2025 ツール・ド・スイス第1ステージ 初日は驚きの展開に!

1933年から開催されているツール・ド・スイス。Tour de Suisse(2.UWT)

クリテリウム・デュ・ドーフィネと並んで、ツール・ド・フランスの準備レースとして出場する総合系のライダーが多い。

2023年に亡くなったジーノ・マーダーのために記念ステージとして最高到達点に #rideforgino 山岳賞贈られる。落車時につけていた44番は使われない。さらに、リーダージャージにはハッシュタグ#rideforginoが付けられる。

 

過去の優勝者

• 2024    アダム・イェーツ
• 2023   マティアス・スケルモースイェンセン
  
• 2022    ゲラント・トーマス
  
• 2021　リチャル・カラパス
• 2019　エガン・ベルナル
• 2018　リッチー・ポート
• 2017　 シモン・シュピラック
  
• 2016　ミゲルアンヘル・ロペス
• 2015　 シモン・シュピラック
  
• 2014　ルイ・コスタ
• 2013　ルイ・コスタ
• 2012　ルイ・コスタ

 

第1ステージ    キュスナハト～キュスナハト　129.4km

 

最後の3級山岳ミハエルスクロイツから逃げ切るライダーはいるだろうか。最後は少人数でのスプリントか。

 

1. 3級山岳　アドリゲンスヴィラー通り (1.7 km・6.2%)
2. 2級山岳　ミハエルスクロイツ通り (3.9 km・8.9%)
3. 残り2周
4. スプリントポイント　Tissot Sprint 1
5. スプリントポイント　Tissot Sprint 2
6. 残り1周
7. 3級山岳　アドリゲンスヴィラー通り (0.9 km・3.8%)
8. 2級山岳　ミハエルスクロイツ通り (3 km・9%)

 

注目のライダーは

• UAE Team Emirates – XRG　ヤン・クリステン、ジョアン・アルメイダ、アントニオ・モルガド
• Alpecin – Deceuninck　シルヴァン・ディリエ
• Arkéa – B&B Hotels　ユエン・コスティウ、ケヴィン・ヴォークリン、アンドレア・ヴェンドラーメ
• Cofidis　ヨン・イサギレ、シルヴァン・モニケ
• Bahrain – Victorious　マテイ・モホリッチ、ペッリョ・ビルバオ
• Decathlon AG2R La Mondiale Team　フェリックス・ガル、シュテファン・ビッセガー、ブロワ・コヌフロワ、ポール・ラペイラ
• EF Education – EasyPost　ニールソン・ポーレス、ルイ・コスタ、マックス・ウォーカー
• Groupama – FDJ　シュテファン・キュング、ロマン・グレゴワール、ヴァランタン・マデュアス
• INEOS Grenadiers　ゲラント・トーマス、ローレンス・デプルス
• Intermarché – Wanty　ゲオルク・ツィンマーマン
• Lidl – Trek　テイオ・ゲイガンハート、アンドレア・バジオーリ、フアン・ロペス、クイン・シモンズ
• Movistar Team　ナイロ・キンタナ、パブロ・カスティーリョ、ペライヨ・サンチェス
• Red Bull – BORA – hansgrohe　アレクサンドル・ウラソフ、ロジャー・アドリア、マッテオ・ソブレロ、ダニー・ファンポッペル
• Soudal Quick-Step　イラン・ファンワイルダー、マウリ・ファンセヴェナント
• Team Jayco AlUla　マウロ・シュミット、ベン・オコナー、フィリッポ・ザナ
• Team Picnic PostNL　ワレン・バルギル、オスカー・オンリー、フランク・ファン・デン・ブルック
• Team Visma | Lease a Bike　ステフェン・クライスヴァイク、バート・レンメン、ティシュ・ベノート
• XDS Astana Team　ダヴィデ・バッレリーニ、二コラ・コンチ、クレモン・シャンプッサン、アルベルト・ベッティオル、ファウスト・マスナダ、ロレンツォ・フォルトゥナート
• Israel – Premier Tech　マイケル・ウッズ、クリス・フルーム、マシュー・リシテーロ
• Lotto　アルノー・デリー、エドゥアルド・セプルベダ
• Q36.5 Pro Cycling Team　ファビオ・クリステン、ジャンルーカ・ブランビッラ、ダビ・デラクルス
• Tudor Pro Cycling Team　ジュリアン・アラフリップ、マルク・ヒルシ

 

スタート

ジュリアン・アラフリップは久々のレース出場。

 

スイス人ライダーが最前列に。まずはGroupama – FDJのシュテファン・キュング。

 

Team Jayco AlUlaのマウロ・シュミット。

 

Decathlon AG2R La Mondiale Teamのシュテファン・ビッセガー。

 

Tudor Pro Cycling Teamのマルク・ヒルシ。

 

UAE Team Emirates – XRGのヤン・クリステン。

 

ニュートラルスタート。

 

UAE Team Emirates – XRGのヤン・クリステンは落車している。

 

集団復帰中だ。

 

2人の逃げ

ジュリアン・アラフリップが逃げている。

1. ジュリアン・アラフリップ　Tudor Pro Cycling Team
2. フェリックス・エンゲルハルト　Team Jayco AlUla

 

残り97km。二人では厳しい。

 

追走が通過。

 

続いて集団が通過。ジュリアン・アラフリップは追走に捕まっている。

 

ヤン・クリステンは、メディカルカーで治療。

 

先頭集団は28人。

 

Team Jayco AlUlaのルーク・ダーブリッジがけん引。残り80kmで3分16秒差。

 

残り69km。3分35秒差。

 

残り63km。人数が多いが登りで絞られるはず。それに後ろの集団も黙ってないだろう。

 

残り42km。Lidl – Trekのクイン・シモンズが落車。雨の路面で滑っている。

 

スプリントポイント　Tissot Sprint 1

残り50km。タイム差は3分34秒。メイン集団は近づいてこない。

 

スプリントポイント　Tissot Sprint 2

Team Jayco AlUlaが相当頑張って先頭集団を引いている。

 

3級山岳　アドリゲンスヴィラー通り (0.9 km・3.8%)

これは先頭集団がそのままいきそう。

 

残り20km。クイン・シモンズが先頭を引く。

 

2級山岳　ミハエルスクロイツ通り (3 km・9%)

集団まで2分52秒ある。もう先頭からステージ優勝が出るのは間違いない。

 

Team Jayco AlUlaが先頭を引く。ベン・オコナーのためだ。多くの総合勢は後ろのメイン集団にいる。

 

ジュリアン・アラフリップもしっかりと集団前方にいる。

 

先頭は23人いる。

 

先頭からIntermarché – Wantyのゲオルク・ツィンマーマンも切れた。下りで追いつくか。

 

残り15km。

 

ここでジュリアン・アラフリップが前に。

 

ジュリアン・アラフリップ、ロマン・グレゴワールと続く。

 

バート・レンメンがアタック。

 

さあ、4人が抜け出した。

1. ケヴィン・ヴォークリン　Arkéa – B&B Hotels
2. ロマン・グレゴワール　Groupama – FDJ
3. バート・レンメン　Team Visma | Lease a Bike
4. ジュリアン・アラフリップ　Tudor Pro Cycling Team

 

先頭はバラバラでポイントを越えていく。

 

なんと、下りでロマン・グレゴワールが抜け出した。雨の危険なコーナーを抜けていく。

 

追走は4人。

 

残り8.5kmで8秒差。バート・レンメンが追走に出る。

 

残り5.7kmで8秒差で変わらず。

 

ロマン・グレゴワールはリードを譲らない。

 

残り5.4km。これは逃げ切ったか。タイム差は縮まらない。

 

残り4.3kmで11秒と開く。

 

凄いなあ～。ゴール前まで独走で逃げ切った。

 

ロマン・グレゴワールが第1ステージの勝者だ!

 

ロマン・グレゴワールは今シーズンの初勝利。

 

どこまでリーダージャージをキープできるのか注目となりそうだ。

 

2位は20秒差でケヴィン・ヴォークリン、バート・レンメン、ジュリアン・アラフリップと続く。

 

総合優勝の筆頭候補だったUAE Team Emirates – XRGのジョアン・アルメイダはステージ25位の3分32秒遅れ。総合は厳しくなった。ここから逆転するには相当山岳で抜け出さないといけない。

 

Team Visma | Lease a Bikeのティシュ・ベノート、 INEOS Grenadiersのゲラント・トーマス、多くの総合勢が遅れている。

この後、それほど長い山岳ステージとかないので、総合勢が逆転出来るチャンスは少ない。

 

リザルト

優勝したGroupama – FDJのロマン・グレゴワール

序盤はレースの流れを追っていただけ。実はちょっとした偶然で、計画していたわけではなかった。でも、走らなければならない時ってあるじゃないですか。

突然、28人のライダーがいる集団の中で、チームからは僕だけが残っていたんだ。Team Jayco AlUlaやArkéa – B&B Hotelsなど、多くのライダーが参加しているチームもあったので、少しだけ彼らに集中した。Team Jayco AlUlaが主導権を握っている限り、僕は何もする必要がなかったんだ。

最終的に、4人で抜け出しましたね。

数コーナーを過ぎた頃、後ろのライダーとのギャップが少し開いていることに気づいた。そこでリスクを冒す価値があると判断した。いくつかのコーナーはトリッキーだったが、自分のラインは常に自信を持って走っていた。

今回総合優勝できるでしょうか?

いずれにせよ、ツールは既に成功だ。たとえ1日だけだとしても、ジャージを着られるのは素晴らしいことだ。ステージを一つずつクリアして、それから結果を見ていこう。総合順位で既にリードしているなら、それを守らない手はないでしょ？

 

3位　Team Visma | Lease a Bikeのバート・レンメン

スタートは登りが多く、非常にオープンなコース状況だった。すぐに前に飛び出し、とてもうまくいった。 その後、ベン・オコナーを含む大きな集団が逃げていった。 彼のチームメイトがそこにいれば、彼らは走るだろうから。 そのあとを追って飛び込んだら、みんなかなりのスピードで走り去った。

どちらに転ぶかわからない。 ここ数週間、ジロ前の期間ほどトレーニングをしていなかった。 だから何を期待していいのかわからなかった。 とてもうれしいよ。

すでにほとんどの選手と大きな差をつけている。 次の目標は？

上り坂を得意とするライダーはたくさんいるが、今日はトップグループにいなかった。 そういう意味では、すでに3分を獲得しているのは非常に有利だ。 この3位を守れたら最高だけど、どうなるかは毎日見ていくことにしよう。 良いスタートであることは否定できない。

 

第1ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞