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トム・ピドコックはアムステルゴールドの写真判定を疑問視するツイートを削除 疑っている? 【追記】

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Photo credit: Al Case on Visualhunt.com
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アムステルゴールドのゴール判定は、これまでで最も僅差のタイム差だったと言われている。

ワウト・ファンアールトとトム・ピドコックのタイム差は、実に0.004秒!

この写真判定について、トム・ピドコックはツイートで率直な意見を書いていたが、すぐに削除した。

このゴール判定については、多くの憶測が流れており角度が違えばトム・ピドコックが勝っているように見えるものもある。

 

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写真判定は100%

UCIの陪審員がゴール直後に決定したスマホ画像をトム・ピドコックに見せている

 

あまりにも僅差のためにゴール判定は数分遅れた。トム・ピドコックも、見せて貰ったから納得していたのかと思っていたけど。

上のツイートの動画でもあるように最終的には、真横から撮られた画像で判定されている。まあ、これは当然だ。

 

こちらはワウト・ファンアールトのインスタグラム

 
 
 
 
 
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上の写真を拡大してみよう。

トム・ピドコックが勝っている? 上記写真より

 

ワウト・ファンアールトのホイールは浮いているように見える。ゴールラインには、トム・ピドコックのホイールがついているので勝っているようにも見える。

これが多くの疑念を生み出したようだ。角度が違えば見え方も違う。テレビカメラでは、この角度で取られおり広角レンズが使用されている。

この映像を見せられたらトム・ピドコックが勝っていると思われても仕方ない。

 

こちらが削除されたトム・ピドコックのツイート

photo cyclingweekly.com

 

トム・ピドコックは、ゴールラインの真ん中の黒い線よりも、前にカメラがあるんじゃないかということを疑問視している。

 

トム・ピドコックはツイートで

Twitterには多くの憶測が飛び交っている。結果を確認するために写真判定が使用される。

しかし、昨日の写真は答えられたよりも多くの質問を生み出したようだ。これは正しくありません。写真判定は100%正確であり、将来的に行われる必要がある。

 

トム・ピドコックはレース後にも、

良いレースに乗った。レースでは最強だったと思う。その気持ちに満足している。しかし、違いが非常に小さいのはイライラする。

皆が応援してくれたので勝ったと思った。だが、それははっきりしていないと言われた。もちろん、勝ちたかったのに…..

まあ、相当悔しかったのだろう。ツイートでも最後には、写真判定の正当性を認めており判定には従っているようだ。

スプリントの開始をもっと早くしていれば勝てたかもとも。

それともう一つ。ワウト・ファンアールトはボトルを捨てているが、トム・ピドコックはつけたまま。これがなければ0.004秒が更に縮まっていたかもしれない。

 

UCIの規則では

 

カメラはフニッシュラインの上のトラックに配置されたカメラから撮影されたもの。フニッシュラインは34cmの白い領域と4cmの黒い中間線、再び34cmの白い領域で構成されている。

UCIは写真判定に対する主催者の責任を説明しているが、ワールドツアーレースでは、2台のバックアップコンピューターに記録する2台のカメラが道路の反対側に配置される。

 

photo the-timekeeping-guide-for-provider.pdf

1秒当たり最低3,500枚の画像を自動的にキャプチャし、タイミングは1/1000秒まで正確である必要がある。

 

photo the-timekeeping-guide-for-provider.pdf

ラインと位置合わせという説明では、カメラはレース方向のフニッシュラインの直前に白いセクションと位置合わせする必要があると書かれている。

白い背景により、コミセールはカメラ位置を確認できる。カメラ、フニッシュライン、ガントリーは完全に位置合わせされいる必要がある。

上記のUCIのガイドブックに付属する画像では、カメラ位置が黒い線の内側34cmのどこかにあることを示唆している。

ただ、実際にはフィニッシュラインの黒い線が始まる直前の1ビクセルに照準が合わされている。

 

私達が見る写真判定画像は1つの画像ではなく、小さな間違いのない何千ものスナップショットの合成となっている。

スポークが歪んで見えるのがわかるだろうか?

上の写真の横軸は距離ではなく時間を表している。高速で移動するパーツは水平方向に圧縮され、低速のパーツは水平方向に引きのばされる。

上部の動きの速いスポークは、開口部のスリットを速く通過するため、湾曲が少なくなっている。写真上での時間の経過に伴う位置は、フィルムにさらされる時間が短いため、水平方向に圧縮される。

 

フィニッシュラインは、真ん中の黒い線なのか、白い領域なのかと言われると答えはどちらでもないことになる。

黒い線はフニッシュラインの配置を視覚的に近似したものだが、フォトフィニッシュカメラからの結果が正確なゴールラインの位置となる。

UCI規則によると、写真判定が示すものが評決の最終的なものになると規定されている。

フィニッシュは、前輪のタイヤがフィニッシュラインの始点から立ち上がる垂直面に出会った瞬間に発生する。

「この目的のために、写真判定の評決は最終的なものでなければなりません」とUCI規則の41ページのセクション1.2.100には書かれている。

今回、テレビ映像の画像と写真判定の画像が異なると言う非常に珍しい例となった。斜めから見た場合と、真横から見た場合では違って見えるということだ。

だが、結論としてワウト・ファンアールトが2021アムステルゴールドレースの勝者であることには変わりない。

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