2022 シビウサイクリングツアー第2ステージ クイーンステージの勝者は?

シビウサイクリングツアーは、Bardiani-CSF-Faizanèのフィリッポ・フィオレッリがレースリーダーに。

だが、このクイーンステージで間違いなくリーダーはチェンジとなる。Jumbo-Vismaや、BORA – hansgrohe、Cofidisなどが黙ってないだろう。

 

第2ステージ　シビウ～バーゼル湖　179.4km

 

シビウをスタートして、ゴールはバーゼル湖に登るコース。最初の140kmはほぼ平坦。勝負は超級山岳の長い登りで決まる。

2000mを越える高い所に綺麗な湖があるのだから不思議だ。

 

 

最後の超級山岳バーゼル湖は、標高2,033mまで登る。20km以上と長い。平均勾配5.9%。麓からだと30km近くある。これだけ長い登りがあるレースも珍しい。

勾配は著しくきつくないので、登坂力勝負となりそうだ。ここで総合優勝が決まる。

 

1. 3級山岳　Sura Mare  　2.2km・4.4%
2. スプリントポイント　　Rusi
3. スプリントポイント　　Avrig
4. スプリントポイント　　Cartisoara
5. 超級山岳　バーゼル湖   23.3km・5.96%

 

スタート前

雨ではないけど、少し曇り空。気温は31度と暑い。山で雨が降らないといいのだけど。

 

Jumbo-Vismaのオランダチャンピオン、パスカル・エーンクホーンやデビット・デッカーなどは最後尾でウォームアップ。

 

大体先頭付近にいる選手がファーストアタックをかけるのだけど、今日は誰かな。

 

スタート

さあ、オフィシャルスタートだ。

 

開始30分でまだ逃げが決まらない。モトバイクの前方からのカメラの調子がイマイチか。

 

逃げが出来る時には、ヘリからの映像でなくて前方からのカメラで欲しいところ。決まった感じだ。

 

6人の逃げ

スタートから25kmで7人の逃げが完成。

 

メンバーは

1. 102   VĂIDIAN Iustin-Ioan(MENtoRISE Elite Team CFX)
2. 111  GANDIN Stefano(Team Corratec)
3. 134   HERBEN Luuk(ABLOC CT)
4. 184    KLABOUCH Petr(ATT Investments)
5. 243   SCHUNK Conor(Global 6 Cycling)
6. 254   LUTTER Eric(P&S Benotti)
7. 283   LUNCAN Serban(Romania)

 

 

集団はBardiani-CSF-Faizanèが引いている。

 

さらに、ワールドツアーチームも先頭交代に一人ずつメンバーを送る。

 

残り65kmで3分30秒のタイム差。

 

先頭は4人となっている。

1. 111  GANDIN Stefano(Team Corratec)
2. 184    KLABOUCH Petr(ATT Investments)
3. 243   SCHUNK Conor(Global 6 Cycling)
4. 254   LUTTER Eric(P&S Benotti)

 

登りを前に、タイム差は1分45秒に。

 

残り25km。すでに登り始めている。Cofidisが先頭を引き始めた。

 

超級山岳　バーゼル湖   23.3km・5.96%

登り出したが、Jumbo-Vismaのティム・ファンダイクは最後尾。

 

と、思っていたらティム・ファンダイクはすぐに切れていった。新人賞ジャージともお別れだ。

 

先頭はJumbo-Vismaのパスカル・エーンクホーン。

 

残り15kmで、集団から二人が飛び出した。逃げは、コマーシャルの間に捕まったようだ。

1. 121 ヤン・バルタ(Elkov – Kasper)
2. 225  STÜSSI Colin(Team Vorarlberg)

 

残り14kmでJumbo-Vismaのライダーも切れていく。ディビット・デッカーかな。

 

残り13.3km。集団とのタイム差は20秒もない。

 

Lotto Soudalのフィリッポ・コンカは最後尾。

 

集団は15秒差で、Drone Hopper – Androni Giocattoliが引いている。

 

先頭はヤン・バルタ単独となった。

 

結構集団とは離れている。

 

残り6kmで37秒差。集団も20人程度に絞られている。

 

集団は13人に絞られた。

 

先頭のヤン・バルタが捕まってしまう。

 

残り4km。さらに絞られるだろう。Jumbo-Vismaは、ハイム・レームライズが残っている。

 

Israel – Premier Techのアタックがかかるが決まらない。

 

残り2kmでBORA – hansgroheのシアン・エイテブルックスがアタック。シアン・エイテブルックスは、レムコ2世と言われている19歳だ。

 

3人が抜け出した。

 

BORA – hansgroheは、ジョヴァンニ・アレオッティとシアン・エイテブルックス。

1. ジョヴァンニ・アレオッティ　BORA – hansgrohe
2. シアン・エイテブルックス　BORA – hansgrohe
3. ハーム・ファンフック　Lotto Soudal

 

シアン・エイテブルックス先頭でゴールに突っ込む。

 

優勝はジョヴァンニ・アレオッティだ!

ジョヴァンニ・アレオッティは、2年連続の総合優勝にむけて大きく前進した。最後に、シアン・エイテブルックスがいたのが大きい。逆に、ずっと引き続けたシアン・エイテブルックスは登りも強い。

最後のシーンが、モトバイクは、先頭を追わず後続を追っていたのが少し残念。

 

リザルト

第2ステージ　リザルト

ジョヴァンニ・アレオッティのコメント(公式サイトより)

昨年に続き、ここシビウツアーで再びリーダージャージに袖を通すことができ、とてもいい気分です。今日は完璧にうまくいった。登りはすでに分かっていたし、シアンと一緒に適切なタイミングで移動することができた。

このステージ優勝は本当に嬉しいし、今日の素晴らしい働きをしてくれたチームメイトに感謝したい。特にチェザーレ・ベネデッティには、逃げ集団を取り戻した彼の努力に感謝したい。

明日の朝は上りTT、夕方には短いステージがあるので、ジャージを守るためにベストを尽くします。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞

シアン・エイテブルックスは総合でも3位に。いつ、プロ初勝利をあげてもおかしくない選手だ。