2020シクロクロスワールドカップ第1戦ターボルの女子エリートレースで、落車により前腕をディスクブレーキでケガしてしまった世界ジュニア王者シリン・ファンアンローイ(Shirin van Anrooij)18歳。
実に25針も縫うケガを負ったが、感染症のために2度目の手術まで受けていた。
怪我も治り、シクロクロスレースにも、ようやく復帰する。シクロクロス世界選手権での目標も決まったようだ。
世界選手権の目標
シリン・ファンアンローイは、18歳ながらテスト生として女性のワールドチームTrek-Segafredo Women に8月から参加している。
2021年からは正式メンバーとしてワールドツアーレースでロードも走る。
現在は、Trek-Segafredo Women のトレーニングキャンプで走っており、1月21日にはキャンプを終えて、シクロクロスレースに参加する。
1月23日の X2Oトロフェー第6戦 ハンメ、1月24日のワールドカップ第5戦 オーベレルエイセでシクロクロスに復帰する予定だ。
そして、1月31日の世界選手権にも出場する予定だと、シリン・ファンアンローイは語っている。
世界選手権に出たいと思っていたし、それが今シーズンのシクロクロスの目標だった。腕と膝の状態ですべてが計画通りにいけば、スタートラインに立つことができるでしょう。
シリン・ファンアンローイは、U23に出場しレインボージャージを目指す。
18歳でU23でいきなり優勝というのは難しいかもしれないが、ライバルの状況によってはあり得ますね。
ただ、ケガの療養によって長くトレーニングしていないので、それが心配ですね。シクロクロスはレースでしか、その強度が体験できないと言われているし。
事故での様子を語る
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シリン・ファンアンローイは、ディスクブレーキで腕を切った時の様子についても話してくれている。
何が起こったのか誰も本当に理解していないし、私も理解していない。
前列1列目で2人の女の子がぶつかり合って墜落した。私には行き場がなくて、そのまま彼女たちの上を通り過ぎてしまった。
お腹に強くぶつかったんだけど、ディスクブレーキに触れたのか、それが腕に直撃してしまったでしょうね。
2度の手術を受けたけど、回復するのに時間がかかった。運が悪かっただけで、誰にでも起こりうることだった。ディスクブレーキであんなに大きな傷を負う人はいないよ。
ディスクブレーキでの事故は、何件か報告されており2019年パリ~ルーベU23のクラッシュでも起きている。
世の中に絶対はないので、起きる可能性はこれかもあるでしょう。危険性については認識していないといけないですね。
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