30歳になったナセル・ブアニ(Team Arkéa Samsic)は、ミラノ~サンレモでの勝利を夢見ているが、「ラ・プリマヴェーラ」での勝利は簡単なことではないことに気付いている。
フランスで行われたエトワール・ド・ベセージュでは、第1ステージで2位。第2ステージでは早掛けして6位と勝利には結びつかなかったが、良い足を見せてくれた。
ナセル・ブアニは何故、ミラノ~サンレモでの勝利は難しくなったのか語ってくれている。
厳しいミラノ~サンレモ
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アルケア・サムシックのスプリンターは、過去にミラノ~サンレモで4位、6位、8位の成績を残している。
それは美しいレースだし、自分にも似合うレースだ 。もちろん、決勝はチプレッサとポッジョの登りがあり難しい。
ここ数年、多くのパンチャーが参加して、近年優勝争いをすることがさらに難しくなっていると思う。
みんなポッジョに乗って逃げることを希望している。
そうなると、スプリンターにとっては大変なことになるんだ。ワゴンをつないで生き残ることは本当に重要だが、それは信じられないほど難しい。
2020年のミラノ~サンレモでは、ポッジオの登りからジュリアン・アラフィリップが逃げ、ワウト・ファンアールトが下りで合流して二人で逃げ切っている。
2019年も10人が抜け出して、ジュリアン・アラフィリップが勝利。スプリンターの勝利となると2016年のアルノー・デマールまでさかのぼらないといけない。
パンチャーがスプリントを嫌って逃げることを選択するので仕方がないことだ。まあ、ファンもそちらのほうが見ごたえがありますしね。
ツール・ド・フランスについて
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ナセル・ブアニは今年もイタリアの春のクラシックで好成績を残したいと考えている。
ブアニは、ミラノ~サンレモに向けてツール・ド・ラ・プロヴァンスとパリ~ニースに出場する。
今年のツール・ド・フランスではスプリンターのためのステージが8回あり、ブアニは出場したいと思っているが、まだ期待はしていない。
今シーズンはレースで勝ちたい、それが一番の目標だ。ツールのことはまだ考えていない。
まだまだ先は長い。ツール・ド・ラ・プロヴァンスを皮切りに、今後のレースに集中していく。ベージュの星で自分の状態を改善することができた。
ナセル・ブアニは2019年は一度も勝てなかったが、2020年Arkéa Samsicに移籍して4勝をあげることが出来た。
最近は、暴行騒ぎや乱闘などもしておらずおとなしくしている。
ツールはレーススケジュールの中に入っており、スプリンターステージでは活躍する機会もあるだろう。
ブエルタやジロでの勝利はあるが、ツールはまともに走れたことがないので今年がチャンスの年となる。チームに勝利をもたらすことが出来るだろうか。
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