タデイ・ポガチャルは、新しい攻撃スタイルを目指そうとしている。
イタリアで行われたトレ・ヴァリ・ヴァレジーヌでは、残り120kmから攻撃を仕掛けた。
ポガチャルは、レムコ・エヴェネプールの独走勝利を見て、まねをしたという。「これは良い進化だと思う。サイクリングがより魅力的になりますからね。」と語っている。
ファンの喜ぶレースを
コメンテーターのMichel Wuytsは、ポッドキャストDeTribuneでレースの変化について語っている。
ここ30年で最も美しい進化を遂げていると思う。ファイティングスピリッツが溢れ、フィニッシュから70 km、さらに必要に応じてさらにすべてのストップを引き出すことを恐れない人がいる。それは真の革命だ。
レムコ・エヴェネプールがコッパ・ベルノッキ-GP BPMでその実力を発揮し、残り30kmから単独で独走し勝利を収めた。
ツール2連覇のタデイ・ポガチャルが同様のショーを見せようとした。トレ・ヴァリ・ヴァレジーヌでは、ポガチャルが、チームメイトのダヴィデ・フォルモロと一緒に、ゴールまで120kmの地点でアタックをかけた。
イタリアでのレース後の記者会見で、ポガチャルは
とにかくベストを尽くして、ロードを楽しみたかった。いずれにしても、私たちは間違いなく自分たちの足を試した。
このように、フィニッシュから遠く離れた場所での攻撃が増えている。これは良い進化だと思うし、レースがよりオープンで魅力的なものになる。
また、ファンにとってもサイクリングがより面白くなる。
また、ポガチャルは、遠くから攻撃するという戦術的な判断をした背景についても語っている。
雨が強く降っていたので、今日のようにコーナーやテクニカルな部分が多いコースでは、逃げたほうがいい場合もある。
パンクして、集団に戻ってしまったが、ダヴィデ・フォルモロがまだ前にいた。最終的には2位と3位になって表彰台に上り、チームにとっても良い結果となった。
タデイ・ポガチャルは、ツール以降調子が上がってこなかったが、ようやく足が回り始めている。
トレ・ヴァリ・ヴァレジーヌでは、パンクがなければダヴィデ・フォルモロがアシストにまわって、ポガチャルがアタックをかけて逃げていたはずだ。
攻撃的なレースは見ている側も面白い。これはイネオスが昨年のジロから始めた方法でもある。コントロールされて、待っているだげのレースはつまらないのだ。
調子を上げているタデイ・ポガチャルは、イル・ロンバルディアでシーズン締めくくりのレースを盛り上げてくれるはずだ。
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