噂されていた通り、アダム・イェーツはミッチェルトン・スコットからイネオスに移籍となった。
兄のサイモン・イエーツがミッチェルトン・スコットと契約延長を結んだ時から、すでに兄弟は違う道を選んでいたことになる。
これまでは、兄弟同時に契約発表というのが常だったのだから。
2年契約
7年間チームに在籍したが、ついに違うチームに移籍する。アダム・イェーツの移籍発表はサイモン・イエーツの発表から48時間以内に行われた。
アダム・イェーツは今年ツール・ド・フランスに出場することになっている。来年からはサイモン・イエーツがエースとして走ることになるはずだ。
そうすると、来シーズン、ツールにアダム・イェーツが出場した場合には、山岳で争うことになる。兄弟対決となるが、まあ出場してもアダム・イェーツは山岳アシストとして出るでしょうけど。
グランツアーのリーダーの立場はない。数日のステージでのリーダーというのが与えられる最大の役割だろう。
2014年スカイに移籍という話があった時は、
スカイに行くと、奴隷のようにフロントで作業することになり、私はその大ファンではありません。
と発言していた。
現在のチーム事情を考えるとそうも言ってはいられなくなったということか。
今回の移籍では、ドメスティックの役割をすることも視野にいれているだろう。だが、28歳という年齢を考えるとこれから彼の最盛期を迎えることになる。
成績次第では、リーダーの道も開けるはずだ。何故なら、過去の実績など全く通用しない、実力だけでメンバーを選ぶチームなのだから。
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