険しいので、最後の追い上げのために少し残しておかなければならないと思った。ブッフマンに追いつけないように見えたけど、最後の力を振り絞れば追いつけると思った。最後まで頑張った。

 

第3ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞