ワウト・ファンアールトは、ツール・ド・フランスの開幕週末にもっと多くのことを期待していただろう。
それは誰もが思っていたことで、第2ステージのミュール・ド・ブルターニュの登りで23位となり、8秒遅れでゴールしたグループに入った。
その昔、ワウト・ファンアールトはグリーンジャージに挑戦したいという思いも披露していた。だが、第3ステージからのスプリントには参加しないと言っている。
第2ステージを終えて
🇫🇷#TdF2021
Last 38 km 🏁
Can you spot @thebluetire ? 👀
The gap with the breakaway is now 1’43”. Our riders in 🖤💛 are still grouped in the peloton. pic.twitter.com/gdcexFK6nJ
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) June 27, 2021
第1ステージでは、1度目の落車に巻き込まれて追走を余儀なくされている。最後の登りではジュリアン・アラフィリップの後ろにつけていながら、反応出来ず。
追うことをあきらめ、プリモッシュ・ログリッチのアシストに徹した。
第3ステージでも、先頭付近にワウト・ファンアールトの積極的な姿は見られなかった。この時の状況をワウト・ファンアールト自身が語っている。
今の遠い場所よりも順位的にもっと期待していた。逆に言えば、もっとうまくやれる足がなかったということだ。
最初の登りではかなりいい感じだったが、最後の登りではしがみついて限界に達してしまった。申し訳ない。
ワウト・ファンアールトは、その後が明確で、ツールに向けての苦しい準備期間を上げている。盲腸で腹を切ったことは、やはりベストな走りをする時間を与えてくれなかった。
ベルギー選手権ではレムコと共に逃げだして勝利したが、2日連続で勝利を見逃したことは、現在の足が不足していることを表している。
我慢して現状を受け入れなくてはいけない。
節約する
Ik keek als opwarming voor zaterdag terug op mijn vier overwinningen in de Tour de France. Let’s go! #givesyouwingshttps://t.co/6LzWXvDf3L
— Wout van Aert (@WoutvanAert) June 24, 2021
ワウト・ファンアールトは、ツール・ド・フランスで3回のスプリント勝利をあげており、このツールでもスプリント勝利を見ることを楽しみにしているファンも多い。
だが、第3・4ステージのスプリントには参加しないと言う。
その理由について
プリモッシュに集中することと、自分がタイムを落とさないようにすることの両方を行うのは少し難しい。
しかし、2列目からのGCライダー同士のバトル見るのは圧巻ですね。リーダーのログリッチは3位でゴールし、総合順位は4位となった。
プリモッシュはボーナスタイムも拾えたし、それ以上のダメージは受けていないので、良いポジションにいると思う。すべてはスムーズに行われている。
今はタイムトライアルが第一の目標だ。
次の2つのステージは私に合ったスプリントだが、イエローから31秒よりも、もう少し近くにいたいと思っていた。
タイムトライアルでイエロージャージを獲得するチャンスがあると思っている。スプリントに参加する前に、それに賭けるつもりだ。
タイムトライアルでベストを尽くせるように、これからの数日間で可能な限り節約したいと思っている。
う~ん、ワウト・ファンアールトがスプリントに参加しないなんて。
カレブ・ユアンとのガチンコ対決を楽しみにしていたのに残念。ワウトはTTでイエローと言っているけど、エースのプリモッシュ・ログリッチのほうが断然有利だろう。
プリモッシュ・ログリッチは総合3位で13秒差。ワウト・ファンアールトがトッブに立つには、44秒プリモッシュ・ログリッチよりも速く走らないといけない。
第5ステージのTTは27.2kmあるが、ワウト・ファンアールトがログリッチよりも30秒以上速く走るのは今の状態で難しいのではないかな。
更に総合2位のタデイ・ポガチャルもTTは得意だ。出来れば節約せずに、スプリントで一流スプリンターと対決して貰いたかったなあ~。
思いなおして、スプリントに参加してくれたら嬉しいのだけど。
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