2022 ツアー・ルクセンブルク第3ステージ　　ワールドツアーレーサーを打ち破る!

第2ステージを終えて、リーダーはGroupama – FDJのヴァランタン・マデュアス。

第3ステージも超級山岳が3回出てくるけど、他のステージレースでは3級山岳程度かもしれない。不思議なのは、ステージ中盤に高い山があるのだけど、こちらには等級がない。

登坂距離は8kmくらいあるんだけど。このステージでも、総合が動くことはないかも。

 

第3ステージ ロスポート～ディーキルヒ 188.4km

 

ルクセンブルの最も高い山はクナイフの丘で560m。今回のステージの最高到達点が501mなのでルクセンブルクにしては高い山となるのだろう。

中盤の山岳は8km以上あり、更にアップダウンも続くので自然に集団は絞られていくはず。ただ、勾配はそれほど厳しくはない。

最後は、スプリントで決着となりそうだ。

 

1. スプリントポイント　Rosport
2. 1級山岳    コート・ド・ミヒールスベルグ   2.1km・7.4%
3. 超級山岳　Um Knupp 　0.9km・7.6%
4. スプリントポイント　ディーキルヒ　フニッシュライン
5. 超級山岳　Héndelbierg 　　2.1km・6%
6. 超級山岳　Huelewee  　1.3km ・9%

 

スタート前

リーダージャージをヴァランタン・マデュアスはキープできるのか?

 

今日のルクセンブルクは晴れ。17℃。マッテオ・トレンティンはポイント賞ジャージに。

 

スタートラインには、往年の名選手アンディ・シュレックの姿も見られた。

 

8人の逃げ

ベテランのピエール・ロランの入っている逃げ。プロで勝利しているのはピエール・ロランだけだ。

1. トーマス・デルフィス　AG2R Citroën Team
2. ピエール・ロラン　B&B Hotels – KTM
3. GELDERS Gil(Bingoal Pauwels Sauces WB)
4. ORTS Felipe(Burgos-BH)
5. LOPEZ Joseba(Caja Rural – Seguros RGA)
6. ニコラウ・ジュエル(Caja Rural – Seguros RGA)
7. シンドレ・クルセット　Uno-X Pro Cycling Team
8. BONNET Theo(Geofco-Doltcini Materiel Velo.com)

 

集団はGroupama – FDJが先頭をひく展開。

 

残り81.8kmで2分31秒のタイム差。

 

残り74kmで2分14秒と安定している。

 

超級山岳　Um Knupp 　0.9km・7.6%

先頭が超級山岳に。

 

最大勾配21%は見上げるような角度だ。

 

集団も道端一杯で登り出す。

 

3人が先頭から抜け出して山岳ポイント通過。

1. ニコラウ・ジュエル(Caja Rural – Seguros RGA)　5ポイント
2. GELDERS Gil(Bingoal Pauwels Sauces WB)　3ポイント
3. ETXEBERRIA Josu(Caja Rural – Seguros RGA)　2ポイント
4. ETXEBERRIA Asier(Euskaltel – Euskadi)　1ポイント

 

集団も下りに入っている。大集団のまま。

 

Cofidisのアントニー・ベレスはサポートカーで補給中。

 

集団牽引にTrek-SegafredoとUAE Team Emiratesが加わる。

 

Quick-Step Alpha Vinyl Teamのティム・デクレルも集団牽引に入る。

 

スプリントポイント　ディーキルヒ　フニッシュライン

ピエール・ロラン先頭でスプリントポイントを通過。

1. ピエール・ロラン　B&B Hotels – KTM　3ポイント・3秒
2. トーマス・デルフィス　AG2R Citroën Team　2ポイント・2秒
3. GELDERS Gil(Bingoal Pauwels Sauces WB)　1ポイント・1秒

 

集団も通過。

 

残り16.1kmで集団が後ろに。

 

タイム差4秒。

 

残り17.2kmで先頭集団は捕まった。

 

超級山岳　Héndelbierg 　　2.1km・6%

短い登りに連続して入る。

 

先頭はGroupama – FDJ。

 

マッテオ・トレンティンが3番手についている。

 

ポイントは1位通過はB&B Hotels – KTMのビクター・コレツキー。

 

集団は一列棒状で下ってくる。

 

超級山岳　Huelewee  　1.3km ・9%

Trek-Segafredoのジュリオ・チッコーネ先頭で最後の山岳に。

 

後方からマッテオ・トレンティンが上がってくる。

 

後方からGroupama – FDJのケヴィン・ゲニッツが上がってくる。

 

ケヴィン・ゲニッツが先頭に立った。

 

だが、完全に抜け出した訳ではない。

 

更に、ケヴィン・ゲニッツがスパート。

 

ケヴィン・ゲニッツはジュリオ・チッコーネに追いつかれる。

 

後方からヴァランタン・マデュアスがスパート。

 

Alpecin-Deceuninckのシェード・バックスが先頭に立つ。この登りでは決まらない。

 

下り終わったところで、Trek-Segafredoのマティアス・スケルモースイェンセンがアタック!

 

ヴァランタン・マデュアスは集団の後方。

 

マティアス・スケルモースイェンセンは8秒差で逃げる。

 

残り6kmで10秒差。凄い独走力だ。

 

集団は二つに割れている。

 

ヴァランタン・マデュアスは集団最後尾に。

 

マティアス・スケルモースイェンセンは粘る。

 

残り1.5km。まだ100m離れている。しかし、マティアス・スケルモースイェンセンは、上空からの映像で残り1kmで捕まってしまう。

 

Cofidisのバンジャマン・トマが抜け出した。

 

バンジャマン・トマが最後のカーブをトップで抜けてきた。

 

後ろから集団も追いこんでくるが届かない。

 

バンジャマン・トマをBolton Equities Black Spoke Pro Cyclingのアーロン・ゲイトが抜いた。

 

アーロン・ゲイトが伸びる!

 

アーロン・ゲイトが勝利だ～!

アーロン・ゲイトは、2017年から2年間Aqua Blue Sportで走っていた。だが、チームは解散。その後はコンチネタルチームで走っている。

今シーズンは、英国のコモンウェルスゲームズでも勝利している。

2021年にはニュージーランド選手権個人タイムトライヤルで優勝。トラックでも金メダルを3個獲得しているスピードマンだ。

これで、キャリア通算6勝目。アーロン・ゲイトはボーナスタイム10秒を獲得して、総合4位にジャンプアップだ。

 

リザルト

第3ステージ　リザルト

アーロン・ゲイトのコメント

このレースでは前に出られると思っていたが、残念ながらそうではなかった。この勝利は本当に予想外だった。最後に、ベンジャミンと私は少し差をつけた。その後は、スプリントを完走するだけでした。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞