2023 ブックル・ドゥ・ラ・マイエンヌ第4ステージ 　 最終ステージの勝者は?

ブックル・ドゥ・ラ・マイエンヌも最終ステージ。

総合の行方は、第2ステージで逃げ切ったMovistar Teamのオイエル・ラスカノが守りそうだ。仮に総合2位のアルノー・デマールが勝利してボーナスタイム10秒を獲得しても、28秒差となる。

そうなると、注目となるのはゴールでのスプリントでの勝者となる。UAE Team Emiratesのマルク・ヒルシ当たりが逃げに出ると面白いのだけど。

 

第4ステージ モンシュー～ラヴァル　167km

 

フランス北西部のマイエンヌ県モンシューからスタート。前半に登りがあるがスプリンターも十分に戻ってこれる距離がある。

最後は5kmのローカルサーキットを4周してゴール。スプリントで決着となりそうだ。

 

1. 2級山岳　Petit Tourmalet   0.6km・6.6%
2. スプリントポイント　Évron
3. 1級山岳　Mont Rochard 　4.1km・ 5%
4. 2級山岳　Montaigu 　1.3km・4.6%
5. スプリントポイント　
6. 2級山岳　Côte de la Baconnière 　2.1km・4.1%
7. 2級山岳　Côte de la Galette 　1.2km・4.3%
8. 2級山岳　Côte de la Dombrie 　1.5 km・3%
9. スプリントポイント　ラヴァル

 

スタート

快晴の中スタート。

 

5人の逃げ

5人が逃げている。

1. ティザ・マルコ (Bingoal WB)
2. ジョン・バレンテクスア (Caja Rural – Seguros RGA)
3. MAURELET Flavien (St Michel – Mavic – Auber93)
4. JUILLARD Maximilien (Van Rysel – Roubaix Lille Métropole)
5. MAINGUENAUD Tom (Van Rysel – Roubaix Lille Métropole)

 

残り111.6kmで1分30秒差。

 

2級山岳　Montaigu 　1.3km・4.6%

2級山岳を通過。

1. ティザ・マルコ (Bingoal WB)　6ポイント
2. MAURELET Flavien (St Michel – Mavic – Auber93)　4ポイント
3. ジョン・バレンテクスア (Caja Rural – Seguros RGA)　2ポイント
4. MAINGUENAUD Tom (Van Rysel – Roubaix Lille Métropole)　1ポイント

 

集団はMovistar Teamが引いている。先頭はブラジル王者のヴィニシウス・ランゲル・コスタ。

 

先頭は補給エリアに。タイム差は2分以下でしっかりと管理されている。

 

スプリントポイント　

スプリントポイント前。

 

はやくからCaja Rural – Seguros RGAのジョン・バレンテクスアが仕掛ける。

 

ティザ・マルコが大きく引き離してトップ通過。

1. ジョン・バレンテクスア (Caja Rural – Seguros RGA)　6ポイント・3秒
2. MAINGUENAUD Tom (Van Rysel – Roubaix Lille Métropole)　4ポイント・2秒
3. MAURELET Flavien (St Michel – Mavic – Auber93)　2ポイント・1秒
4. ティザ・マルコ (Bingoal WB)　1ポイント

 

2級山岳　Côte de la Baconnière 　2.1km・4.1%

2級山岳を通過。通過順位は

1. ティザ・マルコ (Bingoal WB)　6ポイント
2. MAURELET Flavien (St Michel – Mavic – Auber93)　4ポイント
3. ジョン・バレンテクスア (Caja Rural – Seguros RGA)　2ポイント
4. MAINGUENAUD Tom (Van Rysel – Roubaix Lille Métropole)　1ポイント

 

2級山岳　Côte de la Galette 　1.2km・4.3%

2級山岳を通過。通過順位は

1. ティザ・マルコ (Bingoal WB)　6ポイント
2. MAURELET Flavien (St Michel – Mavic – Auber93)　4ポイント
3. ジョン・バレンテクスア (Caja Rural – Seguros RGA)　2ポイント
4. MAINGUENAUD Tom (Van Rysel – Roubaix Lille Métropole)　1ポイント

 

集団からアタックが2人。

 

先頭は28秒差に迫られる。

 

集団から逃げだしたのは、Team Arkéa Samsicのユエン・コスティウだ。それをリーダーのオイエル・ラスカノが張りついている。

 

二人はあっと言う間に先頭に追いつく。

 

そのままユエン・コスティウが先頭を引く。

 

2級山岳　Côte de la Dombrie 　1.5 km・3%

そのまま、ポイントを通過。

1. ユエン・コスティウ　Team Arkéa Samsic　6ポイント
2. オイエル・ラスカノ　Movistar Team　4ポイント
3. ティザ・マルコ (Bingoal WB)　2ポイント
4. MAURELET Flavien (St Michel – Mavic – Auber93)　1ポイント

 

 

リーダーがきたので逃げも頑張る。

 

だが、集団は5秒差。

 

リーダーが逃げに入ったら追うしかない。しかも、オイエル・ラスカノは、ユエン・コスティウを逃がさないために前を引かない。

 

残り23kmで逃げは消滅。

 

スプリントポイント　ラヴァル

スプリントポイントを通過。

 

単独で逃げ。

1. GACHIGNARD Thomas (St Michel – Mavic – Auber93) 

 

今度は、Van Rysel – Roubaix Lille Métropoleの二人が逃げに。

 

゜

同じチームなので逃げやすい。

1. GUILLON Célestin(Van Rysel – Roubaix Lille Métropole)　
2. ジェレミー・ルヴォー(Van Rysel – Roubaix Lille Métropole)　

 

前を走るジェレミー・ルヴォーは、2019年までDelkoで走っていたプロ選手。

 

残り8.3kmで5秒差に。

 

先頭二人は捕まってしまった。

 

残り1周

Tudor Pro Cycling Team先頭に残り1周回へ。

 

単発での逃げはあるが、これは捕まる。

 

残り1.6kmに。

 

残り1.3kmではGroupama – FDJが先頭。

 

残り800mでアルノー・デマールの位置を確認。

 

Groupama – FDJは、二人がアルノー・デマールを引いている。

 

一人アシストが外れる。

 

最後のリードアウトだ。昨日と同じマイルズ・スコットソンだ。

 

 

アルノー・デマールが発射された。残り50mだ。

 

しかし、すぐに後ろからアーヴィッド・デクレインがまくりに入る。

 

アーヴィッド・デクレインがアルノー・デマールに並びかける。

 

アーヴィッド・デクレインがアルノー・デマールをかわした。

 

あ～、アルノー・デマールがすでに諦めている。足を止めてしまった。

 

Tudor Pro Cycling Teamのアーヴィッド・デクレインが勝利だ!

 

破れたアルノー・デマールはがっくりと肩を落とす。アーヴィッド・デクレインは、2023ミラノ～トリノに続いて、今シーズンの2勝目となった。

アルノー・デマールは、完璧なトレインだったけれどアーヴィッド・デクレインのリードアウトをした形になってしまった。

 

アーヴィッド・デクレインはチームメイトと喜びを分かち合う。これでキャリア7勝目だ。

 

総合優勝はMovistar Teamのオイエル・ラスカノとなった。

 

リザルト

アーヴィッド・デクレインのコメント

フランスは私にとって第二の国に似ている。両親はフランスに2軒の家を持っていて、私が若かった頃は、毎年3か月間フランスのアルプスの山中にある学校で過ごした。

それがフランスでの成功と関係があるかどうかは分からない。だけど、ここでのレースが好きなのは事実だ。特にここの地域は少し厳しいが、スプリントを妨げるほどではないので完璧だ。

フランスで成功を続ければ、言葉に慣れ始めることも不可能ではないのでは?

たぶんフランス語を勉強するつもり。チーム内ではフランス語を少し話すんだ。

ミラノ～トリノに次いで２度目の成功を収めた舞台となりましたね。

今シーズンは勝ちたいだけです。それが私の目標です！ 私たちは素晴らしいチームで、楽しく、よく協力している。非常に若いチームで、私は最古参のメンバーですが、彼らと一緒にいられるのは素晴らしいこと。ジャージを着ているときはいつも笑顔でいて、その上に勝ちます！

第4ステージリザルト

総合

オイエル・ラスカノのコメント

プロ初の総合優勝を達成できたことは私にとって重要だ。素晴らしいチームがいつもそばにいて、とても素晴らしい一週間でした。皆様の日々の尽力に心より感謝したい。

彼らにとっても、グループ全体にとっても幸せだ。たくさんの攻撃があったが、チームの働きのおかげでそれは簡単になった。最後の直線では注意しなければならなかったが、我々はそれに従ったし、確認することができた。さて、自分の場合、次のレース前に高地でのトレーニングをブロックしている。

ポイント賞

山岳賞

新人賞