公然の秘密だったが、ファビオ・ヤコブセンがSoudal – Quick Stepを離れる。
移籍先は、Team dsm – firmenichだ。これは、ツール・ド・フランスに出場するためでもある。
3年契約
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“I think this team has a legacy and it’s an honour to become a part of it.” – @FabioJakobsen
We’re delighted to #WelcomeFabio, Multiple Grand Tour stage-winner and sprinter extraordinaire to our roster for 2024!
— Team dsm-firmenich (@TDSM_Firmenich) August 11, 2023
ファビオ・ヤコブセンは、2018年にウルフパックに加わってから、他のプロチームで走るのは初めてとなる。キャリアでは43勝をマーク。
- 2022 ツール・ド・フランス第2ステージ優勝
- 2022 欧州ロードチャンピオン
- ブエルタ・ア・エスパーニャ ステージ5勝
- 2021ブエルタ・ア・エスパーニャ ポイント賞
ファビオ・ヤコブセンは、2020ツール・ド・ポローニュ第2ステージのゴールでフェンスを飛び越えて大落車をし、生死の境をさまよった。そして、奇跡の復活を遂げている。
事故をしてリハビリ中にも関わらず、チームは2年契約を結びファビオの復活を信じていた。それは、見事に果たされた。
チームは、2024年にレムコをエースとしてツールで総合優勝を目指す。噂ではミケル・ランダ、ジョージ・ベネットの獲得も言われており、今後数年はスプリンターがツールに出場する可能性はない。
ファビオ・ヤコブセンはチームとの話し合いで、去ることを決めている。
ツールに出たい
✍️ A new journey for @FabioJakobsen ‼️
The European Road Race Champion and @SEGRacing Graduate will transfer to @TDSM_Firmenich on a 3-year deal pic.twitter.com/S2YJRkwVps
— SEG Cycling (@SEGcycling) August 11, 2023
GMのパトリック・ルフェーブルとの会話のあと、彼からハグを貰った。しかし、残念ながらここに残ることはできない。
ツールに出たい、スプリントしたい。今後数年間、Soudal – Quick Stepではそれがうまくいかない と思う。
すでに素晴らしい瞬間と素晴らしい思い出を持っているが、今月で27歳になるし、これからはさらに良い年が待っていると思う。
自分のスピードを示し、一緒に勝利することにとてもやる気を出している。チームのサポートが勝利へのスプリントの基礎となる。
スプリンターは一人では勝てない。道を先導し、山を越えて助け、位置を決めてくれるチームメイトが必要だ。そしてバイクに加えて、チームメイトも必要です。だからこそ私はここにいるんだ。
このチームでは、私は一人ではないことを知っている。私はそのサポートを得ており、それが勝利に向けて全力疾走できる基礎となる。
噂では、ファビオ・ヤコブセンのトレインのためにJumbo-Vismaから、ティモ・ローセンが移籍してくるという。
Team dsm – firmenichの2023年の勝利数は7勝。UCIポイント獲得も18位と残留ギリギリだ。ファビオ・ヤコブセンの加入でツールでのステージ優勝も目指せることになる。
コメント
この記事を見る限り、レムコのイネオス移籍というコンタドール氏の発言は眉唾ですね。
まさかウルフパックまるごとお買い上げ案のことを言ってるのかも!?笑
どうなんでしょうね~。父親は、2024年ツール総合優勝のためには、Soudal – Quick Stepでは勝てないと思っているようで、かなり意味深な発言をしてます。
これに対して、レコム・エヴェネプールは、親父もパトリックも少し黙ってと。ブエルタが終わった当たりで、何か動きがあるかもしれないですね。