ダビデ・ピガンゾーリは、ヨナス・ヴィンゲゴーから「調子が良ければアタックしてもいい」と言葉をかけられていた。
しかし、ピガンゾーリは不調に苦しみ、ペースを上げることができない。その状況を見たヴィンゲゴーは、自ら鋭いアタックを仕掛け、集団から力強く飛び出していった。
ファンを驚かせたのは、その後方での展開だ。ヴィンゲゴーを見送った7位グループの追走集団の中から、ダビデ・ピガンゾーリがまずはスパート。
それを、アフォンソ・エウラリオがライバルを突き放す逆襲のアタックを仕掛けたのだ。見事に集団から抜け出したエウラリオは、そのまま力強いペースを刻み続け、ステージ7位でフィニッシュ。
この会心の走りにより、彼は新人賞の証であるマリア・ビアンカを確実なものとした。
ピアンカヴァッロの驚異的なスピード登坂
Pure grinta from 🇵🇹 Afonso Eulálio to hold on to the white jersey and his GC spot 🔥
🎥 diogocosta.00 pic.twitter.com/E74mktnBhc
— Domestique (@Domestique___) May 30, 2026
アフォンソ・エウラリオのこの日のパフォーマンスは、単なる新人賞獲得にとどまらない歴史的なものだった。
ピアンカヴァッロの登坂タイムにおいて、彼の記録は歴代15位という驚異的なスピードを叩き出している。
背後にどれほど強力な選手が迫っていようとも、決して怯むことなく自らアタックを仕掛けてみせるその走りは、彼の精神力と脚力の底知れなさを証明するものだった。
それは、第18ステージでも見られた。誰も攻撃しない。いやできないスピードの中で果敢にアタック。さらに下りでも逃げて見せた。中々いいよね。
所属するBahrain Victoriousにとって、今大会は決して順風満帆ではなかった。序盤でエースのサンティアゴ・ブイトラゴを失うという大きな痛手を負ったものの、エウラリオが見事にその穴を埋め、新人賞を確定させるとともに総合6位をキープ。
さらに、ベテランのダミアーノ・カルーゾも素晴らしい献身を見せた。
エウラリオを強力にアシストしながらも、自身も総合9位に食い込むという見事な活躍ぶりを見せ、チーム全体の総合力の高さを示した。
チームの強固な結束力
今日の走りについては?
今日はあまりできることはなかった。でも最後はいい戦いができたと思う。ダミアーノ・カルーゾは今日だけでなく、ジロの3週間、そしてジロの前の3週間もずっと助けてくれている。
以前から一緒に取り組んできたことだし、僕の周りの人たち全員が僕を信じてくれている。僕自身よりも信じてくれているんだ。みんなが「アフォンソ、君ならできる。他の選手よりも調子がいいし、回復も順調だ」と言ってくれる。周りの人が僕以上に信じてくれたんだ。
昨晩は少し緊張されていましたか?よく眠れましたか?
昨日の後はあまりモチベーションが上がっていなかった。今日はこれまでで最も過酷なステージの一つだった。自信はあまりなかったけれど、周りの人たちが常に「君ならできる」と言ってくれて、そこから力が湧いてきたんだ。
いつこのジャージを獲得できると確信したのですか?
最後の峠だね。峠の前にダミアーノ・カルーゾに、もし彼の方が調子が良いなら先に行っていいと伝えたんだ。
僕は今日あまり調子が良くないかもしれないからって。でも彼はすぐに、何があっても最後まで僕と一緒に残ると言ってくれた。それが大きな自信になったよ。
マリア・ローザ、そしてマリア・ビアンカ。この経験で何が変わりましたか?
このジロを決して忘れることはない。何があっても、永遠に僕の記憶に残り続ける。僕が経験したこのジロを忘れるなんて不可能だ。
アフォンソ、最後にもう一つだけお聞きします。目標は達成されましたね。最初から達成できると確信していましたか、それとも疑った瞬間はありましたか?
トップ10で終われれば、それだけで別世界のことだと思っていた時期もあった。実際のところ、ジロ・デ・イタリアでトップ10に入るのは非常に過酷で、簡単にできることではないんだ。
マリア・ビアンカを獲得して総合6位でフィニッシュし、マリア・ローザも着用した。何て言えばいいか分からないよ。このジロのことは絶対に忘れない。ありがとう。
長い登りは苦手と言っていたけれど、第19ステージ、20ステージと残っていた。これはジロの中で進化したということなのか。Team Visma | Lease a Bikeのコントロールが少し緩かったとは思えないけど。
カメラを向けられるとニコッと笑い、笑顔もいい。今後、チームの中での立ち位置が少し変わってきそうだ。






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