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BORA-hansgroheのサム・ベネットはグランツールに出れないのか?

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https://twitter.com/TerrediGer
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ジロ・デ・イタリアとカリフォルニアツアーが同時に開催され、BORA-hansgroheのパスカル・アッカーマンがジロ・デ・イタリア第2ステージで優勝。

そして、サガンがカリフォルニアツアーの第1ステージで優勝した。

BARAチームのスプリンターの大活躍なのですが、はてBORAのスプリンターと言えばサム・ベネットもいます。

2018年のジロではクイックステップのエリア・ヴァニーニに対抗して3勝をあげたのに何故ジロに選ばれなかったのでしょうか?

ケガでもしたのかと思ってましたが、どうやら違うようです。何故なんでしょうか?

 

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サム・ベネットの2019年の戦績は

 

まずは、サム・ベネット。調子が悪いのかと思ってましたけれども

  • ベルタ・ア・サンファン(2.1) 第7ステージ優勝
  • UAEツアー 第7ステージ(2.UWT) 優勝
  • バリ~ニース 第3・6ステージ(2.UWT) 優勝
  • ツアー・オブ・ターキー 第1・2ステージ(2.UWT) 優勝

2019年シーズン3位以内の表彰台は実に11回!

これだけ勝っているのだから、サガンがカリフォルニアツアーに出るならば、サム・ベネットがジロに出ると思ってました。

29歳のサム・ベネットは元々ワールドツアーチームで活躍していたわけでもない。プロコンチネンタルチームとしてのボーラからの叩き上げで昇格した一人。

2017年にパリ~ニース第7ステージでワールドツアー初優勝をとげている。

2018年の活躍は、素晴らしいものがありジロでの3勝。ツアー・オブ・ターキーでもポイント賞にステージ2勝もあげている。

 

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パスカル・アッカーマンの2019年の戦績

 

次にパスカル・アッカーマンの2019年シーズンの戦績です。

  • クラシカ・デ・アルメニア(1HC) 優勝
  • ヴォルタ・ア・アンガルベ(2HC) 優勝
  • ブレーデネ・コクサイデ・クラシック(1HC) 優勝
  • エッシュボルン・フランクフルト (1.UWT) 優勝

4勝しているのですが、ワールドツアーでの勝利は1回のみ。

 

ただ、2018年の勝利がすさまじい

U23の時にもドイツ国内チャンピオンだったが、エリートでもドイツ国内チャンピオンになってしまった。

ここまで、強くなると期待したくなるのが誰しもですね。

ジロ・デ・イタリア第2ステージでも勝てたのでチームの判断は間違ってなかったと言えるでしょう。

 

何故、アンカーマンがジロに選ばれたのか?

ここからは、推測ですがBORA-hansgroheはドイツのチーム。

スポンサーはBORA(システムキッチン)とHANSGROHE(水栓金具メーカー)だ。

BORAは、2017年に解散したティンコフから8人の選手を加入させて、ワールド・ツアーデビューを果たした。2018年もサガンのおかげでチーム33勝をあげている。

ただ、今年のサガンはダウンアンダーでの1勝だけだった。

ジロにサム・ベネットとパスカル・アッカーマンのどちらをエーススプリンターとして選ぶかと言われれば、答えは彼らの国籍と年齢が考慮されたのではないかと考えられる。

 

考えられる要素
  • サム・ベネット29歳 アイルランド人
  • パスカル・アッカーマン25歳 ドイツ人

 

加えて、サム・ベネットは2020年で契約が切れる。

つまり、チームとしては母国の若い選手のほうが、将来的にチームを背負ってくれるのではないか?
活躍する目途がついたという考えから、ジロでアンカーマンをエースとした。
母国の選手を使うほうが、スポンサー受けも良いのかもしれないです。
 
そして、さらに言うと2018年のUCI獲得ポイント数を見てみると
サガン 29歳 スロバキア 3092
パスカル・アッカーマン 25歳 ドイツ 1667
パトリック・コンラット 28歳 オーストラリア 1062
サム・ベネット 29歳 アイルランド 899
アンカーマンのほうがサム・ベネットよりも倍近く、UCIポイントを稼いでくれているのだ。
将来的に、サガンのほうが早くチームから去ることが考えられる。
サガンの穴も埋めてくれるくらいの期待をチームとしては、いだいているのかもしれない。
 

https://twitter.com/Sammmy_Be

 
そうなると、サム・ベネットはグランツールに出る機会が少なくなるのではないでしょうか?
ツール・ド・フランスはサガンが絶対エースとなるばず。
チームとして、パスカル・アッカーマンを育てたいならば、ブエルタもアンカーマンがエーススプリンターになるかもしれない。
サム・ベネットの行き場がなくなってしまいますね。
2020年末には、サム・ベネットの争奪戦が始まるかもしれません。
 

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