Deceuninck-Quick-StepのGM、パトリック・ルフェーブルは間もなく、マーク・カヴェンディシュとの来年の契約について話し合う予定だ。
今年最低限の契約金額で契約したが、予想以上の働きをしているのは間違いない。
さらに、パトリック・ルフェーブルはツール・ド・フランスについて、マーク・カヴェンディシュと話をしているともHetNieuwsbladのコラムで言及している。
サム・ベネットの出場が難しくなりつつあるからだ。
ツール出場について
It’s not the perfect selfie and you can’t even see the face of some of our riders, but that’s not the point.
They (and we) are all smiling, as this is the first day fans could come to the start of a Belgian race in more than a year and this just fills our heart with happiness 💙 pic.twitter.com/xiMCsWNIPj
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) June 11, 2021
パトリック・ルフェーブルは先週、マーク・カヴェンディシュと夕食を共にしている。
その時の話で、マーク・カヴェンディシュに大きなラウンドでレースがしたいか尋ねたそうだ。
マーク・カヴェンディシュの答えは「いいえ、この給料ではあり得ない」と答えている。
パトリック・ルフェーブルはこれについて、コラムで次のように書いている。
それは皮肉に聞こえるかもしれないが、彼の見解を理解している。マークはシーズンの土壇場でチームに加わった。
当時、ツールなどまったく問題外だった。期待は最小限だったので、彼は最小限の契約に署名した。
今はカードが違う。彼のレベルは予想よりはるかに良い。トルコのツアーでは4つのステージに勝った。
マークはスヘルデプライスでも自由奔放で、エルフステッドロンデではスプリントで少なくともティム・メルリエと同じ速さだった。
マークはまだスピードを持っている。しかし、彼がツール・ド・フランスを待っていないことを私は理解している。
彼にとって、それはメディアの虫眼鏡の下で、圧力の下で運転することを意味する。
彼が勝利に近づくと、誰もがエディ・メルクスの記録について話し始める。彼はツールで34ステージを勝ち取り、マークは現在30勝だ。
最低限度の給与のスプリンターがチームの頭を飾ることはあり得ないということか。プレッシャーに見合う給与を貰っていないとも取れる。
逆に言えば、ツールの前に、契約更新が行われたらツール出場もあるのだろうか?
ただ、当然メディアは騒ぎ立てるのでプレッシャーは相当なものになるはず。どうなるやら。
サム・ベネットのツールは厳しいかも
サム・ベネットはトレーニングで膝を痛めている。
膝蓋腱の炎症で、これは持続的に続く損傷。
チームでは、これまでトム・ボーネン、ゼネク・スティバル、アンドレア・パジオーリが同じ症状となっているが、いずれも手術などをしている。回復まで時間がかかるということだ。
サム・ベネットの場合には、6月14日までトレーニングを休んで様子をみることになっている。
ツールまで2週間を切っており、調整のトレーニングなどを考えると出場は難しいかもしれない。その場合のスプリンターの代わりはいないとパトリック・ルフェーブルは語っている。
ファビオ・ヤコブセンも クリテリウム・デュ・ドーフィネで、まだ準備が出来ていないことが確認された。マーク・カヴェンディシュの出場もないだろう。
現在ツールのロングリストには7名の名前しかない。あと一人が誰になるのかギリギリまでメンバーの発表はないだろう。
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