2024 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュは、2023リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでレムコ・エヴェネプールがアタックした場所でタデイ・ポガチャルもアタック。
このコート・ド・ラ・ルドゥットで、タデイ・ポガチャルのアタックが来ることは、誰もがわかっていたはず。
それでも、ドメン・ノヴァクから解き放たれたタデイ・ポガチャルを止めることは誰も出来なかった。
残り29kmからロマン・バルデは、ベン・ヒーリーと共に追走から抜け出す。最後は、渾身のアタックで、ロシュ・オー・フォコンの登りで抜け出す。
正直、向かい風の中、山岳でない区間でロマン・バルデが最後まで逃げ切れるとは思っていなかったが、粘ってゴールに飛び込んだ。
最後は、涙をふくためにサングラスを取ってゴールとなった。
モニュメントの表彰台に
This sport. These emotions.
Congratulations on your best ever Monument result @romainbardet #KeepChallenging #LBL pic.twitter.com/oAFHe8ISzG
— Team dsm-firmenich PostNL (@dsmfirmpostnl) April 21, 2024
ロマン・バルデのコメント
自転車競技ではハードに努力し、トレーニングの90パーセントは陰で過ごす。チームの全員がハードワークし、ベストを尽くしていることは分かっている。
このレベルに到達するためには、多くの犠牲を払わなければならないが、目指す結果を得たときに、その瞬間を共に分かち合うことができるのもまた良いことだと思う。
今日はみんな本当によく走ってくれた。コート・ド・ラ・ルドゥットでは足が勝負で、僕はカウンターアタックに徹した。
向かい風で逃げ切るのは難しいことはわかっていたが、追いかける人数の多いチームがあまり残っていないこともわかっていた。
プロトンのアタックはほとんどストップ&ゴーだったから、自分の努力に集中し、ラインにすべてを捧げるようにした。2位になれたことは本当に嬉しいし、この先のレースに向けていい自信になったよ。
ロマン・バルデは、2016年(2位)と2017年(3位)にツール・ド・フランスの表彰台に上ったが、それ以降グランツールで表彰台に上がっていない。
2021年にAG2R Citroën TeamからTeam DSMに移籍。初めてのジロ・デ・イタリアで総合7位。
2022ジロ・デ・イタリアは総合4位だったのに、ウイルスの問題でリタイヤ。
続くツール・ド・フランスで総合6位。
2023ツール・ド・フランスでは、第15ステージの下りで落車。脳震盪を起こし総合12位だったが、リタイヤしている。
いいところまで、いきながら落車に巻き込まれたり、コロナになったりと不運なことが多かった。
今シーズンは、Team dsm-firmenich PostNLとの契約最終年であり、去就が注目されている。このモニュメントで2位になったのは、今後の自信となるのは間違いない。
今年は、ジロとツールのダブルに挑むが、総合上位を目指すのか、逃げでステージを狙うのか注目してみておきたい。
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