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2024 フレッシュ・ワロンヌ 低体温症で抱きかかえられるマティアス・スケルモースイェンセンの悲壮な映像

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Dmitriy GutarevによるPixabayからの画像
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フレッシュ・ワロンヌはユイの壁をめぐる最終決戦となるのが常だが、今年は少し違った。

まず降り始めた雨により、寒さで脱落する選手が多数。最終完走者は44人という厳しいレースとなった。

気温4度で雨ならば、身体がうける影響は氷点下だ。リタイヤした中でも、もっとも寒さにやられたのがLidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセンだ。

 

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低体温症に

 

マティアス・スケルモースイェンセンは、寒さで走れなくなり、さらにガタガタと震えてしまい、自分でバイクから降りることもできていない。

手は完全に震えで、勝手に動いている。身体がなんとか体温をあげようとしているのだろうけど、ここまできたらかなりの重症だ。

Lidl – Trekは、ソーシャルメディアを通じてマティアス・スケルモースイェンセンが快方に向かっていることを知らせてくれた。

「悪天候のため低体温症の症状が出ていた選手たち(特にマティアス・スケルモースイェンセン)は、チームバスの中で温水シャワー、温かい飲み物、温風を浴びたおかげで、すでに快方に向かっています。大がかりな治療は必要なく、全てはコントロール下にある。」

 

マティアス・スケルモースイェンセンは、昨年のフレッシュ・ワロンヌでは2位。優勝候補だったけれど、残り45kmでのリタイヤで終わってしまった。

昨年9位だった、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュには出場できるだろうか。

 

Lidl – Trekのバウケ・モレマもリタイヤ

 

バウケ・モレマのゴール後のコメント

最初のユイでは気分が良かったので、良い一日を過ごせたと思っていたが、その後はとても寒く感じた。 湿った雪と気温5度のせいで、周回では非常に寒くなった。

そうなるとずぶ濡れになってしまい、二度と温まることはない。もう深く入って力を発揮することはできない。

 

最終的にゴールに到達したのはわずか44名でしたが、これについては?

急に寒くなって驚いたライダーも多いと思う。その結果、プロトンは即座にばらばらになった。 予報がそれを示していたので、それが来るのはわかっていた。

だから準備していたのは良かったが、少し後で冷めてしまった。

 

Lidl – Trekは、トムス・スクインシュが12位、バウケ・モレマが35位と二人しか完走できなかった。同じ日に行われた、ツアー・オブ・アルプスでは、Lidl – Trekのフアン・ロペスが逃げ切り勝利している。

同じ4度の雨の中でも、対応できる選手も出来ない選手がいるということだ。

ただ、レースができる気温ではなかったのは仕方ない。特に、フレッシュ・ワロンヌの場合には、途中から降りだしたので、どうしようもない。最初から雪とかならば、レースはなかったでしょうね。

 

コメント

  1. 毎日読者K より:

    ほんと過酷な競技です。しっかり回復できるとよいですね。

    落車で骨折や肺気胸や脳震盪は日常茶飯事。。。時には命を落とすこともあるんですから、もう少し安全対策が進むとよいですね。

    • ちゃん より:

      ほんと、昨年のジーノ・マーダーの事故の教訓がいかされてない感じですね。
      ゲラント・トーマスも同じことを言ってます。SafeRの権限を高めて、安全性についてもっと進めていかないといけないでしょう。

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