第5ステージの落車では、両者が明暗を分けるかもしれない。
レムコ・エヴェネプールは、2度の落車で腰を打撲。かなりの擦過傷もある。これが治るには、相当な日数がかかる。
当然、レースを進めながらの問題だ。そして、プリモッシュ・ログリッチも残り7kmのカーブの大落車の犠牲者。
この落車で、総合勢ではEF Education-EasyPostのリゴベルト・ウランと、UAE Team Emiratesのジェイ・ヴァインも1分以上のタイムロスとなってしまった。
プリモッシュ・ログリッチは奇跡だと
ゴール手前7kmのカーブで次々にライダーが落車。Movistar Teamのフェルナンド・ガビリアは真ん中で落車してしまい、多くのライダーが足止めをされてしまう。
プリモッシュ・ログリッチは、フェルナンド・ガビリアの後ろいるように見える。
前で通り抜けたのは30人程度しかいない状態だった。
クーン・ボウマンは、道路端でサポートカーを待っている。
プリモッシュ・ログリッチは、クーン・ボウマンのバイクを借りて集団復帰を目指したのだ。プリモッシュ・ログリッチは、177cm。
クーン・ボウマンは、178cm。身長が同じだったのが幸いしている。
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Een nog steeds opgewekte Primoz Roglic na de etappe… pic.twitter.com/8TPALehcGc
— Team Jumbo-Visma Supporters (@TJV_supporters) May 10, 2023
雨に濡れ、泥だらけの悪天候の中、ゴールラインで記者会見に臨んだログリッチは目に見えて安堵し、レース続行に尽力してくれたチームメイトに感謝の言葉を述べた。
ブエルタやツールのように大きなケガはない。
「大丈夫、もっと悪くなる可能性もあった。みんなは私を戻すために素晴らしい仕事をしてくれた。
私はただ超ラッキーだった。ここにいられて幸せだ。もちろん、クラッシュは決して良いものではないが、幸運なことに、それは低速で起こった。
チームメイトがそれをどのように解決したかを見るのはよかった。事前に、そのような状況に陥った場合はどうすればよいかを話し合っていた。我々はうまく乗り切ることができた。」
プリモッシュ・ログリッチのケガはほとんどないようだ。これが、今後のステージでプリモッシュ・ログリッチとレムコ・エヴェネプールにどう影を落としてくるだろうか。
第7ステージの頂上フニッシュ、第9ステージの個人タイムトライヤルで両者の走りが答えを出してくれる。
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