Deceuninck-Quick Stepがツール・ド・フランスのスタートリストを発表。
ジュリアン・アラフィリップの山岳賞とエリア・ヴィヴィアーニのスプリント勝利。
そして、エンリク・マスの総合も狙っていくという豪華なメンバー。
北のクラッックではウルフパックが大活躍したが、ジロではエリア・ヴィヴィアーニの勝利もなくチームとしての存在感もなかったような~。
このツール・ド・フランスでの活躍が期待される。
Deceuninck-Quick Step スタートリスト
Deceuninck-Quick Stepは、ツイッターでメンバーを発表。
Three weeks in July. Crosswinds, tricky finishes, punchy hills, gruelling mountains. And one motivated Wolfpack!
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) 2019年6月26日
We give you our squad for @LeTour: https://t.co/z5rFo281wr
Video: @lapedalecc pic.twitter.com/wPFuFCyzo1
メンバーの構成をみると、スプリンターはエリア・ヴィヴィアーニのアシスト。
あとは、山岳賞のジュリアン・アラフィリップのアシストとなりそう。
エリア・ヴィヴィアーニ
I can finally officialize that I will be at the start of the next @LeTour, 5 years after the last participation! I’m excited about this opportunity and I am looking forward to giving it all from the opening stage. But first there is an Italian champ’s jersey to honor on Sunday… pic.twitter.com/n7aupeLG07
— Elia Viviani (@eliaviviani) 2019年6月26日
エリア・ヴィヴィアーニのアシストを詳しくみていくと
4人のライダーがリードに専念。
昨年は、フェルナンド・ガビリアがツール・ド・フランスに出場したので、エリア・ヴィヴィアーニの出場はなかった。
エリア・ヴィヴィアーニのツール・ド・フランスはこれで2回目となる。ジロで勝利がなかったこと、そして今回のツール・ド・フランスのスタートはベルギーのブリュッセル。
Deceuninck-Quick Stepはベルギーのチームであり、初日のスプリンターステージでエリア・ヴィヴィアーニのかかる重圧は相当なものだろう。
チームは万全の体制でゴールを狙ってくるだろうから、各チームのスプリンターとの闘いが見ものだ。迫力あるスプリント勝負が期待出来そうだ。
エンリク・マス
昨年のブエルタ・ア・エスパーニャで2位だったエンリク・マスは、ドリス・デヴェナインスが彼をサポートする。
「彼は私たちの総合を狙う男ですが、同時に、彼のツール・ド・フランスデビューでもある。
彼は、ブエルタで3週間コンディションを維持できることを証明したが、これはツールであり学ばなければならない」
と、チームディレクーsportif Tom Steelsはマスについて語った。
エンリク・マスは、フラットステージでも良いポジションに位置していないといけない。誰もが前のポジションをキープしようとするのでチーム力も必要となる。
ツール・ド・スイスでは総合9位に入っているが、ツールではどこまで順位を上げられるか。
気を抜けるステージのない初めてのツールでどれだけのパフォーマンスを発揮出来るのか注目して見てみたい。
ジュリアン・アラフィリップ
.@alafpolak has returned to Colombia, a year after becoming the first Frenchman since Bernard Hinault to take a stage victory in a race.
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) 2019年2月10日
Photo: ©pipekno pic.twitter.com/hhaKkpe8to
昨年のツール・ド・フランスでは2勝をあげ、山岳賞も獲得。
2019年は傑出したライダーとなった。
ここまでの成績は
実に一人で10勝もしている。当然、UCIポイントランキングでもログリッチェやアレハンドロ・バルベルデを引き離して第1位だ。
アラフィリップは、ツール・ド・フランスの前哨戦としてツール・ド・スイスで山岳賞の予行演習をすませている。
ツールと同じように、山岳では逃げ続けて隙あらばステージも狙っていくという貪欲な走りをみせてくれた。
「彼と一緒にあなたは驚かされること間違いないだろう。最初の週でさえ、彼に合ったいくつかのステージがある。
コースが彼に適しているとき、彼はステージを狙っていく。チームは彼をサポートすることになる」
と、チームディレクーsportif Tom Steelsは語っている。
ツールのメンバーには若いカスパー・アスグリーンも入った。Amgen Tour of California (2.UWT)ではポイント賞も獲得し、ステージ優勝もしている。
ツール・ド・スイスのタイムトライヤルでも5位に入っており、フラットステージでも山岳でもよい走りを見せてくれそうだ。どこかのステージで上位に入ってくれそうで密かに期待している。
チームとしては第2ステージのチームタイムトライヤルも大きな目標だ。ここでトップタイムを出せば数日間イエロージャージを着用出来る。気の抜けないステージが続くことになる。
ジロでは輝きを見せなかったDeceuninck-Quick Step。ツールでは再びレースの主役として活躍してくれるだろう。いや、活躍してほしい(^^;
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