東京オリンピック自転車競技個人タイムトライヤルでは、5位だったフィリッポ・ガンナ。
現在は、トラック競技でイタリア代表として走っている。
8月2日の男子チームパーシュート予選では、デンマークが3分45秒014のオリンピック記録で1位通過。
8月3日には、第1ラウンドが行われた。
男子チームパーシュート第1ラウンド
チームパーシュートは4km団体追抜とも呼ばれている。
1チームは4名で編成される。予選は2チームが同時にスタートし、4kmのタイムを測定。今回は8チームが予選に参加。
参加チームは予選順位順に
- デンマーク
- イタリア
- ニュージーランド
- 英国
- 豪州
- カナダ
- ドイツ
- スイス
本選は、2チームが、ホーム・ストレッチ(ゴール側の直線)とバック・ストレッチ(ゴールと反対側の直線)に分かれてスタートし、タイムを計測して優劣を競う。
ただ、4km走る間に半周差をつけて、反対側のチームを追い抜いた時点で競技は終了となる。
タイムの計測は、3番目の選手の前輪前端となる。
今日は第1ラウンドが行われた。フィリッポ・ガンナのイタリアチームは、第1ラウンド3組でニュージーランドと対戦。
フィリッポ・ガンナは一番外側で最後の出走。メンバーは
- シモーネ・コンソンニ(Simone Consonni)
- フィリッポ・ガンナ(Filippo Ganna)
- フランチェス・コラモン(Francesco Lamon)
- ジョナタン・ミラン(Jonathan Milan)
ニュージーランドとは大接戦で、途中タイムを逆転されている時もあったのだけど、ガンナが長引きして最後はギリギリで競い勝った。
タイムは、3分42秒307の世界新記録。ニュージーランドも速くて、3:42.397の好タイム。2チームとも凄い記録を出した。
まだ、決勝は明日なので更にタイムが良くなることが予想される。一体どこまで速くなるのか?
予選1位のデンマークは?
予選1位通過のデンマークは、第1ラウンド4組に登場。デンマークは記録の為に、すねにキネシオロジーテープを貼ってエアロ効果を狙っている。今日は貼ってなかったような。
対戦相手は、イネオスのイーサン・ヘイターがいる英国。
ただ、レースでは英国のライダーが一人遅れてしまったのに走り続けた。そのために、前を良くみていなかったデンマークのライダーがぶつかってしまう。
デンマークはすでに3人となっていたので、これで記録はなくなってしまった。
落車した英国のライダーは、ゴールまで走って4分28秒でゴール。この場合には、後ろの選手がコースを変えて抜いていかないといけなかったでしょうね。
ただ、ロードみたいに手を出して避けろとか後ろに合図もだせないし、難しいところか。英国は3人目のライダーだったので、走り続けないと記録はないし。
明日の決勝の組み合わせはイタリアとデンマークが金メダルをかけて争う。銅メダルをかけて、豪州とニュージーランドの対決となる。
ガンナは金メダルを取ることが出来るかな。また、世界記録が更新されると面白いんですけどね。
決腱は、8月4日15時25分から。
-
8月4日 トラック)男子チームパーシュート 決勝 /スプリント予選/女子ケイリン第1ラウンド 15:25 – 19:03
コメント