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2023 パリ~ニース第8ステージ 太陽への道の最終ステージでのポガチャル、ヨナス・ヴィンゲゴーの対決は?

この記事は約19分で読めます。

太陽への道、パリ~ニースも最終日。

最後は、プロムナード・デ・ザングレ(英国人の遊歩道)でゴールとなる。タデイ・ポガチャル、ダヴィ・ゴデュ、ヨナス・ヴィンゲゴーなど、総合勢の少人数でのゴールとなりそうだ。

 

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第8ステージ ニース~ニース  118.4 km  

コースプロフィール  photo paris-nice

 

昨年とほぼ同じコースだけど、最後がエズ峠をこえてニースにフニッシュする。

頂上からゴールまでは15km。昨年は、サイモン・イェーツが、プリモッシュ・ログリッチとワウト・ファンアールトに追いかけられながらも独走勝利している。

果たして、今年はどんなゴールとなるのか。

 

  1. 2級山岳 Côte de Levens 6.2km、5.8%
  2. 2級山岳 Côte de Châteauneuf 5.3km、4.3%
  3. 2級山岳 Côte de Berre-les-Alpes 6.3km、6%
  4. 1級山岳 Côte de Peille 6.6km、6.8%
  5. スプリントポイント   Èze
  6. 1級山岳 Col d’Èze 6km、7.6%

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

タデイ・ポガチャルのコメント

一番大事なのはジャージをキープすることだが、ステージで勝てるチャンスが来たら…それは本当に素晴らしいことだ。自分はここで多くのトレーニングを行っている。

特に、今日のクライミングでは特にそうだ。まるでホームレースのように感じる。また暑い日になるだろうし、最初からすでに全速力で進んでいる。ライダーは早い段階で攻撃してくれることを期待している。

今日、多くのことが起こる可能性があるが、信念を持っている。私たちには非常に強力なチームがあり、コントロールを行使することもできる。

 

第8ステージのスタート時の4賞ジャージは

  • 総合 タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates
  • ポイント賞 オラフ・コーイ Jumbo-Visma
  • 山岳賞 ヨナス・グレゴー Uno-X Pro Cycling Team
  • 新人賞 マッテオ・ヨルゲルソン Movistar Team

 

16人の逃げ

当初Uno-X Pro Cycling Teamのアレクサンダー・クリストフとヨナス・グレゴーが二人で逃げていた。これはヨナス・グレゴーの山岳賞ジャージ獲得のためだ。

しかし、アレクサンダー・クリストフは山岳で集団に戻る。

  1. ヤン・トラトニク Jumbo-Visma
  2. ルーカス・ハミルトン Team Jayco AlUla
  3. ヨナタン・ナルバエス INEOS Grenadiers
  4. ニルス・ポリッツ BORA-hansgrohe
  5. シュテファン・キュング Groupama – FDJ
  6. フレッド・ライト Bahrain Victorious
  7. ヨン・イサギレ Cofidis
  8. オリバー・ナーセン AG2R Citroën Team
  9. ケヴィン・ヴォークリン Team Arkéa Samsic
  10. クレモン・シャンプッサン Team Arkéa Samsic
  11. パスカル・エーンクホーン Lotto-Dstny
  12. リリアン・カルメージャヌーヌ Intermarché – Circus – Wanty
  13. コービー・ホーセンス Intermarché – Circus – Wanty
  14. ダビ・デラクルス Astana Qazaqstan Team
  15. ユーゴ・ウル Israel – Premier Tech
  16. ヨナス・グレゴー Uno-X Pro Cycling Team

 

2級山岳 Côte de Berre-les-Alpes 6.3km、6%

頂上まで後1km。持つか。すでに集団がチラチラと後ろに見えている。

 

山岳賞ジャージのヨナス・グレゴーが必死で引く。

 

なんとかヨナス・グレゴーが集団に追いつかれず1位通過。

  1. ヨナス・グレゴー Uno-X Pro Cycling Team 5ポイント
  2. クレモン・シャンプッサン Team Arkéa Samsic 3ポイント
  3. ダビ・デラクルス Astana Qazaqstan Team 2ポイント

 

集団から追いついたシュテファン・キュングなどが新たに5人の逃げを作りだす。

  1. ヤン・トラトニク Jumbo-Visma
  2. ルーカス・ハミルトン Team Jayco AlUla
  3. シュテファン・キュング Groupama – FDJ
  4. オリバー・ナーセン AG2R Citroën Team
  5. クレモン・シャンプッサン Team Arkéa Samsic

 

逃げ屋が揃ったメンバーは、残り56.5kmで36秒までタイム差を広げた。そろそろ登りに入る。

 

1級山岳 Côte de Peille 6.6km、6.8%

UAE Team Emiratesが集団を引いていると、ワウト・プールスがアタック。

 

すぐに、ワウト・プールスはリードを築く。問題は先頭に追いつくかだ。

 

総合16位。Team Arkéa Samsicのケヴィン・ヴォークリンが集団から遅れる。

 

山岳賞を決めたヨナス・グレゴーも集団から切れる。あとはゴールを目指すだけだ。

 

集団からAstana Qazaqstan Teamが攻撃を。

 

先頭からワウト・プールスが見えてきた。

 

ワウト・プールスが合流。先頭は6人に。

 

ワウト・プールスは、休むことなく先頭からアタック。

 

後ろからついてくるのはオリバー・ナーセン。

 

1級山岳頂上まで2.2km。これは越えそうだ。オリバー・ナーセンは追いつかない。

 

メイン集団は35秒差で、UAE Team Emiratesのティム・ウェレンスが引いている。

 

ワウト・プールスが1級山岳をクリアー。

 

メイン集団は38秒差でクリアー。

  1. ワウト・プールス Bahrain Victorious 10ポイント
  2. ダビ・デラクルス Astana Qazaqstan Team  6ポイント
  3. ルーカス・ハミルトン Team Jayco AlUla 4ポイント
  4. シュテファン・キュング Groupama – FDJ 2ポイント
  5. オリバー・ナーセン AG2R Citroën Team 1ポイント

 

追走していた5人が集団に捕まる。

 

これで逃げているのはワウト・プールスだけに。

 

集団は30人くらい。

 

スプリントポイント   Villars-sur-Var

集団はGroupama – FDJがダヴィ・ゴデュのためにトレインを組む。

 

ワウト・プールスは1位通過。

 

2位はやはり、タデイ・ポガチャル。

  1. ワウト・プールス Bahrain Victorious 6ポイント・6秒
  2. タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates 4ポイント・4秒
  3. ダヴィ・ゴデュ Groupama – FDJ 2ポイント・2秒

 

ダヴィ・ゴデュとタデイ・ポガチャルは少し話して集団に戻る。

 

ワウト・プールスは、残り26.8kmで捕まった。すでに足を止めていた。

 

1級山岳 Col de la Couillole 6km、7.6%

最後の山岳だ。先頭はUAE Team Emiratesのフェリックス・グロスチャートナー。

 

Alpecin-Deceuninckのセーアン・クラーウアナスンも切れた。

 

並びは、フェリックス・グロスチャートナー、タデイ・ポガチャル、ヨナス・グレゴー、ダヴィ・ゴデュ。

 

フェリックス・グロスチャートナーが引き終わった所で、サイモン・イェーツがアタック。

 

フェリックス・グロスチャートナーは仕事終了。

 

すぐに4人となる。

 

カーブを曲がった瞬間だった。

 

タデイ・ポガチャルがアタック。ヨナス・ヴィンゲゴーとサイモン・イェーツは顔を見合している。

 

誰も反応しない。

 

 

ヨナス・ヴィンゲゴーが追走の先頭にたったが、追いつく感じはしない。

 

これはタデイ・ポガチャル単独となりそうだ。

 

ダヴィ・ゴデュが追い始めた。

 

ダヴィ・ゴデュは追いつくか。

 

タデイ・ポガチャルは後ろを確認して踏み込む。

 

ダヴィ・ゴデュは後続に捕まる。

 

タデイ・ポガチャルは、このコースはホームコースだというくらい練習で使っているのでアタックのタイミングも良く知っている。

 

30秒離れてしまった。

  1. ヨナス・ヴィンゲゴー Jumbo-Visma
  2. サイモン・イェーツ Team Jayco AlUla
  3. ダヴィ・ゴデュ Groupama – FDJ
  4. マッテオ・ヨルゲルソン Movistar Team

 

ポガチャルはアウターで上がっている。

 

タデイ・ポガチャルが1級山岳を先頭で通過。

 

後続も通過。

  1. タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates 10ポイント
  2. ダヴィ・ゴデュ Groupama – FDJ 5ポイント
  3. マッテオ・ヨルゲルソン Movistar Team 3ポイント
  4. ヨナス・ヴィンゲゴー Jumbo-Visma 2ポイント
  5. サイモン・イェーツ Team Jayco AlUla 1ポイント

 

タイム差は50秒にひろがった。

 

4人で追うのにタイム差は縮まらない。

 

残り4.4km。タイム差は43秒。この時期からこんなに調子が良くて大丈夫なんだろうか。逆に心配になるほどだ。

 

カメラに向かってちらっと笑ったぞ。

 

タデイ・ポガチャルは、ゴール前から観客をあおっていつものポーズでゴール。

 

このパリ~ニースで3勝目をあげる完璧な勝ち方を見せてくれた。最後は、独走勝利のおまけつきだ。これは、ミラノ~サンレモでも勝てるほど調子が上がっているのではないだろうか。

 

2位にはスプリントでヨナス・ヴィンゲゴーが入った。タデイ・ポガチャルとの対決では、完敗となってしまった。まだ、ツールまでは時間があるので、これからの調整によるだろう。

次に二人がステージレースで対決するのは7月のツール・ド・フランスだ。

 

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リザルト

タデイ・ポガチャルのコメント

その前にティレーノ〜アドリアティコに2度出場しているので、パリ~ニースには出場していないんだ。でも、シーズンの最初のレースはいつもいい感じなんだ。

攻撃は最大の防御とはよく言ったものだ。この道は、トレーニングで熟知している。それをうまく配分した。

ここでの競争はとても良かった。ダヴィ・ゴデュとヴィンゲゴーもトップクラスなので、一緒に表彰台に上れたことは特別なことだ。この勝利があれば、来週のミラノ~サンレモも、もっとリラックスできる。

第8ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 60
14″
2:51:02
2
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma 40
6″
0:33
3
 GAUDU David
Groupama – FDJ 30
6″
,,
4
 YATES Simon
Team Jayco AlUla 25   ,,
5
 JORGENSON Matteo
Movistar Team 20   ,,
6
 POWLESS Neilson
EF Education-EasyPost 15   0:43
7
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers 10   ,,
8
 BARDET Romain
Team DSM 8   ,,
9
 HAIG Jack
Bahrain – Victorious 5   ,,
10
 MÄDER Gino
Bahrain – Victorious 2   ,,
11
 DE LA CRUZ David
Astana Qazaqstan Team     2:49
12
 GENIETS Kevin
Groupama – FDJ     ,,
13
 KRAGH ANDERSEN Søren
Alpecin-Deceuninck     ,,
14
 MOLARD Rudy
Groupama – FDJ     ,,
15
 SOBRERO Matteo
Team Jayco AlUla     ,,
16
 PARET-PEINTRE Aurélien
AG2R Citroën Team     ,,
17
 SCHULTZ Nick
Israel – Premier Tech     ,,
18
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
INEOS Grenadiers     ,,
19
 GOOSSENS Kobe
Intermarché – Circus – Wanty     ,,
20
 HAMILTON Lucas
Team Jayco AlUla     ,,
21
 IZAGIRRE Ion
Cofidis     ,,
22
 KÜNG Stefan
Groupama – FDJ     5:14
23
 BERNARD Julien
Trek – Segafredo     ,,
24
 NAESEN Oliver
AG2R Citroën Team     ,,
25
 BERTHET Clément
AG2R Citroën Team     ,,
26
 CALMEJANE Lilian
Intermarché – Circus – Wanty     ,,
27
 CHAMPOUSSIN Clément
Team Arkéa Samsic     ,,
28
 SÁNCHEZ Luis León
Astana Qazaqstan Team     ,,
29
 HOULE Hugo
Israel – Premier Tech     6:20
30
 TRATNIK Jan
Jumbo-Visma     6:27

総合2位のダヴィデ・ゴデュのコメント

これはもちろん素晴らしい結果だ。パリ~ニースやワールドツアーの別のステージレースで表彰台に上るチャンスは、そうそうあるものではない。事前に知っていれば、サインしていただろうに。

そこで彼を追うことができませんでした。急なところは逆襲が怖くてマイペースで走りたかった。トップまでペースを上げ続けた。

今日、ポガチャルは強かった。それについてできることはあまりなかった。今日と残りの週について後悔する必要はない。チームは、チームのタイムトライアル中も、1 週間ずっと強かった。

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 500
50″
24:01:38
2 2
 GAUDU David
Groupama – FDJ 400
24″
0:53
3 3
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma 325
10″
1:39
4 4
 YATES Simon
Team Jayco AlUla 275   2:14
5 5
 MÄDER Gino
Bahrain – Victorious 225
4″
2:56
6 6
 POWLESS Neilson
EF Education-EasyPost 175   3:17
7 7
 BARDET Romain
Team DSM 150   3:19
8 8
 JORGENSON Matteo
Movistar Team 125   ,,
9 9
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers 100   4:05
10 11 ▲1
 HAIG Jack
Bahrain – Victorious 85   4:56
11 12 ▲1
 PARET-PEINTRE Aurélien
AG2R Citroën Team 70   7:28
12 13 ▲1
 DE LA CRUZ David
Astana Qazaqstan Team 60
6″
9:18
13 15 ▲2
 GOOSSENS Kobe
Intermarché – Circus – Wanty 50
4″
10:01
14 10 ▼4
 LATOUR Pierre
TotalEnergies 40
4″
10:03
15 14 ▼1
 BERTHET Clément
AG2R Citroën Team 35   11:46
16 19 ▲3
 CALMEJANE Lilian
Intermarché – Circus – Wanty 30   14:20
17 21 ▲4
 MOLARD Rudy
Groupama – FDJ 30   14:38
18 16 ▼2
 VAUQUELIN Kévin
Team Arkéa Samsic 30   14:52
19 17 ▼2
 JUNGELS Bob
BORA – hansgrohe 30   14:55
20 18 ▼2
 HARPER Chris
Team Jayco AlUla 30   17:22
21 23 ▲2
 IZAGIRRE Ion
Cofidis 20   17:33
22 24 ▲2
 HAMILTON Lucas
Team Jayco AlUla 20   18:57
23 20 ▼3
 FOSS Tobias
Jumbo-Visma 20   19:36
24 22 ▼2
 SÁNCHEZ Luis León
Astana Qazaqstan Team 20   19:40
25 27 ▲2
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
INEOS Grenadiers 20   21:30
26 29 ▲3
 GENIETS Kevin
Groupama – FDJ 20   24:37
27 26 ▼1
 POELS Wout
Bahrain – Victorious 20
6″
25:44
28 25 ▼3
 EENKHOORN Pascal
Lotto Dstny 20   27:06
29 33 ▲4
 SOBRERO Matteo
Team Jayco AlUla 20   27:59
30 31 ▲1
 HOULE Hugo
Israel – Premier Tech 20   28:44

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 65
2 3 ▲1
 GAUDU David
Groupama – FDJ 41
3 2 ▼1
 KOOIJ Olav
Jumbo-Visma 34
4 5 ▲1
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma 26
5 7 ▲2
 YATES Simon
Team Jayco AlUla 16
6 6
 MÄDER Gino
Bahrain – Victorious 15
7 14 ▲7
 POWLESS Neilson
EF Education-EasyPost 11
8 10 ▲2
 BARDET Romain
Team DSM 11
9 23 ▲14
 JORGENSON Matteo
Movistar Team 9
10 8 ▼2
 CORT Magnus
EF Education-EasyPost 9

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 GREGAARD Jonas
Uno-X Pro Cycling Team 45
2 2
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 32
3 4 ▲1
 GAUDU David
Groupama – FDJ 15
4 3 ▼1
 EENKHOORN Pascal
Lotto Dstny 11
5  
 POELS Wout
Bahrain – Victorious 10
6 19 ▲13
 DE LA CRUZ David
Astana Qazaqstan Team 9
7 5 ▼2
 DUJARDIN Sandy
TotalEnergies 8
8 10 ▲2
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma 5
9  
 NAESEN Oliver
AG2R Citroën Team 5
10 6 ▼4
 SKAARSETH Anders
Uno-X Pro Cycling Team 5

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 24:01:38
2 2
 JORGENSON Matteo
Movistar Team 3:19
3 3
 VAUQUELIN Kévin
Team Arkéa Samsic 14:52
4 4
 RIES Michel
Team Arkéa Samsic 35:50
5 5
 CHARMIG Anthon
Uno-X Pro Cycling Team 41:20
6 6
 VERMAERKE Kevin
Team DSM 43:04
7 11 ▲4
 CHAMPOUSSIN Clément
Team Arkéa Samsic 43:16
8 8
 LOUVEL Matis
Team Arkéa Samsic 51:26
9 7 ▼2
 DINHAM Matthew
Team DSM 51:48
10 10
 VAN MOER Brent
Lotto Dstny ,,
こちらはハイライト動画

 

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