クリス・フルームは、新しいYouTube動画を公開。
最初は、毎年オフシーズンにマイアミビーチで行われるBest Buddies Challenge参加の様子を見せてくれている。今年は、INEOS Grenadiersのダニエル・マルティネスも参加していた。
警察のバイク先導で道を貸し切って走っているのだから言うことなしでしょうね。その後、元チームメイトのBahrain Victoriousのワウト・プールスとのライド。
その後、今年ツールで感染したコロナの影響について、最大酸素摂取量などが減ったことについて語っている。
コロナの与える影響について
フルームは、動画の後半からコロナの影響について語っている。
「今シーズンは、体調が良くなかった。本当に休みが必要だったと思う。コロナは本当に僕を6回ノックアウトしたんだ。
ただ、そこから立ち直ることができなかった。バイクにエネルギーがあるようには感じなかった。ブエルタでは、レースで力をつけるために行ったんだけど、ずっとフラット、フラット、フラットな感じだった。」
フルームはまた、自分のVO2MAXがウイルスに影響されたことは間違いないと信じており、「奇妙な心拍数の測定値」を生み出すこともあると説明した。
生理学的検査のためにイスラエルに行き、VO2maxを72.1、レース体重であれば75であることを記録した。
2015年、フルームのパフォーマンスにまつわる疑惑を払拭するために受けた検査では、88.2に正規化された84.6のスコアを記録している。
VO2maxの問題だけでなく、フルームは、他のプロ選手との会話から、コビッドの持つ他の影響も明らかになったと説明している。
「コビドに感染することは、心臓に大きな影響を与えることは間違いない。多くの人が思っているように、特にプロライダーにとっては、インフルエンザにかかるようなものではないんだ。
プロトン内で話したところでは、多くの選手が2、3ヶ月後に後遺症に悩まされている。疲労感、エネルギーレベルが同じでないように感じたり、心拍数がおかしくなったりしている。
イスラエルに行って、生理学的なテストを一通り行い、コロナの影響を受けているVO2MAXをチェックしたのはよかった。また、心臓の検査も重要で、すべてがうまくいっているかどうかを確認するために行った。」
ただ、VO2MAXの数値が元に戻るのかはわからない。最大酸素摂取量が減ってしまっては、レースでも全力を出し切るのは難しいだろう。
コロナとは、これからも共存しなければならないので、今後もかからないことを願うしかない。
フルームは、2023年シーズンはサントス・ツアー・ダウンアンダーからスタートする。その後のレースは、未定。特に、ツール・ド・フランスなどは招待を受けれるのか分からない状態だ。
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