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2022 ツール・ド・フランス第1ステージでイヴ・ランパールトがワウト・ファンアールトを破った秘密兵器とは?

機材情報
Photo credit: dvdbramhall on Visualhunt
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ツール開幕戦のコペンハーゲンでの個人タイムトライヤルはあいにくの雨の中スタート。

前半に走ることを選択した多くのライダーが、かなりの雨の中走ることを余儀なくされた。後半スタートのイヴ・ランパールトは、驚異的なタイムを叩ぎだしステージ優勝をもぎ取った。

 

ワウト・ファンアールトよりも、5秒も速く、ガンナよりも10秒も良いタイム。世界トップのフィリッポ・ガンナとワウト・ファンアールトを破ったのだから素晴らしいことだ。

このタイム短縮に貢献した秘密が分かっている。

 

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タイム更新の秘密

 

Quick-Step Alpha Vinyl Team、BORA – hansgrohe、TotalEnergiesがエアロバラクラバを使用していたけど、イブ・ランパールト使っていない。

タイム短縮には関係ないのかも。

イブ・ランパールトが大きくワウト・ファンアールトを上回った区間がある。それが以下の700mのカーブが連続する場所だ。道端が少し狭く高低差もある。

 

イブ・ランパールトのstravaより

 

1位のJohn Deereというのがイブ・ランパールトのこと。ワウト・ファンアールトは、54秒でイブ・ランパールトよりも3秒も離れている。

やはり、カーブで差がついたのが多いということが言えるだろう。同じようにマチュー・ファンデルプールよりもイヴ・ランパールトのほうが速い。

 

この秘密について、メカニックのニコラス・クースマンが明かしている。

イヴ・ランペールはタイムトライアル中、ヘルメットの下に「クレイジーフラップ」を装着していなかったが、バイクサプライヤーであるスペシャライズドのレインタイヤを装着し、コペンハーゲンの街を安全に走行していた。

Rapid Air Turbo Wet Tyreは今年から導入した。ライダーは、より快適になったと感じている。

そのレインタイヤのプロファイルは、我々の ドライタイヤのプロファイルと同じで、ラバーが違うだけだ。

簡単に説明すると、普通のタイヤは上に硬いゴム、横に柔らかいゴムがあって、それでコーナーを曲がりやすくなっているんだ。

レインタイヤは、上部とサイドに柔らかいゴムがついている。違いがよくわからないけど、あるんだ。

 

秘密は、Rapid Air Turbo Wet Tyreだった。これは既に使用しているRapid Air Turboのレイン版ということだ。

 

ファビオ・ヤコブセンも絶賛

先週のオランダ選手権に出場したファビオ・ヤコブセンも絶賛している。

路面が濡れていると、より快適になり、あえて少し速くカーブを通過することができる。ライダーに精神的なアドバンテージを提供してくれるんだ。

しかし、もちろん誰もがイノベーションを求めている。そのことに幻想を抱くべきではない。

何もかもが近い。でもいずれにせよ、このタイヤは昨日のイヴを助けてくれたんだ。

 

当然、Quick-Step Alpha Vinyl Team、BORA – hansgrohe、TotalEnergiesは全員が新しいレインタイヤを使用している。

この中でも、突出した力を持ったイブ・ランパールトが最も良いタイムを出したということだ。当然力もあるけど、タイヤの影響もあったことは記録が物語っている。

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