2023 ツール・ド・ワロニー第3ステージ　2段登りのゴールを制したのは?

第2ステージでは、復帰第3戦で勝利したアルノー・デリーがゴールを駆け抜けた。かなりポジションは後ろだったのに、前を走るライダーとのスピード差は歴然だった。

アルノー・デリーは、フィリッポ・ガンナとタイム差なしで、リーダージャージを着用してスタートとなる。

 

トゥアン～モン・サン・ギベール 　186.8km 

 

第3ステージは、丘陵コースとなっている。最後のゴールも2段階の登りが待っている。生き残ったライダーによる力勝負となりそうだ。

 

1. 1級山岳　Côte des Quatre Chemins 　4.9km・3.2%
2. 2級山岳　Côte de la Reine 　2.4km・5.3%
3. 1級山岳　Côte de Leffe 　4.1km・4.5%
4. スプリントポイント　Profondeville
5. 2級山岳　Côte de la Pairelle 　2.6km・4.3%
6. スプリントポイント　Temploux
7. スプリントポイント　Bousval

 

3人の逃げ

昨日も逃げた山岳賞のヨハン・ミーンズと、アレックス・コールマンが逃げている。

1. ヨハン・ミーンズ　Bingoal  WB
2. アレックス・コールマン　Team Flanders – Baloise
3. トルド・グドメスタッド　Uno-X Pro Cycling Team

 

1級山岳　Côte des Quatre Chemins 　4.9km・3.2%

ポイント獲得順位は

1. ヨハン・ミーンズ　Bingoal  WB　10ポイント
2. トルド・グドメスタッド　Uno-X Pro Cycling Team　8ポイント
3. アレックス・コールマン　Team Flanders – Baloise　6ポイント
4. ディミトリ・ペイスケンス　Bingoal  WB　4ポイント
5. アクセル・デリー　Lotto-Dstny　2ポイント

 

2級山岳　Côte de la Reine 　2.4km・5.3%

ポイント獲得順位は

1. ヨハン・ミーンズ　Bingoal  WB　6ポイント
2. アレックス・コールマン　Team Flanders – Baloise　4ポイント
3. トルド・グドメスタッド　Uno-X Pro Cycling Team　2ポイント

 

残り79km。集団先頭はLotto-Dstnyのアルノー・デリーの兄、アクセル・デリーが引く。その後ろはINEOS Grenadiersのルーク・プラップ。

 

スプリントポイント　Profondeville

ポイント獲得順位は

1. アレックス・コールマン　Team Flanders – Baloise　5ポイント・3秒
2. トルド・グドメスタッド　Uno-X Pro Cycling Team　3ポイント・2秒
3. ヨハン・ミーンズ　Bingoal  WB　1ポイント・1秒

 

2級山岳　Côte de la Pairelle 　2.6km・4.3%

先頭は4分差で1級山岳に。

 

集団はINEOS Grenadiersのルーク・プラップが引き、タイム差は3分31秒に。

 

先頭交代には、Lidl-Trekのアマヌエル・ゲブレイグザブハイアーも加わっている。

 

残り51.6km。先頭3人は最大8分近くリードしていたけど、現在は2分4秒まで縮まってきた。

 

スプリントポイント　Temploux

ポイント獲得順位は

1. アレックス・コールマン　Team Flanders – Baloise　5ポイント・3秒
2. トルド・グドメスタッド　Uno-X Pro Cycling Team　3ポイント・2秒
3. ヨハン・ミーンズ　Bingoal  WB　1ポイント・1秒

 

残り43.3kmで集団が活性化。

 

Alpecin-Deceuninckのドリース・デポンドが反応して前で展開している。

 

集団の動きが止まる。

 

残り39.9km。集団は横一線に。タイム差は1分51秒。

 

集団がペースアップ。リーダーのアルノー・デリーも前を引く。

 

あっと、Lidl-Trekのマティアス・ヴァチェクが落車。

 

集団後方が巻き込まれる。

 

かなりの人数が巻き込まれた。

• マティアス・ヴァチェク　Lidl-Trek
• ユエン・コスティウ　Team Arkéa Samsic   DNF
• マイケル・スコットソン　Groupama – FDJ　DNF

 

リーダーのアルノー・デリーも巻き込まれており、集団復帰を試みている。

 

アルノー・デリーに後続が追いついてくる。

 

フィリッポ・ガンナがはいった先頭は、一気に逃げを吸収してペースを上げている。

 

アルノー・デリーのグループは15秒遅れている。

 

あ～、再接続しそうだ。

 

後続が無事に追いつく。

 

ラウンドアバウトで、アルノー・デリーは、反対車線に。

 

これは合流するのか?

 

無事に合流して、アルノー・デリーのグループはイン周りで先頭に。

 

残り1周

集団は残り1周に。

 

Intermarché – Circus – Wantyの、ハイス・レームライズはシューズを掲げている。シューズ交換か?

 

Lidl-Trekのティボー・ネイスがパンク。

 

ドリース・デポンドが攻撃。

 

少し抜け出したが、すぐに捕まってしまう。

 

Lidl-Trekのバウケ・モレマは走りながらマシン調整。

 

残り16.6km。先頭にはSoudal – Quick Stepが上がってくる。

 

Team Arkéa Samsicのティボー・ゲルナレックがバイク交換。パンクだ。

 

最後の登りに向けて、位置取りが激しい。

 

登りを越えてきた。

 

スプリントポイント　Bousval

スプリントポイント通過。

1.  ブレント・ファンムール　Lotto-Dstny　5ポイント・3秒
2. ロレンツォ・ロタ　Intermarché – Circus – Wanty　3ポイント・2秒
3. ピム・ロンハール　Baloise – Trek Lions　1ポイント・1秒

 

Lidl-Trek先頭で緩斜面を上がっていく。

 

登りで先頭は少し抜け出している。後方にリーダーのアルノー・デリーがいる。

 

先頭は40人ほどか。

 

おっと、車が止まっており危ない。

 

ペースが上がる。

 

残り4.3kmでSoudal – Quick Stepのアンドレア・バジオーリがアタック!

 

いい感じで抜け出した。

 

アンドレア・バジオーリは集団を突き放す。

 

残り2.7km。ゴールまで届くか。

 

残り1.9kmで集団が迫る。

 

残り1.8kmでアンドレア・バジオーリは捕まった。

 

集団は一列棒状で続いている。

 

残り1.1km。アルノー・デリーは先頭付近にいる。しかし、アシストはいない。

 

Lidl-Trekが先頭でゴールに。

 

Alpecin-Deceuninckが二人で先頭に。後ろは、Soudal – Quick Stepのフロリアン・セネシャル。

 

クサンドロ・ムーリッセの引きから、ティモ・キーリッヒが先頭に。

 

Alpecin-Deceuninckのティモ・キーリッヒが先頭で上がってくる。後ろからフロリアン・セネシャルが追ってくる。

 

ゴールはかなり登っており、ティモ・キーリッヒがトップで駆け上がる。

 

ティモ・キーリッヒが抜け出した～。

 

この差だ。

 

フロリアン・セネシャルを大きく引き離した。

 

ティモ・キーリッヒが雄たけびを上げてゴール～!

物凄いラストスパートで、後ろのフロリアン・セネシャルがあきらめて足を緩めてしまうほど。ティモ・キーリッヒは、シクロクスもしており、現在はAlpecin-Deceuninck Development Teamで走っている。

2024年から2年契約で、Alpecin-Deceuninckに昇格が決定している。当然、プロ初勝利だ。これまでも、トップ10フニッシュを何度も繰り返していた。

明日は個人タイムトライヤルだが、最終走者でリーダージャージを着てスタートとなる。

 

リザルト

ティモ・キーリッヒのコメント

プロシリーズのレースでステージ優勝できて本当にうれしい。最後の数キロで決勝は難しくなった。

Alpecin-Deceuninckの3人のライダーで、クサンドロ・ムーリッセと一緒に、彼に追いつくために最終コーナーまで懸命にプッシュしていた。努力を続けることができ、ラインまで抵抗できた。

この結果は、チーム内で自分の立場を確立していることを証明しており、自分のシーズンの流れに満足している。火曜日には個人タイムトライアルがあり、オレンジのリーダージャージを守り続けるのは難しいだろう。

私はポイントクラスを目指していると思うので、ツール・ド・ワロニーの終わりまでそれを維持することが期待できる。とにかく、今日は私にとって最大の勝利だ。

第3ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞